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公開番号2025155883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025019617
出願日2025-02-07
発明の名称端末及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H04W 28/04 20090101AFI20251006BHJP(電気通信技術)
要約【課題】確認応答の送信リソースが他の帯域リソースと重複する場合、確認応答の送信を、送信リソースが他のリソースと重複しない次の最早の送信スロットまで適切に延期制御する端末を提供すること。
【解決手段】端末が、時分割複信のバンドを構成する複数のサブバンドにより下りリンクと上りリンクとの同時使用が可能な第1時間単位と、前記時分割複信のバンドを適用して下りリンクと上りリンクの一方が使用可能な第2時間単位とのいずれかにおいて、準固定的スケジューリングにより設定(configured)された下り信号を受信する受信部と、前記下り信号に対する確認応答を送信制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記確認応答の送信リソースが、前記第1時間単位上の利用可能サブバンド外のリソースと重複する場合、前記確認応答の送信を、前記送信リソースが前記第1時間単位又は前記第2時間単位上のリソースと重複しない次の最早の送信スロットまで延期する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
時分割複信のバンドを構成する複数のサブバンドにより下りリンクと上りリンクとの同時使用が可能な第1時間単位と、前記時分割複信のバンドを適用して下りリンクと上りリンクの一方が使用可能な第2時間単位とのいずれかにおいて、準固定的スケジューリングにより設定(configured)された下り信号を受信する受信部と、
前記下り信号に対する確認応答を送信制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記確認応答の送信リソースが、前記第1時間単位上の利用可能サブバンド外のリソースと重複する場合、前記確認応答の送信を、前記送信リソースが前記第1時間単位又は前記第2時間単位上のリソースと重複しない次の最早の送信スロットまで延期する、
端末。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記下り信号は、SPS(Semi-Persistent Scheduling)の設定(configuration)に基づいて生成されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)上の信号であり、
前記確認応答は、HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat request Acknowledgement)による信号である、
請求項1記載の端末。
【請求項3】
1つのSPSの設定のSPS PDSCHに対するHARQ-ACKは、独立したPUCCH(Physical Uplink Control Channel)送信である、
請求項2記載の端末。
【請求項4】
1つのSPSの設定のSPS PDSCHに対するHARQ-ACKは、関連する一連のPUCCH(Physical Uplink Control Channel)送信である、
請求項2記載の端末。
【請求項5】
端末が、
時分割複信のバンドを構成する複数のサブバンドにより下りリンクと上りリンクとの同時使用が可能な第1時間単位と、前記時分割複信のバンドを適用して下りリンクと上りリンクの一方が使用可能な第2時間単位とのいずれかにおいて、準固定的スケジューリングにより設定(configured)された下り信号を受信し、
前記下り信号に対する確認応答を送信制御し、
前記確認応答の送信リソースが、前記第1時間単位上の利用可能サブバンド外のリソースと重複する場合、前記確認応答の送信を、前記送信リソースが前記第1時間単位又は前記第2時間単位上のリソースと重複しない次の最早の送信スロットまで延期する、
通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端末及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP(登録商標)は、5th generation mobile communication system(5G、New Radio(NR)又はNext Generation(NG)とも呼ばれる。)を仕様化し、さらに、Beyond 5G、5G Evolutionあるいは6Gと呼ばれる次世代の移動通信システムの仕様化も進めている。
【0003】
Release 18において、時分割複信(TDD)のバンドを構成する複数のサブバンドを利用することにより、下りリンク(DL)と上りリンク(UL)との同時使用を可能にする複信方式が議論されている。このような複信方式はsubband non-overlapping full duplex(SBFD)と呼ばれている。なお、SBFDが適用されるシンボルは、SBFDシンボルと呼ばれてもよい。また、SBFDシンボルにおいて、DLに使用されるサブバンドはDLサブバンドと呼ばれてもよいし、ULに使用されるサブバンドはULサブバンドと呼ばれてもよい。
【0004】
さらに、Release 19に向けて、SBFDシンボル及び非SBFDシンボルによるUL送信及びDL受信に関する拡張が検討されている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
“New WID: Evolution of NR duplex operation: サブバンド full duplex (SBFD)”, RP-234035, 3GPP TSG RAN Meeting #102, 3GPP, December 11-15, 2023
3GPP TS 38.214 V18.3.0 (2024-06)
3GPP TS 38.300 V18.2.0 (2024-06)
3GPP TS 38.331 V18.1.0 (2024-03)
3GPP TR 38.858 V18.1.0 (2024-03)
3GPP TR 38.213 V18.3.0 (2024-06)
【発明の概要】
【0006】
SPS(準固定的スケジューリング:Semi-Persistent Scheduling) PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)に対するHARQ-ACK(誤り訂正を伴う自動再送要求方式:Hybrid Automatic Repeat request Acknowledgement)の送信タイミングが、DLシンボル、SSB(Synchronization Signal Block)シンボル、又はCORESET(Control Resource SET)#0シンボルのタイミングとオーバラップする場合、当該HARQ-ACKの送信が中止され、当該HARQ-ACKに対応するSPS-PDSCHの再送が行われるため、システム利用効率が低下する。そのため、SPS PDSCHに対するHARQ-ACKの送信タイミングを次のULスロットまで延期する機能がSPS HARQ-ACK延期(deferring)機能としてサポートされている。このSPS PDSCH HARQ-ACK延期機能においても、上述したSBFDが適用される場合が想定される。
【0007】
しかしながら、SBFDシンボル内のPUCCH(Physical Uplink Control Channel)リソースについては、UL使用可能PRB(Physical Resource Block)外のRB(Resource Block)と重なるか否かによりPUCCH送信に使用できる場合と使用できない場合がある。したがって、SPS HARQ-ACK延期において、当該UL使用可能PRBを考慮したリソース制御を行うことについては未解決の検討事項が残されており、さらなる検討が求められる。
【0008】
本開示の一態様は、前記確認応答の送信リソースが他の帯域リソースと重複する場合、前記確認応答の送信を、前記送信リソースが他のリソースと重複しない次の最早の送信スロットまで適切に延期制御する端末に資する。
【0009】
本開示の一態様に係る端末は、時分割複信のバンドを構成する複数のサブバンドにより下りリンクと上りリンクとの同時使用が可能な第1時間単位と、前記時分割複信のバンドを適用して下りリンクと上りリンクの一方が使用可能な第2時間単位とのいずれかにおいて、準固定的スケジューリングにより設定(configured)された下り信号を受信する受信部と、前記下り信号に対する確認応答を送信制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記確認応答の送信リソースが、前記第1時間単位上の利用可能サブバンド外のリソースと重複する場合、前記確認応答の送信を、前記送信リソースが前記第1時間単位又は前記第2時間単位上のリソースと重複しない次の最早の送信スロットまで延期する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
無線通信システムの全体概略構成図である。
無線通信システムにおいて用いられる周波数レンジを示す図である。
無線通信システムにおいて用いられる無線フレーム、サブフレーム、スロット、シンボルの構成例を示す図である。
Rel-16までに規定されるTDDの設定の一例を示す図である。
SBFDの構成の一例を示す図である。
SBFD動作の一例を示す図である。
既存のTDD設定の一例を示す図である。
SBFDの設定を含むTDDの一例を示す図である。
Rel-17 NRによるSPS HARQ-ACKの延期動作の一例を示す図である。
コンフィグレーション1を説明する図である。
コンフィグレーション2を説明する図である。
基地局の構成の一例を示すブロック図である。
端末の構成の一例を示すブロック図である。
基地局及び端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
車両の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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