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公開番号
2025158795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024061676
出願日
2024-04-05
発明の名称
表示装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20251009BHJP(光学)
要約
【課題】 空中像の輝度を保ちつつ光源を見え難くする表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る空中像の表示装置100は、基準線Lの一方の側に傾斜して配置された光源110と、基準線Lの他方の側に傾斜して配置された再帰反射部材120と、光源110および再帰反射部材120に対向するように配置された偏光ビームスプリッター130と、偏光ビームスプリッター130上に形成された透過フィルム140とを有する。透過フィルム140は、透過率が低い領域140Aと透過率が高い領域140Bとを含み、透過率が低い領域140Aは、空中像の見える範囲において光源110を見え難くする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
再帰反射を利用して空中像を表示可能な表示装置であって、
基準線の一方の側に傾斜して配置された光源と、
前記基準線の他方の側に傾斜して配置された再帰反射部材と、
前記光源および前記再帰反射部材に対向するように配置された偏光ビームスプリッターと、
前記偏光ビームスプリッター上に形成された透過フィルムとを有し、
前記透過フィルムは、空中像の見える範囲において前記光源が見づらくなるような透過率が低い領域を有する、表示装置。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記透過フィルムは、前記透過率が低い領域から透過率が徐々に高くなる領域を含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記透過率が低い領域は、空中像の一部でも見える範囲おいて空中像を欠けさせない範囲である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記透過率が低い領域は、空中像の端部と前記光源の端部とを結ぶ直線が前記透過フィルムと交差する位置に基づき決定される、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記基準線は、偏光ビームスプリッターの主面と直交し、前記光源の主面と直交する光軸と前記基準線との成す角が90度未満であり、前記反射部材の主面と直交する光軸と前記基準線との成す角が90度未満である、請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再帰反射を利用して空中に映像を表示する機能を備えた表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
再帰反射を用いた空中表示(Aerial Imaging by Retro-Reflection:AIRR)が知られている。例えば、特許文献1の空中像表示装置は、再帰反射部材で正反射された光が観察範囲に入らないように光源および再帰反射部材を位置決めする構成を開示している。また、特許文献2の空中像表示装置は、ディプレイ光源の傾斜角およびビームスプリッターの傾斜角を可変することにより、空中像にディスプレイ光源の元映像が入り込まないようにする構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-150245号公報
特開2022-180814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AIRR方式の表示装置では、空中映像を創出する技術の一つとして、偏光ビームスプリッターと再帰反射板を使ったものがある。この方式では、空中像の元映像を偏光ビームスプリッターと再帰反射板で透過と反射をさせた先に空中像が結像するため、空中像を見る角度によって、観察者から元映像であるディスプレイ光源やLED光源が見えてしまい、観察者が空中像と光源のどちらを見て良いのか迷ってしまい、違和感を与えてしまう。
【0005】
図1(A)は、従来の空中像表示装置の一例を示す斜視図である。空中像表示装置10は、表面に偏光ビームスプリッターを搭載した筐体20内に光源や再帰反射部材等の光学系を収容し、筐体20の上方に空中像Q(1、2、3、4、5の数字)を表示する。しかし、空中像Qを見る角度によって、筐体20の内部の光源(元映像P)が見えてしまう。
【0006】
特許文献2では、観察者に元映像が見えないようにディスプレイ光源の角度を制限させているが、この方法では、空中像の傾きが制限される、あるいは製品の厚みが大きくなるといった課題がある。
【0007】
他方、図1(B)に示す空中像表示装置10Aでは、一定の透過率で光を透過させることができる加飾シート(透過フィルム)30を筐体20の表面に形成し、空中像Qを映しつつ筐体20の内部を隠蔽している。しかし、この方法は、加飾シート30が同一の透過率であり、加飾シート30の透過率が低いと、空中像Qの輝度が低下してしまう。逆に、加飾シート30の透過率を上げると、空中像Qの輝度低下を抑えることができるが、筐体20の内部の隠蔽性が低下するトレードオフの関係がある。
【0008】
本発明は、このような従来の課題を解決し、空中像の輝度を保ちつつ光源を見え難くする表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る表示装置は、再帰反射を利用して空中像を表示可能なものであって、基準線の一方の側に傾斜して配置された光源と、前記基準線の他方の側に傾斜して配置された再帰反射部材と、前記光源および前記再帰反射部材に対向するように配置された偏光ビームスプリッターと、前記偏光ビームスプリッター上に形成された透過フィルムとを有し、前記透過フィルムは、空中像の見える範囲において前記光源が見づらくなるような透過率が低い領域を有する。
【0010】
ある態様では、前記透過フィルムは、前記透過率が低い領域から透過率が徐々に高くなる領域を含む。ある態様では、前記透過率が低い領域は、空中像の一部でも見える範囲おいて空中像を欠けさせない範囲である。ある態様では、前記透過率が低い領域は、空中像の端部と前記光源の端部とを結ぶ直線が前記透過フィルムと交差する位置に基づき決定される。ある態様では、前記基準線は、偏光ビームスプリッターの主面と直交し、前記光源の主面と直交する光軸と前記基準線との成す角が90度未満であり、前記反射部材の主面と直交する光軸と前記基準線との成す角が90度未満である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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