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公開番号2025155187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058835
出願日2024-04-01
発明の名称ハーネス固定位置の識別構造
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20251006BHJP(車両一般)
要約【課題】シートフレームに対するハーネス識別用の刻印の形成を不要にできるとともに、作業者のシートフレームに対するハーネスの誤固定を防止できるハーネス固定位置の識別構造を得る。
【解決手段】ハーネスを固定するハーネスクリップを差し込むための孔部18が、固定位置が異なる複数種類のハーネスに対応可能に予め複数形成されているプレート部16を有するシートフレーム14と、プレート部16に重ね合わせることで複数種類のハーネスの中から選択された特定の種類のハーネスの固定に必要な孔部18のみを露出させる被覆部材20と、を備えたハーネス固定位置の識別構造10とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ハーネスを固定するハーネスクリップを差し込むための孔部が、固定位置が異なる複数種類のハーネスに対応可能に予め複数形成されているプレート部を有するシートフレームと、
前記プレート部に重ね合わせることで前記複数種類のハーネスの中から選択された特定の種類のハーネスの固定に必要な孔部のみを露出させる被覆部材と、
を備えたハーネス固定位置の識別構造。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記被覆部材は、前記プレート部と同じ大きさ及び形状に形成されている請求項1に記載のハーネス固定位置の識別構造。
【請求項3】
前記被覆部材は、前記複数種類のハーネス毎に複数種類用意されている請求項1又は請求項2に記載のハーネス固定位置の識別構造。
【請求項4】
前記被覆部材は、前記シートフレームに被せる表皮と一体化されている請求項1又は請求項2に記載のハーネス固定位置の識別構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハーネス固定位置の識別構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
シートカバーの引掛具を、必要な引掛強度を担保しつつ所定の取付部との間にワイヤーハーネスを適切に挟み込んだ状態で設けられるようにした乗物用シートは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、シートバック内に通されるワイヤーハーネスの配索形状を、シートバックの背凭れ角度が変化しても周辺部材との不測の干渉が生じないようにした乗物用シートも、従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-088370号公報
特開2019-112011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ハーネスが邪魔にならないように、ハーネスクリップを用いて、シートのシートフレームにハーネスの中途部を固定する場合があるが、例えば同種のシートであっても、そのシートに取り付けるエアバッグ等の仕様に応じてハーネスの種類(長さや太さ等)が違う場合がある。そのため、シートフレームには、ハーネスの種類の違いによって配索経路が異なっていても必ず固定できるように、ハーネスクリップを差し込むための孔部が、その形状や大きさ等を変えて予め複数形成されている。
【0005】
つまり、ある特定の種類のハーネスを固定するために使用する孔部と、それとは異なる別の種類のハーネスを固定するために使用する孔部とは、それぞれ異なっており、複数の孔部の中から必要な孔部だけを選択してハーネスを固定している。そのため、シートフレームにハーネスを固定する作業者は、ハーネスをシートフレームに固定する際、そのハーネスの固定位置を間違えてしまうことがあった。
【0006】
その対策として、従来では、シートフレームにおける各孔部の近傍に、種類の異なる様々なハーネスを識別可能とするための刻印を形成していた。しかしながら、このような構成であると、ハーネスの種類が今までとは変わった場合に、シートフレームを成形する金型をわざわざ改修して、刻印の変更を行う必要があるため、コスト的に問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、シートフレームに対するハーネス識別用の刻印の形成を不要にできるとともに、作業者のシートフレームに対するハーネスの誤固定を防止できるハーネス固定位置の識別構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様のハーネス固定位置の識別構造は、ハーネスを固定するハーネスクリップを差し込むための孔部が、固定位置が異なる複数種類のハーネスに対応可能に予め複数形成されているプレート部を有するシートフレームと、前記プレート部に重ね合わせることで前記複数種類のハーネスの中から選択された特定の種類のハーネスの固定に必要な孔部のみを露出させる被覆部材と、を備えている。
【0009】
第1の態様の発明によれば、ハーネスを固定するハーネスクリップを差し込むための孔部が、固定位置が異なる複数種類のハーネスに対応可能に予め複数形成されているプレート部をシートフレームが有している。そして、このプレート部に被覆部材を重ね合わせることにより、複数種類のハーネスの中から選択された特定の種類のハーネスの固定に必要な孔部のみが露出される。したがって、作業者は、その露出されている孔部にだけ、ハーネスクリップを差し込めばよく、作業者のシートフレームに対するハーネスの誤固定が防止される。また、これにより、シートフレームに対するハーネス識別用の刻印の形成が不要になる。
【0010】
また、本発明に係る第2の態様のハーネス固定位置の識別構造は、第1の態様のハーネス固定位置の識別構造であって、前記被覆部材は、前記プレート部と同じ大きさ及び形状に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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