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公開番号
2025154501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057544
出願日
2024-03-29
発明の名称
水系コーティング組成物およびその製造方法
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C09D
151/08 20060101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】耐凍害性に優れる塗膜を提供可能な、水系コーティング組成物を提供する。
【解決手段】本開示に係る組成物は、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂(i)及び加水分解性シリル基を有するアクリルエマルション樹脂(ii)を含む水系コーティング組成物であって、共重合樹脂(i)中のポリシロキサン単位が、加水分解性シリル基を3つ有するシラン化合物に由来する構成単位を含み、共重合樹脂(i)と、アクリルエマルション樹脂(ii)との重量比率(共重合樹脂(i)/アクリルエマルション樹脂(ii))が、35/65~95/5である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂(i)、及び加水分解性シリル基を有するアクリルエマルション樹脂(ii)を含む水系コーティング組成物であって、
前記共重合樹脂(i)中のポリシロキサン単位が、加水分解性シリル基を3つ有するシラン化合物に由来する構成単位を含み、
前記共重合樹脂(i)と、前記アクリルエマルション樹脂(ii)との重量比率(前記共重合樹脂(i)/前記アクリルエマルション樹脂(ii))が、35/65~95/5である、水系コーティング組成物。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記共重合樹脂(i)の重量平均分子量が30,000~300,000である、請求項1に記載の水系コーティング組成物。
【請求項3】
前記アクリルエマルション樹脂(ii)は、加水分解性シリル基を有する単量体に由来する構成単位を、当該アクリルエマルション樹脂(ii)の全量100重量%中、0.5~20重量%含む、請求項1または2に記載の水系コーティング組成物。
【請求項4】
シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂(i)、及び加水分解性シリル基を有するアクリルエマルション樹脂(ii)を含む水系コーティング組成物の製造方法であって、
前記共重合樹脂(i)中のポリシロキサン単位が、加水分解性シリル基を3つ有するシラン化合物に由来する構成単位を含み、
前記共重合樹脂(i)と、前記アクリルエマルション樹脂(ii)とを、重量比率(前記共重合樹脂(i)/前記アクリルエマルション樹脂(ii))が、35/65~95/5の範囲となるよう混合する工程を含む、水系コーティング組成物の製造方法。
【請求項5】
前記共重合樹脂(i)の重量平均分子量が30,000~300,000である、請求項4に記載の水系コーティング組成物の製造方法。
【請求項6】
前記アクリルエマルション樹脂(ii)は、加水分解性シリル基を有する単量体に由来する構成単位を、当該アクリルエマルション樹脂(ii)の全量100重量%中、0.5~20重量%含む、請求項4または5に記載の水系コーティング組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水系コーティング組成物およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建築、土木、車両などの構造物の美観や保護を目的として、コーティング剤が用いられる。また、コーティング剤を構成する組成物の中でも、環境調和性等の観点から、水媒体中で安定に分散または溶解(水系化)できる、水を媒体としたコーティング組成物(水系コーティング組成物)が求められている。
【0003】
水系コーティング組成物の中でも、特許文献1~3に記載されているようなポリシロキサン系樹脂を含む水系コーティング組成物は、耐候性に優れる点や、人体や環境に対して悪影響が少ないことから、市場への普及が進んでおり、様々な用途でニーズが高まっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平07-196975号公報
特開2002-97368号公報
特開2005-187765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術で提供される、ポリシロキサン系樹脂を含む水系コーティング組成物には、当該水系コーティング組成物を用いて形成された塗膜の耐凍害性の観点から、改善の余地があった。
【0006】
上記のような状況にあって、本発明は、耐凍害性に優れる塗膜を提供可能な、水系コーティング組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の構造を有するシリコーンアクリルグラフト共重合樹脂(i)、及び加水分解性シリル基を有するアクリルエマルション樹脂(ii)を、特定比率で混合することで、耐凍害性に優れる塗膜を提供可能な、水系コーティング組成物を提供できることを初めて見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
したがって、本発明の一態様は、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂(i)、及び加水分解性シリル基を有するアクリルエマルション樹脂(ii)を含む水系コーティング組成物であって、前記共重合樹脂(i)中のポリシロキサン単位が、加水分解性シリル基を3つ有するシラン化合物に由来する構成単位を含み、前記共重合樹脂(i)と、前記アクリルエマルション樹脂(ii)との重量比率(前記共重合樹脂(i)/前記アクリルエマルション樹脂(ii))が、35/65~95/5である、水系コーティング組成物(以下、「本組成物」と称する場合がある)である。
【0009】
また、本発明の一態様は、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂(i)、及び加水分解性シリル基を有するアクリルエマルション樹脂(ii)を含む水系コーティング組成物の製造方法であって、前記共重合樹脂(i)中のポリシロキサン単位が、加水分解性シリル基を3つ有するシラン化合物に由来する構成単位を含み、前記共重合樹脂(i)と、前記アクリルエマルション樹脂(ii)とを、重量比率(前記共重合樹脂(i)/前記アクリルエマルション樹脂(ii))が、35/65~95/5の範囲となるよう混合する工程を含む、水系コーティング組成物の製造方法(以下、「本製造方法」と称する場合がある)である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、耐凍害性に優れる塗膜を提供可能な、水系コーティング組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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