TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025144441
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024044210
出願日
2024-03-19
発明の名称
入力回路、および半導体装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
H03K
19/0175 20060101AFI20250925BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】入力端子間に電流が流れることを抑制しつつ、BTI現象が生じることを抑制できる入力回路、およびそのような入力回路を備える半導体装置を提供することである。
【解決手段】入力回路は、第1電圧が印加される第1入力配線部と、第2電圧が印加される第2入力配線部と、第1出力配線部と、第2出力配線部と、第1電圧と第2電圧との少なくとも一方に基づいて、第3電圧を生成する電圧生成回路部と、第1入力配線部と第1出力配線部との間に配置される第1トランジスタと、第2入力配線部と第2出力配線部との間に配置される第2トランジスタと、を持つ。第1トランジスタの駆動端子および第2トランジスタの駆動端子には、第3電圧が印加される。第1電圧と第2電圧との差が第1所定値よりも大きい場合、第1電圧と第2電圧とのうち低い方の電圧と第3電圧との差は、第1電圧と第2電圧との差よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
差動対を構成する一対の差動トランジスタにおける駆動端子のそれぞれに電圧を入力する入力回路であって、
第1電圧が印加される第1入力配線部と、
前記第1電圧とは異なる第2電圧が印加される第2入力配線部と、
前記一対の差動トランジスタの一方に電圧を出力する第1出力配線部と、
前記一対の差動トランジスタの他方に電圧を出力する第2出力配線部と、
前記第1電圧と前記第2電圧との少なくとも一方に基づいて、第3電圧を生成する電圧生成回路部と、
前記第1入力配線部と前記第1出力配線部との間に配置される第1トランジスタと、
前記第2入力配線部と前記第2出力配線部との間に配置される第2トランジスタと、
を備え、
前記第1トランジスタの駆動端子および前記第2トランジスタの駆動端子には、前記第3電圧が印加され、
前記第1電圧と前記第2電圧との差が第1所定値よりも大きい場合、前記第1電圧と前記第2電圧とのうち低い方の電圧と前記第3電圧との差は、前記第1電圧と前記第2電圧との差よりも小さい、入力回路。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記電圧生成回路部は、前記第1電圧と前記第2電圧とのうち低い方の電圧に基づいて、前記第3電圧を生成する、請求項1に記載の入力回路。
【請求項3】
前記第1所定値は、前記電圧生成回路部に含まれるトランジスタの閾値電圧の絶対値であり、
前記第3電圧の値は、前記第1電圧と前記第2電圧とのうち低い方の電圧の値に、前記電圧生成回路部に含まれるトランジスタの閾値電圧の絶対値を加算した値である、請求項2に記載の入力回路。
【請求項4】
前記電圧生成回路部は、
駆動端子が前記第1入力配線部に接続された第3トランジスタと、
駆動端子が前記第2入力配線部に接続された第4トランジスタと、
を有し、
前記第3トランジスタの第1端子と前記第4トランジスタの第1端子とは、互いに接続され、かつ、前記第1トランジスタの駆動端子および前記第2トランジスタの駆動端子に接続され、
前記第3トランジスタの第2端子と前記第4トランジスタの第2端子とは、互いに接続されている、請求項1に記載の入力回路。
【請求項5】
前記電圧生成回路部は、前記第3トランジスタの前記第1端子および前記第4トランジスタの前記第1端子に接続される第1電流源を有し、
前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとは、電源電圧が印加される電源電圧配線部とグランドとの間に互いに並列に配置され、
前記第1電流源は、前記電源電圧配線部または前記グランドに接続される、請求項4に記載の入力回路。
【請求項6】
前記第1電圧および前記第2電圧を前記電源電圧と比較する電圧比較回路部と、
前記第1入力配線部と前記第1出力配線部との間に配置され、かつ、前記第1トランジスタと並列に接続された第5トランジスタと、
前記第2入力配線部と前記第2出力配線部との間に配置され、かつ、前記第2トランジスタと並列に接続された第6トランジスタと、
を備え、
前記電圧比較回路部は、
前記電源電圧に対する前記第1電圧の差および前記電源電圧に対する前記第2電圧の差の少なくとも一方が第2所定値以上の場合に、前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタをOFF状態にし、
前記電源電圧に対する前記第1電圧の差および前記電源電圧に対する前記第2電圧の差の両方が前記第2所定値より小さい場合に、前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタをON状態にする、請求項5に記載の入力回路。
【請求項7】
前記電圧比較回路部は、
駆動端子が前記第1入力配線部に接続された第7トランジスタと、
駆動端子が前記第2入力配線部に接続された第8トランジスタと、
前記電源電圧が印加される第2電流源と、
前記グランドに接続される第3電流源と、
を有し、
前記第7トランジスタと前記第8トランジスタとは、前記第2電流源の出力側と前記第3電流源の入力側との間に互いに並列に配置され、
前記第7トランジスタの出力端子と前記第8トランジスタの出力端子とは、互いに接続され、かつ、前記第3電流源、前記第5トランジスタの駆動端子、および前記第6トランジスタの駆動端子に接続され、
前記第3電流源が出力する電流は、前記第2電流源が出力する電流よりも小さい、請求項6に記載の入力回路。
【請求項8】
アノードが前記第1出力配線部に接続され、カソードが前記第2出力配線部に接続される第1ダイオードと、
アノードが前記第2出力配線部に接続され、カソードが前記第1出力配線部に接続される第2ダイオードと、
を備える、請求項1に記載の入力回路。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載の入力回路と、
前記一対の差動トランジスタを有する差動回路と、
を備える、半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、入力回路、および半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
差動対を構成する一対の差動トランジスタを有する差動回路が知られている。このような差動回路においては、一対の差動トランジスタの駆動端子にそれぞれ異なる電圧が印加される。一対の差動トランジスタの駆動端子に加えられた電圧同士の差が大きい状態が続くと、大きい電圧が印加された方の差動トランジスタが劣化して、当該差動トランジスタの閾値電圧が変動するBTI(Bias Temperature Instability)と呼ばれる現象が生じる問題があった。このような問題に対して、例えば、ダイオードを用いて一対の差動トランジスタの駆動端子に印加される電圧差が大きくなることを抑制する技術がある。しかしながら、この技術には、ダイオードを介して入力端子間同士の間に比較的大きい電流が流れやすい問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-63014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、入力端子間に電流が流れることを抑制しつつ、BTI現象が生じることを抑制できる入力回路、およびそのような入力回路を備える半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の入力回路は、差動対を構成する一対の差動トランジスタにおける駆動端子のそれぞれに電圧を入力する入力回路である。実施形態の入力回路は、第1電圧が印加される第1入力配線部と、前記第1電圧とは異なる第2電圧が印加される第2入力配線部と、前記一対の差動トランジスタの一方に電圧を出力する第1出力配線部と、前記一対の差動トランジスタの他方に電圧を出力する第2出力配線部と、前記第1電圧と前記第2電圧との少なくとも一方に基づいて、第3電圧を生成する電圧生成回路部と、前記第1入力配線部と前記第1出力配線部との間に配置される第1トランジスタと、前記第2入力配線部と前記第2出力配線部との間に配置される第2トランジスタと、を持つ。前記第1トランジスタの駆動端子および前記第2トランジスタの駆動端子には、前記第3電圧が印加される。前記第1電圧と前記第2電圧との差が第1所定値よりも大きい場合、前記第1電圧と前記第2電圧とのうち低い方の電圧と前記第3電圧との差は、前記第1電圧と前記第2電圧との差よりも小さい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の半導体装置を示す回路図。
実施形態の半導体装置の一部を示す回路図。
実施形態の半導体装置の他の一部を示す回路図。
実施形態の半導体装置の動作の一例を示す回路図。
実施形態の半導体装置の動作の他の一例を示す回路図。
実施形態の第1ダイオードによって電荷を逃がす際に流れる電流を示す回路図。
実施形態の第2ダイオードによって電荷を逃がす際に流れる電流を示す回路図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の入力回路および半導体装置を、図面を参照して説明する。
【0008】
図1は、本実施形態の半導体装置100を示す回路図である。図2は、本実施形態の半導体装置100の一部を示す回路図である。図3は、本実施形態の半導体装置100の他の一部を示す回路図である。図4は、本実施形態の半導体装置100の動作の一例を示す回路図である。図5は、本実施形態の半導体装置100の動作の他の一例を示す回路図である。図1に示す半導体装置100は、出力回路Cに対して2つの出力値を出力する。当該2つの出力値は、2つの電圧値または2つの電流値である。出力回路Cは、例えば、コンパレータである。出力回路Cは、2つの値が入力される回路であれば、特に限定されない。
【0009】
図1に示すように、半導体装置100は、入力回路10と、差動回路20と、を備える。入力回路10は、差動回路20に対して互いに異なる2つの電圧を入力する回路である。差動回路20は、入力回路10から入力される2つの電圧に基づいて、出力回路Cに出力する2つの出力値を生成する回路である。
【0010】
入力回路10は、第1入力端子10aと、第2入力端子10bと、第1入力配線部11と、第2入力配線部12と、第1出力配線部13と、第2出力配線部14と、第1トランジスタ31と、第2トランジスタ32と、第5トランジスタ35と、第6トランジスタ36と、電圧生成回路部40と、電圧比較回路部50と、第1ダイオード71と、第2ダイオード72と、を備える。第1入力端子10aおよび第2入力端子10bは、半導体装置100の外部に露出している。第1入力端子10aには、第1電圧V1が印加される。第2入力端子10bには、第1電圧V1とは異なる第2電圧V2が印加される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社東芝
センサ
27日前
株式会社東芝
センサ
27日前
株式会社東芝
モータ
22日前
株式会社東芝
電子装置
6日前
株式会社東芝
金型構造
27日前
株式会社東芝
吸音装置
22日前
株式会社東芝
電子装置
21日前
株式会社東芝
電子回路
2日前
株式会社東芝
半導体装置
8日前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
株式会社東芝
半導体装置
7日前
株式会社東芝
半導体装置
8日前
株式会社東芝
半導体装置
8日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
8日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
8日前
株式会社東芝
半導体装置
9日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
真空バルブ
7日前
株式会社東芝
高周波回路
2日前
株式会社東芝
半導体装置
2日前
株式会社東芝
半導体装置
2日前
株式会社東芝
真空バルブ
1日前
株式会社東芝
半導体装置
2日前
株式会社東芝
粒子加速器
21日前
株式会社東芝
半導体装置
2日前
株式会社東芝
半導体装置
2日前
株式会社東芝
コントローラ
2日前
続きを見る
他の特許を見る