TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025158706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024061507
出願日
2024-04-05
発明の名称
接触センサおよび接触センサを備えたヒータ
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01H
36/00 20060101AFI20251009BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】検出精度を高めることが可能な接触センサを提供する。
【解決手段】接触センサは、センサ面を構成する第1面と、第1面の反対側の第2面とを有する、静電容量型のセンサシートを備える。接触センサは、センサシートの第2面と接触している接触面を有する台座を備える。接触面のショア硬度が10以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
センサ面を構成する第1面(14f)と、前記第1面の反対側の第2面(13r)とを有する、静電容量型のセンサシート(10)と、
前記センサシートの前記第2面と接触している接触面(20c)を有する台座(20)と、
を備え、
前記接触面のショア硬度が10以上である、
接触センサ(1)。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第2面と前記接触面とは、硬化後におけるショア硬度が10以上である接着剤(30)によって互いに固定されている、請求項1に記載の接触センサ。
【請求項3】
前記センサシートは、第1電極(11)と、第2電極(12)と、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を検出可能な制御部(40)と、を備えており、
前記制御部は、対象物が前記第1電極および前記第2電極に近接したときに、
前記静電容量の減少を検出した場合には、前記対象物が導電性であることを検出し、
前記静電容量の増加を検出した場合には、前記対象物が絶縁性であることを検出する、請求項1に記載の接触センサ。
【請求項4】
前記制御部の動作周波数は、1kHz~100kHzの範囲内である、請求項3に記載の接触センサ。
【請求項5】
前記センサシートは、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を検出可能な制御部と、を備えており、
前記第1電極および前記第2電極は、長手方向に伸びる配線形状を有しており、
前記第1電極と前記第2電極とは、短手方向に互いに隣接して配置されており、
前記第1電極および前記第2電極の一端側から他端側へ行くにつれて、前記第1電極と前記第2電極との間の距離が大きくなっている、請求項1に記載の接触センサ。
【請求項6】
前記制御部は、対象物が前記第1電極および前記第2電極に近接したときに、静電容量の変化量が大きいほど、前記対象物の近接位置が前記一端側に近いことを検出する、請求項5に記載の接触センサ。
【請求項7】
前記センサシートは、長手方向に伸びる配線形状を有するグランド電極(17)をさらに備えており、
前記グランド電極は、前記第1電極と前記第2電極との間に配置されているとともに、前記第2電極と平行に配置されており、
前記制御部は、前記グランド電極と前記第1電極との間の静電容量、および、前記グランド電極と前記第2電極との間の静電容量を検出可能に構成されている、請求項5に記載の接触センサ。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1項に記載の接触センサを備えたヒータ(301)であって、
前記センサシートに配置されたヒータ線を備えている、ヒータ。
【請求項9】
前記センサシートは、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を検出可能な制御部と、を備えており、
前記制御部は、対象物が前記第1電極および前記第2電極に近接したときに、
前記静電容量の減少を検出した場合には、検出時点から第1時間の経過後に前記ヒータ線への電力供給を停止し、
前記静電容量の増加を検出した場合には、検出時点から第2時間の経過後に前記ヒータ線への電力供給を停止し、
前記第1時間は前記第2時間よりも短い、請求項8に記載のヒータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書では、接触センサおよび接触センサを備えたヒータに関する技術を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、検出物の接触を検出可能な、静電容量式のタッチパネルが開示されている。このタッチパネルでは、検出物が絶縁体である場合(例:手袋)においても、検出動作が可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2008/0007274号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、検出物が導体(例:人の手)である場合と絶縁体(例:手袋)である場合とを区別するために、2つ以上の検出周波数を用いている。その検出周波数の範囲は、100kHz~10MHzであり、高周波が含まれている。高周波回路が必要となるためコストが上昇する問題や、高周波に起因するノイズが発生しやすくなる問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する接触センサは、センサ面を構成する第1面と、第1面の反対側の第2面とを有する、静電容量型のセンサシートを備える。接触センサは、センサシートの第2面と接触している接触面を有する台座を備える。接触面のショア硬度が10以上である。
【0006】
本発明者らは、センサシートと接触している台座の接触面のショア硬度を10以上にすることによって、絶縁体の検出物(例:手袋)の接触を高感度に検出可能になることを見出した。これは、台座のショア硬度を10以上にすることで、検出物をセンサシートに押し付けるときの押しつけ力に対する反力を、適切に大きくすることができるためである。押し付け力とその反力により、絶縁体の検出物を圧縮することができるため、絶縁体の見かけ上の誘電率を高めることができる。その結果、センサシートで測定される静電容量の変化量を大きくすることができるため、検出精度を高めることが可能となる。高周波を用いることなく絶縁体の検出物の接触を検出できるため、コスト上昇の問題や、高周波ノイズの発生問題を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
接触センサ1の平面図および断面図である。
接地モデルについて説明する図である。
フローティングモデルについて説明する図である。
センサシート10での静電容量変化を示すグラフである。
ショア硬度と容量変化量との関係を示すグラフである。
比較例の接触センサ101の検出モデルについて説明する図である。
本実施例の接触センサ1の検出モデルについて説明する図である。
接触センサ201の平面図である。
接触センサ301の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
図1(A)に、実施例1の接触センサ1の平面図を示す。また図1(B)に、図1(A)のB-B線における断面図を示す。なお図1(A)では、分かりやすさのために、表面層14の記載を省略している。接触センサ1は、センサシート10、台座20、接着剤30、制御部40、を主に備えている。
【0009】
(センサシート10の構成)
センサシート10は、静電容量型のタッチセンサとして機能する、シート状のセンサである。センサシート10は、第1電極11a-11c、第2電極12a-12c、裏面層13、表面層14、配線15、接着層16、を主に備えている。
【0010】
裏面層13および表面層14は、誘電率が概ね5以下の絶縁体材料である。絶縁体材料の例としては、ポリイミド、ナイロン、ポリエチレン、シリコン、ガラス、等が挙げられる。表面層14の厚さは、20μm以下が望ましい。これにより、センサシート10の感度を十分に高めることができる。また表面層14は、撥水効果がある薄膜(例:シリコン、ガラスなど)であることがより好ましい。これにより、湿度が高い環境においてもセンサシート10を使用可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社デンソーウェーブ
筐体
4日前
株式会社デンソー
回転機
4日前
株式会社デンソー
車載器
17日前
株式会社デンソー
電子装置
11日前
株式会社デンソー
ステータ
17日前
株式会社デンソー
反力装置
11日前
株式会社デンソー
電子装置
21日前
株式会社デンソー
ステータ
17日前
株式会社デンソー
電子装置
12日前
株式会社デンソーエレクトロニクス
発音装置
21日前
株式会社デンソー
ねじ部材
17日前
株式会社デンソー
検出装置
3日前
株式会社デンソー
農業用装置
13日前
株式会社デンソーテン
インバータ
11日前
株式会社デンソー
電流センサ
4日前
株式会社デンソー
半導体装置
17日前
株式会社デンソー
レーダ装置
10日前
株式会社デンソー
通信システム
21日前
株式会社デンソー
電子制御装置
21日前
株式会社デンソー
運航管理装置
10日前
株式会社デンソー
電波吸収装置
21日前
株式会社デンソーテン
車載映像装置
17日前
株式会社デンソー
電子制御装置
17日前
株式会社デンソー
車両制御装置
11日前
株式会社デンソー
車載システム
11日前
株式会社デンソー
車載システム
11日前
株式会社デンソーエアクール
換気空調装置
18日前
株式会社デンソー
電力変換装置
17日前
株式会社デンソー
衝突予測装置
12日前
株式会社デンソー
衝突予測装置
12日前
株式会社デンソー
運転支援装置
12日前
株式会社デンソー
電力変換装置
5日前
株式会社デンソー
電圧検出回路
13日前
株式会社デンソー
画像処理装置
4日前
株式会社デンソー
電力変換装置
13日前
株式会社デンソー
巻線界磁ロータ
5日前
続きを見る
他の特許を見る