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公開番号2025144955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044898
出願日2024-03-21
発明の名称表示端末、通信システム、表示方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 21/431 20110101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】録画画像のうち、録画の際にユーザによって表示されていない非表示領域を提案することを目的とする。
【解決手段】通信端末に配信される際に録画された録画画像を再生する表示端末であって、通信制御システムから、録画画像、及び録画の際に通信端末で表示されていた録画画像における表示領域を特定するための画角情報を受信する受信部と、受信部が受信した画角情報に基づいて、録画画像における表示領域以外である非表示領域に所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれているかを判断する判断部と、判断部で非表示領域内に所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれていると判断された場合、所定状態の物体を含む所定領域を特定する特定部と、録画画像における所定領域である所定領域画像を表示する際に、所定領域画像に対して、特定部が特定した所定状態の物体の画像に対する方向情報を重畳して表示する表示処理部とを有する表示端末である。
【選択図】図26
特許請求の範囲【請求項1】
通信端末に配信される際に録画された録画画像を再生する表示端末であって、
通信制御システムから、前記録画画像、及び前記録画の際に通信端末で表示されていた前記録画画像における表示領域を特定するための画角情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した画角情報に基づいて、前記録画画像における前記表示領域以外である非表示領域に所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれているかを判断する判断部と、
前記判断部で前記非表示領域内に前記所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれていると判断された場合、前記所定状態の物体を含む所定領域を特定する特定部と、
前記録画画像における所定領域である所定領域画像を表示する際に、当該所定領域画像に対して、前記特定部が特定した所定状態の物体の画像に対する方向情報を重畳して表示する表示処理部と、
を有する表示端末。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表示端末であって、
前記所定状態の物体を表す画像を検索するための学習済み機械学習モデルを用い、前記録画画像において前記所定状態の物体の画像を検出する検出部を有し、
前記検出部により前記録画画像に所定状態の物体の画像が含まれていると判断された場合、前記判断部は、前記画角情報に基づいて、前記録画画像における前記非表示領域内に前記所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれているかを判断する、
表示端末。
【請求項3】
前記表示処理部は、前記方向情報に関連するコメントを表示する、請求項1に記載の表示端末。
【請求項4】
前記非表示領域に前記所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれていない場合、前記特定部は、前記非表示領域のうち、現在表示中の前記所定領域画像を示す所定領域の周囲であって、当該所定領域と同じ大きさに区分けした区分け領域を特定し、
前記表示処理部は、前記録画画像における所定領域である所定領域画像を表示する際に、当該所定領域画像に対して、前記特定部が特定した区分け領域に対する前記方向情報を重畳して表示する、
請求項1に記載の表示端末。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の表示端末と、
前記通信制御システムと、
を有する通信システム。
【請求項6】
通信端末に配信される際に録画された録画画像を再生する表示端末が実行する表示方法であって、
通信制御システムから、前記録画画像、及び前記録画の際に通信端末で表示されていた前記録画画像における表示領域を特定するための画角情報を受信する受信処理と、
前記受信処理で受信した画角情報に基づいて、前記録画画像における前記表示領域以外である非表示領域に所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれているかを判断する判断処理と、
前記判断処理で前記非表示領域内に前記所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれていると判断された場合、前記所定状態の物体の画像を含む所定領域を特定する特定処理と、
前記録画画像における所定領域である所定領域画像を表示する際に、当該所定領域画像に対して、前記特定処理が特定した所定状態の物体の画像に対する方向情報を重畳して表示する表示処理と、
を実行する表示方法。
【請求項7】
通信端末に配信される際に録画された録画画像を再生するためのプログラムであって、
コンピュータに、
通信制御システムから、前記録画画像、及び前記録画の際に通信端末で表示されていた前記録画画像における表示領域を特定するための画角情報を受信する受信処理と、
前記受信処理で受信した画角情報に基づいて、前記録画画像における前記表示領域以外である非表示領域に所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれているかを判断する判断処理と、
前記判断処理で前記非表示領域内に前記所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれていると判断された場合、前記所定状態の物体の画像を含む所定領域を特定する特定処理と、
前記録画画像における所定領域である所定領域画像を表示する際に、当該所定領域画像に対して、前記特定処理が特定した所定状態の物体の画像に対する方向情報を重畳して表示する表示処理と、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示端末、通信システム、表示方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通常の画角では確認しきれないような箇所も含む撮像範囲の画像として、例えば360度の全周囲が撮像された360度画像(全天球画像、全方位画像、全周囲画像ともいう)等の広い視野角を有する広視野の画像(以下「広視野画像」と示す。)が知られている。このような広視野画像の全てを表示端末で表示させようとすると、広視野画像が湾曲して見えづらいため、各ユーザは同じ広視野画像において所望の所定領域を示す所定領域画像を表示して閲覧している。
【0003】
また、受信装置で表示される部分的な領域である部分領域の画像を高画質化すると共に、部分領域を左右方向又は上下方向に延長した延長領域の画像を高画質化又は中画質化し、部分領域及び延長領域以外の領域の画像を低画質化した合成画像を生成する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、安全パトロール等の際に、ユーザが遠隔から録画された録画画像(広視野画像等)を見て現場をチェックする場合、一人の操作では録画画像の全領域をすべて確認することは困難である。また、複数の拠点により複数のユーザで同時に録画画像を確認しても、任意のユーザはユーザが録画画像の全領域のどの部分を確認したのかがわからない。そのため、何等かの不具合が起きている物体を見落とす可能性がある。
【0005】
本開示は、録画画像のうち、録画の際にユーザによって表示されていない非表示領域を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、通信端末に配信される際に録画された録画画像を再生する表示端末であって、通信制御システムから、前記録画画像、及び前記録画の際に通信端末で表示されていた前記録画画像における表示領域を特定するための画角情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した画角情報に基づいて、前記録画画像における前記表示領域以外である非表示領域に所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれているかを判断する判断部と、前記判断部で前記非表示領域内に前記所定状態の物体の画像の少なくとも一部が含まれていると判断された場合、前記所定状態の物体を含む所定領域を特定する特定部と、前記録画画像における所定領域である所定領域画像を表示する際に、当該所定領域画像に対して、前記特定部が特定した所定状態の物体の画像に対する方向情報を重畳して表示する表示処理部と、を有する表示端末である。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように本開示によれば、録画画像のうち、録画の際にユーザによって表示されていない非表示領域を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は撮影装置の左側面図であり、(b)は撮影装置の正面図であり、(c)は撮影装置の平面図である。
撮影装置の使用イメージ図である。
(a)は撮影装置で撮影された半球画像(前)、(b)は撮影装置で撮影された半球画像(後)、(c)はメルカトル図法により表された画像を示した図である。
(a)メルカトル画像で球を被う状態を示した概念図、(b)全天球画像を示した図である。
全天球画像を3次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。
(a)は図5の立体斜視図、(b)は(a)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図、(c)は(a)における仮想カメラICの視点を変更後の所定領域を示した図、(d)は(c)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図である。
球座標による三次元ユークリッド空間内の点を示した図である。
所定領域と注目点との関係を示した概念図である。
本発明の実施形態に係る通信システムの概略図である。
撮影装置のハードウェア構成図である。
中継装置のハードウェア構成図である。
通信制御システム及び通信端末のハードウェア構成図である。
実施形態に係る通信システムの各機能構成図である。
ユーザ・デバイス管理DBの概念図である。
仮想ルーム管理DBの概念図である。
画角情報管理DBの概念図である。
通信システムにおいてコンテンツデータの通信処理を示したシーケンス図である。
通信システムにおいて録画及び録音を開始する処理を示すシーケンス図である。
通信システムにおいて録画及び録音を停止する処理を示すシーケンス図である。
通信システムにおいて録画及び録音の再生の処理を示すシーケンス図である。
録画データ選択画面を示す図である。
再生処理(画角提案モード)を示すフローチャートである。
録画後に再生された広視野画像を示す図である。
録画後に再生された広視野画像における過去の各表示領域を示す図である。
録画後に再生された広視野画像において、過去の各表示領域、及び所定状態を含む所定領域を示す図である。
録画後に再生された広視野画像において、現在表示中の所定領域である所定領域画像、提案コメント、及び提案方向を示すマークを示す図である。
図26に示す状態から、提案コメント及び提案方向に従って所定領域が変更された後の所定領域画像を示す図である。
図28は、録画された広視野画像において、現在表示中の所定領域の周囲が区分けされた所定領域([1]~[8])を示すと共に、過去の表示領域(塗り潰し部分)を示す図である。
録画後に再生された広視野画像において、現在表示中の所定領域である所定領域画像、提案コメント、及び提案方向を示す提案マークを示す図である。
図29に示す状態から、提示コメント及び提案方向に従って所定領域が変更された後の所定領域画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
【0010】
〔全天球画像の概要〕
図1乃至図8を用いて、全天球画像の生成方法について説明する。なお、全天球画像は、全天球パノラマ画像、360°パノラマ画像とも言われ、広範囲の視野角を有する広視野動画の一例である。広視野画像には、180°程度の単なるパノラマ画像も含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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