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公開番号2025135666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033538
出願日2024-03-06
発明の名称電源装置および増幅装置
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類H03F 1/02 20060101AFI20250911BHJP(基本電子回路)
要約【課題】簡素な構成で、増幅器の出力信号の歪を抑制しつつ所望の出力信号レベルを得ることができる技術を提供する。
【解決手段】電源装置10において、電源部12は、増幅器50に電源電圧Vpを供給する。電流検出部14は、電源部12から増幅器50に供給される電源電流Ipを検出する。取得部16は、電源電圧Vpに対応する上限電流しきい値を取得する。電源電圧Vpが高いほど、上限電流しきい値は大きくなる。制御部18は、電流検出部14で検出された電源電流Ipが、取得部16で取得された上限電流しきい値以上になった場合、電源電圧Vpを増加させるように電源部12を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
設定された電源電圧を増幅器に供給する電源部と、
前記電源部から前記増幅器に供給される電源電流を検出する電流検出部と、
前記電源電圧と上限電流しきい値との関係が予め保持されており、前記電源電圧を検出して対応する前記上限電流しきい値を取得する取得部と、
前記電流検出部で検出された前記電源電流が、前記取得部で取得された前記上限電流しきい値以上になった場合、前記電源部を制御して前記電源電圧を増加するよう設定する制御部と、
を備えることを特徴とする電源装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記取得部は、前記電源電圧と下限電流しきい値との関係が予め保持されており、前記電源電圧を検出して対応する前記下限電流しきい値を取得し、
前記制御部は、前記電流検出部で検出された前記電源電流が、前記取得部で取得された前記下限電流しきい値以下になった場合、前記電源部を制御して前記電源電圧を減少するよう設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記電流検出部で検出された前記電源電流が、前記取得部で取得された前記上限電流しきい値以上になった場合、前記電源電圧が第1電圧に増加するように前記電源部を制御し、
前記制御部は、前記電流検出部で検出された前記電源電流が、前記取得部で取得された前記下限電流しきい値以下になった場合、前記電源電圧が第2電圧に減少するように前記電源部を制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
【請求項4】
前記第1電圧は、前記電源電圧が第3電圧であり、かつ、前記電源電流が前記上限電流しきい値のとき、当該電源電流と等しい前記下限電流しきい値に対応する前記電源電圧と、前記第3電圧との中間の電圧であり、
前記第2電圧は、前記電源電圧が第4電圧であり、かつ、前記電源電流が前記下限電流しきい値のとき、当該電源電流と等しい前記上限電流しきい値に対応する前記電源電圧と、前記第4電圧との中間の電圧である、
ことを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
【請求項5】
増幅器と、
前記増幅器用の電源装置と、を備え、
前記電源装置は、
設定された電源電圧を前記増幅器に供給する電源部と、
前記電源部から前記増幅器に供給される電源電流を検出する電流検出部と、
前記電源電圧と上限電流しきい値との関係が予め保持されており、前記電源電圧を検出して対応する前記上限電流しきい値を取得する取得部と、
前記電流検出部で検出された前記電源電流が、前記取得部で取得された前記上限電流しきい値以上になった場合、前記電源部を制御して前記電源電圧を増加するよう設定する制御部と、
を有することを特徴とする増幅装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源装置および増幅装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、増幅装置本体の動作保証電圧を確保可能な消費電力の最大値を算出し、消費電力が最大値を超えないようにできるオーディオ信号の信号レベルの制限値を算出し、入力されたオーディオ信号の信号レベルを、制限値を超えないように制限する技術を開示する。
【0003】
非特許文献1は、高周波の入力信号から振幅情報を取り出し、振幅情報に応じて高周波増幅器の電源電圧を変化させる技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-21840号公報
【非特許文献】
【0005】
幸長俊郎、藤原誠司、「基地局用高電力高効率増幅器技術」、パナソニック技報、2009年4月、Vol.55、No.1、p.27-29
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
高出力、低歪の増幅器が求められている。しかし、特許文献1の技術では、入力信号レベルを調整するため、使用者の求める出力信号レベルが得られない可能性がある。
【0007】
非特許文献1の技術では、使用者の求める所望の出力信号レベルを得られるが、入力信号から振幅情報を取り出すための高精度な高周波回路が必要である。
【0008】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構成で、増幅器の出力信号の歪を抑制しつつ所望の出力信号レベルを得ることができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電源装置は、設定された電源電圧を増幅器に供給する電源部と、電源部から増幅器に供給される電源電流を検出する電流検出部と、電源電圧と上限電流しきい値との関係が予め保持されており、電源電圧を検出して対応する上限電流しきい値を取得する取得部と、電流検出部で検出された電源電流が、取得部で取得された上限電流しきい値以上になった場合、電源部を制御して電源電圧を増加するよう設定する制御部と、を備える。
【0010】
本発明の別の態様は、増幅装置である。この装置は、増幅器と、増幅器用の電源装置と、を備える。電源装置は、設定された電源電圧を増幅器に供給する電源部と、電源部から増幅器に供給される電源電流を検出する電流検出部と、電源電圧と上限電流しきい値との関係が予め保持されており、電源電圧を検出して対応する上限電流しきい値を取得する取得部と、電流検出部で検出された電源電流が、取得部で取得された上限電流しきい値以上になった場合、電源部を制御して電源電圧を増加するよう設定する制御部と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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