TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025129473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026122
出願日
2024-02-26
発明の名称
床版敷設シール材
出願人
共和ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01D
19/00 20060101AFI20250829BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】桁と床版との間に充填するグラウトの漏れ止めをするシール材について、予め形成された桁と床版との間に嵌め込めるようにする。
【解決手段】桁と床版との間で型枠材として使用されてグラウトが充填される充填空間を形成する、棒状の弾性材からなる床版敷設シール材11において、棒状をなす本体部12を高圧縮応力のスポンジで構成する。本体部12には、桁の上面と床版の下面とで予め形成された隙間に嵌め込まれて桁の上面に対応する桁対応面と、床版の下面に対応する床版対向面を形成し、これら桁対応面と床版対応面に、水分を吸収して膨張する水膨張不織布13を被覆する。そして、水膨張不織布13を含めた全体の高さを充填空間の高さよりも2mm~5mmほど高くする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
桁と床版との間で型枠材として使用されてグラウトが充填される充填空間を形成する、棒状の弾性材からなる床版敷設シール材であって、
棒状をなす本体部が、高圧縮応力のスポンジで構成されるとともに、桁の上面と床版の下面とで予め形成された隙間に嵌め込まれて桁の上面に対応する桁対応面と床版の下面に対応する床版対向面を有し、
桁対応面と床版対応面に、水分を吸収して膨張する水膨張不織布が被覆され、
水膨張不織布を含めた全体の高さが充填空間の高さよりも高い
床版敷設シール材。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記水膨張不織布が熱圧縮による後加工で製造時よりも厚さを低減したものである
請求項1に記載の床版敷設シール材。
【請求項3】
前記本体部の長手方向の両端面にも水分を吸収して膨張する水膨張不織布が被覆された
請求項1または請求項2に記載の床版敷設シール材。
【請求項4】
前記本体部の25%圧縮応力が30~90kPaであり、水膨張不織布を含めた全体の高さと充填空間の高さとの差が2mmから5mmまでに設定された
請求項1または請求項2に記載の床版敷設シール材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、たとえば橋梁や高架橋などの新設や改修において桁の上に床版を敷設する際に使用される床版敷設シール材に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
床版は、棒状の弾性材からなるシール材を介して桁の上面に載置されたのち、桁と床版とシール材で囲まれた充填空間にグラウトが充填されて、桁に対して固定される。強固な固定を行うためには、粘度の低いグラウトが漏れないようにシール材の取付けをしなければならない。
【0003】
しかし、床版は桁の上面に置いたシール材の上に載置される。重量のある床版はクレーンで吊り下げられて載置され、弾力性を有するシール材の上に一旦のせられたのち、位置を正しくするためにシール材の上でずらす必要がある。このときに、床版とシール材が強く擦れてシール材を損傷してしまうことがある。シール材が破損してグラウトが漏れると、床版と桁との間に隙間ができて床版の支持強度が低下することがある。
【0004】
このような不都合を回避するため、下記特許文献1のシール材(床版支持用漏止養生材)では、ゴム製のパッキン材の上面全域に摩擦係数が小さな表面をもつ滑りテープを貼着した、という構成を採用している。
【0005】
図10は、特許文献1の図4~図6を写したものであり、図10の(b)(c)に見られるように、シール材101は縦断面四角形のパッキン材102の上面全体に滑りテープ103を有している。図10の(a)は床版支持構造の平面図であり、特許文献1の図4に対応している。同様に、図10の(b)は要部の断面図であり、特許文献1の図5に対応し、図10の(c)は要部の側面図であり、特許文献1の図6に対応している。
【0006】
図10中、104は桁であり、桁104の長手方向沿ってシール材101が平行に配設されている。桁104の上面には位置決めピン(スタッドジベル)105が長手方向所定間隔で一対ずつ配設され、この位置決めピン105で位置決めされて床版106が桁104の長手方向に沿って並べられる。床版106のハンチ部106aには、位置決めピン105が入る部分であるとともにグラウトの充填口となる貫通孔107が設けられる。貫通孔107の近傍には支持ボルト108が螺合貫通されており、支持ボルト108の先端がハンチ部106aから下方に突出している。支持ボルト108の突出長さで充填空間の高さを決めることになる。なお、(c)における106bは、床版106の下端部から接合側に突出する接合片部、109は、接合のための鉄筋の折り返し部である。
【0007】
施工において、床版106を吊り下げてハンチ部106aをシール材101の上に載置にすると、図10の(c)に見られるようにシール材101が床版106よって所定度合い圧縮され、所定高さの充填隙間ができる。圧縮率は一般に40%から60%程度である。このとき床版106とセット済みの床版106との間には隙間があり、セット済みの床版106との隙間を詰めるように床版106を移動させる必要がある。シール材101の上面に滑りテープ103があることによって床版106の移動時に作用する摩擦抵抗が小さくなるので、移動に要する力が小さくて済むとともに、シール材101が変形しにくくなる。このため、床版106の貫通孔107からグラウトを充填空間内に充填すると漏れなしに充填できる、とされている。
【0008】
滑りテープ103の存在によって床版106の移動に際しての作業負担とシール材に対する負担が軽減されるものの、床版106の位置合わせは、床版106の荷重によって圧縮変形したシール材101の上で滑らせて行われる。このため、移動に際して少なからず応力が発生するので、正確な位置合わせは必ずしも容易ではない。
【0009】
そのため、床版を敷設する範囲のうちの一部についてシール材を後嵌めにしたい要求がある。すなわち、床版を桁上の正しい位置に部分的に載置してから桁と床版との間にシール材を嵌めることが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特許第3066432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
共和ゴム株式会社
床版敷設シール材
9日前
積水樹脂株式会社
防音壁
1か月前
GX株式会社
仮設防護体
4日前
日本精機株式会社
路面投影装置
19日前
積水樹脂株式会社
パネル連結構造
1か月前
範多機械株式会社
路面切削機
20日前
平岡織染株式会社
遮熱性透水人工芝
1か月前
フジイコーポレーション株式会社
除雪機
1か月前
GX株式会社
仮設防護体連結構造
23日前
株式会社クライム
路面カッター
1か月前
日鉄建材株式会社
掩体及び掩体の構築方法
1か月前
株式会社トーテック
赤外線融雪装置
1か月前
株式会社NIPPO
建設機械用凹凸ロール
1か月前
株式会社トーテック
赤外線融雪装置
1か月前
株式会社トップ
立て看板用スロープおよび立て看板
24日前
株式会社幸和道路
自走式道路路面標示文字描画車両
3日前
株式会社八木熊
進路標示具
1か月前
株式会社三共
足場用移動屋根装置及び橋梁用足場
5日前
日鉄神鋼建材株式会社
防護柵
1か月前
株式会社NIPPO
引抜装置
1か月前
株式会社NIPPO
舗装構造体の製造方法
1か月前
十武建設株式会社
舗装材吹付け装置、および吹付け施工方法
3日前
酒井重工業株式会社
振動ローラ
23日前
株式会社大林組
新設床版の設置工法
26日前
株式会社栗本鐵工所
検査路及びステップ
12日前
共和ゴム株式会社
床版敷設シール材
9日前
株式会社NIPPO
アスファルト温度表示装置
1か月前
株式会社NIPPO
アスファルトフィニッシャ
1か月前
日本環境アメニティ株式会社
吊下げ式減音装置及び高架橋
25日前
株式会社NIPPO
路面切削装置及び路面切削方法
16日前
三井住友建設株式会社
橋梁の床版取替工法
1か月前
五洋建設株式会社
床版部材設置装置及び床版部材の設置方法
3日前
ベルテクス株式会社
壁高欄部材及び壁高欄
1か月前
株式会社NIPPO
半たわみ性舗装及びその施工方法
17日前
株式会社NIPPO
再生アスファルト混合物の製造方法
3日前
株式会社マキタ
作業機およびアタッチメント
1か月前
続きを見る
他の特許を見る