TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025151324
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052684
出願日
2024-03-28
発明の名称
半導体デバイス
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
H01L
21/768 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高速半導体デバイスにおいて基板内伝搬に起因する不安定動作を抑制する。
【解決手段】半導体デバイスは、半導体基板、コプレーナ型線路および抵抗膜を備える。コプレーナ型線路は、半導体基板の表面側に形成される信号線およびグラウンド金属を含む。抵抗膜は、半導体基板の表面とグラウンド金属との間または半導体基板の表面と半導体基板上に金属が存在しない領域との間に形成される。グラウンド金属と抵抗膜との間は互いに絶縁されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板の表面側に形成される信号線およびグラウンド金属を含むコプレーナ型線路と、
前記半導体基板の表面と前記グラウンド金属との間または前記半導体基板の表面と前記半導体基板上に金属が存在しない領域との間に形成される第1の抵抗膜と、を備え、
前記グラウンド金属と前記第1の抵抗膜との間は互いに絶縁されている
ことを特徴とする半導体デバイス。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1の抵抗膜のエッジが、前記信号線と対向する側の前記グラウンド金属のエッジまで到達しないように、前記第1の抵抗膜は前記半導体基板の表面と前記グラウンド金属との間に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項3】
前記第1の抵抗膜のエッジと前記信号線と対向する側の前記グラウンド金属のエッジとの間の距離は、10μm以上である
ことを特徴とする請求項2に記載の半導体デバイス。
【請求項4】
前記第1の抵抗膜のシート抵抗は、10オーム/スクエア以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項5】
前記第1の抵抗膜が前記半導体基板の表面と前記グラウンド金属との間に形成される構成において、前記第1の抵抗膜と前記グラウンド金属との間に絶縁膜が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項6】
前記半導体基板の上面に形成されるソース電極と、
前記半導体基板の上面に形成されるドレイン電極と、
前記半導体基板の上面において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の領域に形成されるゲート電極をさらに備え、
前記信号線は、第1の信号線および第2の信号線を含み、
前記グラウンド金属は、前記ソース電極に電気的に接続し、
前記第1の信号線は、前記ゲート電極に電気的に接続し、
前記第2の信号線は、前記ドレイン電極に電気的に接続する
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項7】
前記半導体基板上に形成され、前記ソース電極に接触する第2の抵抗膜と、
前記半導体基板上に形成され、前記ドレイン電極に接触する第3の抵抗膜をさらに備える
ことを特徴とする請求項6に記載の半導体デバイス。
【請求項8】
前記第1の抵抗膜、前記第2の抵抗膜、および前記第3の抵抗膜は、前記半導体基板の表面に形成される電子走行層と同じ材料で形成される
ことを特徴とする請求項7に記載の半導体デバイス。
【請求項9】
前記第1の抵抗膜、前記第2の抵抗膜、および前記第3の抵抗膜を形成するための材料の50パーセント以上の成分は、前記半導体基板の表面に形成される電子走行層と同じである
ことを特徴とする請求項7に記載の半導体デバイス。
【請求項10】
前記半導体基板上で前記コプレーナ型線路に電気的に接続する増幅器と、
前記信号線に電気的に接続する、前記増幅器のインピーダンス整合回路の抵抗素子をさらに備え、
前記第1の抵抗膜および前記抵抗素子は、同じ工程で形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コプレーナ型線路を含む半導体デバイスに係わる。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
次世代通信(B5G(Beyond 5th Generation)/6G(6th Generation))においては、100Gbpsを超える伝送レートを実現するために、100GHz帯および300GHz帯等のサブテラヘルツ(sub-THz)帯の電波を利用する無線通信が検討されている。例えば、100GHz帯ビーム制御および300GHz帯4×4アンテナモジュールの開発が進められている。そして、このような無線通信を実現するための要素技術の1つとして、高速/高出力増幅器が求められる。
【0003】
たとえば、窒化ガリウム(GaN)系材料を用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)は、高い耐圧を有し、高出力増幅器として活用されている。リン化インジウム(InP)系HEMTは、高速動作性に優れ、低雑音なので、サブテラヘルツ帯の周波数帯域で用いる増幅器として好適である。
【0004】
サブテラヘルツ帯においては、電波の1/4波長が基板厚と同程度であるか、基板厚より小さいことがある。このため、基板内伝搬による共振が発生し得る。例えば、一般的な半導体基板の厚さは75~200μmである。ここで、炭化シリコン(SiC)基板(εr=9.66)において基板内を通過する電磁波の1/4波長は、100GHzでは約240μmであり、300GHzでは約80μmである。そして、基板内伝搬は、増幅器の不安定動作および/または損失の増大を引き起こすことがある。また、一般的に、増幅器の電力付加効率は、周波数の増加に伴って減少する傾向がある。例えば、サブテラヘルツ帯では、増幅器の電力付加効率は10パーセント程度であり、投入電力のほとんどが熱に変換されるので、発熱量が大きい。
【0005】
なお、伝導ノイズを抑制する技術は、例えば、特許文献1に記載されている。伝送線路に接続される端子同士の間の高周波分離特性を改善する技術は、例えば、特許文献2に記載されている。基板の裏面に抵抗膜を形成することで不要放射波を抑制する技術は、例えば、特許文献3に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-038250号公報
特開2005-287055号公報
特開2007-165430号公報
【非特許文献】
【0007】
H. Hamada et al., "Millimeter-wave InP Device Technologies for Ultra-high Speed Wireless Communications toward Beyond 5G," 2019 IEEE International Electron Devices Meeting (IEDM), San Francisco, CA, USA, 2019, pp. 9.2.1-9.2.4, doi: 10.1109/IEDM19573.2019.8993540.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
基板を薄く(例えば、50μm以下)することで、サブテラヘルツ帯において基板内伝搬を抑制する構成が提案されている(例えば、非特許文献1)。ただし、基板を薄くすると、熱が横方向に拡散しにくくなるので、放熱特性が劣化する。また、基板の裏面に抵抗膜を形成する構成においても、放熱特性が劣化する。
【0009】
本発明の1つの側面に係わる目的は、高速半導体デバイスにおいて基板内伝搬に起因する不安定動作を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の1つの態様に係わる半導体デバイスは、半導体基板と、前記半導体基板の表面側に形成される信号線およびグラウンド金属を含むコプレーナ型線路と、前記半導体基板の表面と前記グラウンド金属との間または前記半導体基板の表面と前記半導体基板上に金属が存在しない領域との間に形成される抵抗膜と、を備える。前記グラウンド金属と前記抵抗膜との間は互いに絶縁されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
富士通株式会社
半導体装置
8日前
富士通株式会社
行列演算回路
18日前
富士通株式会社
周波数変換器
21日前
富士通株式会社
メッシュ微細化
9日前
富士通株式会社
半導体デバイス
8日前
富士通株式会社
演算器及び演算方法
9日前
富士通株式会社
ポイントクラウド分類
3日前
富士通株式会社
冷却装置及び電子機器
18日前
富士通株式会社
アレイアンテナモジュール
10日前
富士通株式会社
電子機器筐体及び電子機器
7日前
富士通株式会社
光送信器及び光トランシーバ
7日前
富士通株式会社
通信制御装置及び移動中継装置
15日前
富士通株式会社
基板及びこれを備えた電子装置
10日前
富士通株式会社
テキスト案内される画像エディタ
3日前
富士通株式会社
動的多次元メディアコンテンツ投影
28日前
富士通株式会社
メモリ管理装置及びメモリ管理方法
2日前
富士通株式会社
管理装置、管理方法、および管理プログラム
16日前
富士通株式会社
生成プログラム、生成方法および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
14日前
富士通株式会社
交通シミュレーションのための方法および装置
28日前
富士通株式会社
探索プログラム、探索方法、および情報処理装置
7日前
富士通株式会社
制御プログラム、制御方法、および情報処理装置
16日前
富士通株式会社
出張情報受付方法および出張情報受付プログラム
7日前
富士通株式会社
キャッシュ装置およびキャッシュ装置の制御方法
8日前
富士通株式会社
プログラム、データ処理装置及びデータ処理方法
8日前
富士通株式会社
プログラム、データ処理方法およびデータ処理装置
1日前
富士通株式会社
並列コンピューティング・カテゴリー分けプロセス
3日前
富士通株式会社
凝縮グラフ分布(CGD)に基づいたグラフ連続学習
3日前
富士通株式会社
情報出力プログラム、情報出力方法及び情報処理装置
7日前
富士通株式会社
チェックプログラム、チェック方法及び情報処理装置
7日前
富士通株式会社
異常検出プログラム、異常検出方法及び情報処理装置
28日前
富士通株式会社
光ネットワーク管理装置及び光ネットワーク管理方法
8日前
富士通株式会社
勤怠管理プログラム、勤怠管理方法および情報処理装置
7日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
7日前
富士通株式会社
表示制御プログラム、表示制御方法および情報処理装置
10日前
富士通株式会社
施策特定プログラム、施策特定方法および情報処理装置
28日前
続きを見る
他の特許を見る