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公開番号2025166404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070407
出願日2024-04-24
発明の名称車載表示装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20251029BHJP(信号)
要約【課題】乗員が違和感を覚えることを抑制しつつ、車線維持制御のために用いられる区画線を表示する。
【解決手段】車線維持制御システム100は、カメラ1の撮像画像に基づいて、走行車線の区画線を認識する認識部11と、車線維持制御の作動条件が満たされているか否かを判定する判定部12と、認識された区画線をディスプレイ3に表示させる表示制御部14と、を備える。表示制御部14は、認識部11によって区画線の認識が開始されたときに判定部12によって作動条件を満たすと判定されている場合、表示待機時間が経過した後に区画線を表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両が走行する走行車線の区画線を車載のディスプレイに表示する車載表示装置であって、
カメラの撮像画像に基づいて、前記走行車線の前記区画線を認識する認識部と、
認識された前記区画線に沿って前記車両を走行させる車線維持制御の作動条件であり、前記車両の状態、前記走行車線の形状、および前記車両のドライバの状態の少なくともいずれかに基づいて設定された該作動条件が満たされているか否かを判定する判定部と、
認識された前記区画線を前記ディスプレイに表示させる表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記認識部によって前記区画線の認識が開始されたときに前記判定部によって前記作動条件を満たすと判定されている場合、予め定められた表示待機時間が経過した後に前記区画線を表示させる、車載表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、
前記認識部によって前記区画線の認識が開始されたときに前記判定部によって前記作動条件を満たすと判定されていない場合、認識された前記区画線を表示させず、
その後に前記作動条件を満たすと判定された場合、前記作動条件を満たすと判定されてから前記表示待機時間が経過した後に前記区画線を表示させる、請求項1に記載の車載表示装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記車両が一般道を走行している場合、前記車両が高速道路を走行している場合に比べて前記表示待機時間を長くする、請求項1または2に記載の車載表示装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記認識部によって認識された前記区画線の認識長さが短い場合、前記区画線の認識長さが長い場合に比べて前記表示待機時間を長くする、請求項1または2に記載の車載表示装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記車両の速度が遅い場合、前記速度が早い場合に比べて前記表示待機時間を長くする、請求項1または2に記載の車載表示装置。
【請求項6】
車両が走行する走行車線の区画線を車載のディスプレイに表示する車載表示装置であって、
カメラの撮像画像に基づいて、前記走行車線の前記区画線を認識する認識部と、
認識された前記区画線に沿って前記車両を走行させる車線維持制御の作動条件であり、前記車両の状態、前記走行車線の形状、および前記車両のドライバの状態の少なくともいずれかに基づいて設定された該作動条件が満たされているか否かを判定する判定部と、
認識された前記区画線を前記ディスプレイに表示させる表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記認識部によって前記区画線の認識が開始されたときに前記判定部によって前記作動条件を満たすと判定されている場合、前記車線維持制御の実行が開始されたときに前記区画線を表示させる、車載表示装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、
前記認識部によって前記区画線の認識が開始されたときに前記判定部によって前記作動条件を満たすと判定されていない場合、認識された前記区画線を表示させず、
その後に前記作動条件を満たすと判定された場合、前記車線維持制御の実行が開始されたときに前記区画線を表示させる、請求項6に記載の車載表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、走行車線の区画線を車両のディスプレイに表示する車載表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、走行車線の区画線を認識し、認識した区画線に沿って車両を走行させる車線維持制御を実行する装置が記載されている。この装置では、カメラの撮像画像に基づいて認識した区画線をディスプレイに表示し、表示された区画線に沿って車両が走行している状態であることを乗員に知らせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-103863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した装置では、車線維持制御に必要な区画線の認識が開始された後に、車線維持制御の実行が開始される。このためディスプレイには、認識された区画線が表示されるものの、車線維持制御を実行するための準備が整うまでは車線維持制御が作動しない。これにより、車線維持制御に必要な区画線が表示されているにもかかわらず、車線維持制御が作動していないことについて乗員が違和感を覚えることがある。
【0005】
このため、本開示は、乗員が違和感を覚えることを抑制しつつ、車線維持制御のために用いられる区画線を表示することができる車載表示装置について説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、[1]「車両が走行する走行車線の区画線を車載のディスプレイに表示する車載表示装置であって、カメラの撮像画像に基づいて、前記走行車線の前記区画線を認識する認識部と、認識された前記区画線に沿って前記車両を走行させる車線維持制御の作動条件であり、前記車両の状態、前記走行車線の形状、および前記車両のドライバの状態の少なくともいずれかに基づいて設定された該作動条件が満たされているか否かを判定する判定部と、認識された前記区画線を前記ディスプレイに表示させる表示制御部と、備え、前記表示制御部は、前記認識部によって前記区画線の認識が開始されたときに前記判定部によって前記作動条件を満たすと判定されている場合、予め定められた表示待機時間が経過した後に前記区画線を表示させる、車載表示装置。」である。
【0007】
車載表示装置は、区画線の認識が開始されたときに車線維持制御の作動条件を満たすと判定された場合、表示待機時間が経過した後に区画線を表示する。これにより、この車載表示装置では、車線維持制御の作動前に区画線が表示されることが無い、または車線維持制御の作動前に区画線が表示される時間を短くすることができる。したがって、車線維持制御に必要な区画線が表示されているにもかかわらず、車線維持制御が作動していないことについて乗員が違和感を覚えることを抑制できる。このように、車載表示装置は、乗員が違和感を覚えることを抑制しつつ、車線維持制御のために用いられる区画線を表示することができる。
【0008】
本開示の一態様は、[2]「前記表示制御部は、前記認識部によって前記区画線の認識が開始されたときに前記判定部によって前記作動条件を満たすと判定されていない場合、認識された前記区画線を表示させず、その後に前記作動条件を満たすと判定された場合、前記作動条件を満たすと判定されてから前記表示待機時間が経過した後に前記区画線を表示させる、上記[1]に記載の車載表示装置。」であってもよい。
【0009】
これにより車載表示装置は、区画線の認識が開始されたときに車線維持制御の作動条件が満たされていない場合であっても、作動条件が満たされた後において、乗員が違和感を覚えることを抑制しつつより適切なタイミングで区画線を表示することができる。
【0010】
本開示の一態様は、[3]「前記表示制御部は、前記車両が一般道を走行している場合、前記車両が高速道路を走行している場合に比べて前記表示待機時間を長くする、上記[1]または[2]に記載の車載表示装置。」であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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