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公開番号2025158834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061734
出願日2024-04-05
発明の名称検出装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01L 5/00 20060101AFI20251009BHJP(測定;試験)
要約【課題】センサ基板とターゲット部材とが干渉することを防止できる検出装置を提供する。
【解決手段】検出装置は、車輪ユニットに適用される。車輪ユニットは、外輪部材50、内輪部材60及び転動体41を備えるハブベアリングを備えている。検出装置は、内輪部材60に設けられ、内輪部材60の回転中心を中心にして内輪部材60の周方向に延びる円環状のターゲット部材80と、軸線方向においてターゲット部材80と対向する位置に設けられたセンサ基板100と、ターゲット部材80の内周縁部から径方向の内側に延びて形成された突起部90と、を備える。突起部90は、傾斜角度が所定角度θb未満の接触角度θaとなる場合に、外輪部材50の外側円筒部51に接触する形状になっている。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
回転体(11,14)を備える機械装置(10)に適用される検出装置において、
前記機械装置は、前記回転体をベース部(15)に対して回転可能に支持する軸受部材(40)を備え、
前記軸受部材は、
前記軸受部材の回転中心軸線が延びる方向である軸線方向に延びるとともに、前記ベース部に対して固定される第1軸受部(50)と、
前記軸線方向と直交する径方向において前記第1軸受部と対向する位置に設けられ、前記回転体が固定される第2軸受部(60)と、
前記第1軸受部と前記第2軸受部との間に設けられた転動体(41)と、
を有し、前記ベース部に対して前記第2軸受部を回転可能に支持し、
前記第2軸受部に設けられ、前記第2軸受部の回転中心を中心にして前記第2軸受部の周方向に延びる円環状の検出対象部(80,180)と、
前記軸線方向において前記検出対象部と対向する位置に設けられ、前記検出対象部の変位に応じた電圧信号を出力するセンサ基板(100,1100)と、
前記検出対象部が前記センサ基板に接触しないように、前記第1軸受部に対する前記第2軸受部の変位を制限する制限機構と、
を備える、検出装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記制限機構として、前記検出対象部の内周縁部から前記径方向の内側に延びて形成された突起部(90)を備え、
前記第1軸受部に対する前記第2軸受部の回転中心(Oc)まわりに前記第2軸受部が傾斜した場合において、前記検出対象部が前記センサ基板に接触するときにおける前記第1軸受部に対する前記第2軸受部の傾斜角度を第1所定角度として、
前記突起部は、前記傾斜角度が前記第1所定角度未満の第2所定角度となる場合に、前記第1軸受部に接触する形状になっている、請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
前記突起部は、前記検出対象部の内周縁部において前記周方向の全域にわたって設けられている、請求項2に記載の検出装置。
【請求項4】
前記検出対象部(180)は、前記軸線方向において、前記センサ基板(1100)側に行くほど前記径方向の外形寸法が小さくなっている、請求項1~3のいずれか1項に記載の検出装置。
【請求項5】
前記センサ基板(1100)は、前記軸線方向において、前記検出対象部(180)側に行くほど前記径方向の外径寸法が小さくなっている、請求項1~3のいずれか1項に記載の検出装置。
【請求項6】
前記センサ基板及び前記検出対象部のそれぞれは、前記センサ基板の強度が前記検出対象部の強度よりも低強度となる材料で構成されている、請求項2又は3に記載の検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、検出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハブベアリングの外輪部材に対する内輪部材の相対変位を利用して変位を検出するセンサ付きハブベアリングが知られている。なお、センサ付きハブベアリングは、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-275508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
回転体を備える機械装置に適用される検出装置が知られている。検出装置は、軸受部材を備えている。軸受部材は、第1軸受部(例えば外輪部材)と、第2軸受部(例えば内輪部材)と、転動体とを備えている。第1軸受部は、ベース部に対して固定されている。第2軸受部には、回転体が固定されている。第1軸受部と第2軸受部との間には、転動体が設けられている。これにより、軸受部材は、回転体をベース部に対して回転可能に支持する。
【0005】
検出装置は、変位又は力を検出するための構成として、検出対象部と、センサ基板とを備えている。検出対象部は、円環状をしており、第1軸受部の回転中心を中心にして軸受部材の周方向に延びている。センサ基板は、検出対象部と軸受部材の軸方向に対向する位置に設けられている。センサ基板は、センサ基板に対する検出対象部の相対変位に応じた電圧信号を出力する。出力された電圧信号に基づいて、変位又は力が検出される。
【0006】
回転体に一時的に過大な力が加わることがある。この場合、軸受部材にも一時的に過大な力が加わり、第2軸受部の中心軸線に対して第1軸受部の中心軸線が過度に傾くことがある。この場合に、センサ基板と検出対象部とが干渉することが懸念される。
【0007】
本開示の主たる目的は、センサ基板と検出対象部とが干渉することを防止できる検出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の構成は、
回転体を備える機械装置に適用される検出装置において、
前記機械装置は、前記回転体をベース部に対して回転可能に支持する軸受部材を備え、
前記軸受部材は、
前記軸受部材の回転中心軸線が延びる方向である軸線方向に延びるとともに、前記ベース部に対して固定される第1軸受部と、
前記軸線方向と直交する径方向において前記第1軸受部と対向する位置に設けられ、前記回転体が固定される第2軸受部と、
前記第1軸受部と前記第2軸受部との間に設けられた転動体と、
を有し、前記ベース部に対して前記第2軸受部を回転可能に支持し、
前記第2軸受部に設けられ、前記第2軸受部の回転中心を中心にして前記第2軸受部の周方向に延びる円環状の検出対象部と、
前記軸線方向において前記検出対象部と対向する位置に設けられ、前記検出対象部の変位に応じた電圧信号を出力するセンサ基板と、
前記検出対象部が前記センサ基板に接触しないように、前記第1軸受部に対する前記第2軸受部の変位を制限する制限機構と、
を備える。
【0009】
第1の構成によれば、軸受部材に過大な力が加わった場合であっても、検出対象部がセンサ基板に接触しないように、第1軸受部に対する第2軸受部の変位が制限される。そのため、センサ基板と検出対象部とが干渉することを防止することができる。
【0010】
第1の構成における「前記検出対象部が前記センサ基板に接触しないように、前記第1軸受部に対する前記第2軸受部の変位を制限する制限機構」との構成は、以下の第2の構成により実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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