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公開番号2025141289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041160
出願日2024-03-15
発明の名称路面滑り抵抗回復装置および路面滑り抵抗回復方法
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人プロウィン
主分類E01C 23/00 20060101AFI20250919BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】騒音や粉塵の発生を抑制し環境負荷を低減しつつ、路面の滑り抵抗値を均一に回復することが可能な路面滑り抵抗回復装置および路面滑り抵抗回復方法を提供する。
【解決手段】路面(G)に対してレーザ光(L)を照射するレーザ光照射部(30)と、レーザ光(L)が照射される路面(G)上の照射位置を変更する照射位置変更部(40)とを備える路面滑り抵抗回復装置(100)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
路面に対してレーザ光を照射するレーザ光照射部と、
前記レーザ光が照射される前記路面上の照射位置を変更する照射位置変更部とを備えることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載の路面滑り抵抗回復装置であって、
前記レーザ光照射部および前記照射位置変更部を保持するフレーム部と、
前記路面上で前記フレーム部を移動可能に載置するキャスター部を備えることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
【請求項3】
請求項1に記載の路面滑り抵抗回復装置であって、
前記照射位置変更部は、前記路面に平行な面内で前記レーザ光照射部を移動させることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
【請求項4】
請求項1に記載の路面滑り抵抗回復装置であって、
前記照射位置変更部は、前記照射位置を一定速度で変更することを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
【請求項5】
請求項1に記載の路面滑り抵抗回復装置であって、
前記レーザ光照射部が照射する前記レーザ光の強度は、10W以上500W以下の範囲であることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
【請求項6】
請求項1に記載の路面滑り抵抗回復装置であって、
前記レーザ光照射部が照射する前記レーザ光は、パルス状であり、10kHz以上500kHz以下の範囲であることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
【請求項7】
請求項1に記載の路面滑り抵抗回復装置であって、
粉塵を吸引する集塵部を有し、
前記レーザ光照射部と前記照射位置の間に前記集塵部の集塵ノズルが配置されていることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
【請求項8】
請求項1から7の何れか一つに記載の路面滑り抵抗回復装置であって、
前記レーザ光照射部は、振幅Wで前記レーザ光を前記路面に照射する光走査部を有し、
前記照射位置変更部の一回の移動距離は、前記振幅Wの半分であることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
【請求項9】
路面に対してレーザ光を照射するレーザ光照射工程と、
前記レーザ光が照射される前記路面上の照射位置を変更する照射位置変更工程とを備えることを特徴とする路面滑り抵抗回復方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路面滑り抵抗回復装置および路面滑り抵抗回復方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の移動体の走行性能を試験する目的や、特殊な状況における運転技術を訓練するために、路面の滑り抵抗(μ値)が低いテストコースが用いられている。このようなテストコースは、路面上に水溜まりが生じた状態や路面凍結状態、圧雪状態を再現するために、道路表面をμ値の低いタイルで覆った構造を備えている(例えば特許文献1-3を参照)。
【0003】
従来の低μ路面用タイルとしては、玄武岩を溶融して鋳型に流し込み成形したタイルが知られている。また、このタイル上に散水することで、0.4未満の低いすべり抵抗(μ値)を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3064774号公報
特開2000-290915号公報
特開2005-240305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような路面滑り抵抗が低いテストコースは、試験車両の走行による摩耗や経年劣化等により、路面の表面状態が変化して滑り抵抗値(μ値)が変化してしまうという問題があった。そこで、滑り抵抗値が変化したテストコースの路面に対して薬剤を散布する方法や、路面を研削する方法等を用いて、所望の滑り抵抗値となるように路面の表面状態を調整することが行われている。
【0006】
しかし、路面の表面を機械的に研削する方法では、騒音の発生や粉塵の飛散が避けられず、騒音対策や粉塵防止対策を別途設ける必要があった。また、路面に薬剤を散布する方法では、路面の傾斜や凹凸によって薬剤を均一に散布できない領域が発生した場合に、テストコース全体での滑り抵抗値を一定に制御することが困難であった。また、路面に散布した薬剤は地中に浸透するため、薬剤の種類によっては土壌回復作業が必要になるなど、環境負荷が増加するという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、騒音や粉塵の発生を抑制し環境負荷を低減しつつ、路面の滑り抵抗値を均一に回復することが可能な路面滑り抵抗回復装置および路面滑り抵抗回復方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の路面滑り抵抗回復装置は、路面に対してレーザ光を照射するレーザ光照射部と、前記レーザ光が照射される前記路面上の照射位置を変更する照射位置変更部とを備えることを特徴とする。
【0009】
このような本発明の路面滑り抵抗回復装置では、レーザ光照射部から路面に対してレーザ光を照射し、照射位置変更部で照射位置を変更することで、レーザ光で均一に路面にブラスト処理を施し、騒音や粉塵の発生を抑制し環境負荷を低減しつつ、路面の滑り抵抗値を均一に回復することが可能となる。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記レーザ光照射部および前記照射位置変更部を保持するフレーム部と、前記路面上で前記フレーム部を移動可能に載置するキャスター部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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