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公開番号2025027917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023141816
出願日2023-08-16
発明の名称画像生成方法
出願人有限会社ひわだや,国立大学法人山口大学
代理人
主分類G06T 1/00 20060101AFI20250220BHJP(計算;計数)
要約【課題】撮影した画像から自然や人工的な対象画像のパワースペクトルの傾きを変えて新たな画像を生成することにより新たな意匠を実現する方法を提供する。
【解決手段】画像生成方法は、対象画像作成ステップと、前記対象画像の空間周波数とスペクトル強度の関係を示すパワースペクトルを算出するパワースペクトル算出ステップと、前記空間周波数と前記スペクトル強度を2軸にとった両対数グラフ上で前記パワースペクトルを直線に近似する直線近似ステップと、前記直線近似ステップで得られた近似線の傾きを変更するパワースペクトルの傾き変更ステップと、前記パワースペクトルの傾き変更ステップにより変更された傾きの画像を生成する画像生成ステップと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象画像作成ステップと、
前記対象画像の空間周波数とスペクトル強度の関係を示すパワースペクトルを算出するパワースペクトル算出ステップと、
前記空間周波数と前記スペクトル強度を2軸にとった両対数グラフ上で前記パワースペクトルを直線に近似する直線近似ステップと、
前記直線近似ステップで得られた近似線の傾きを変更するパワースペクトルの傾き変更ステップと、
前記パワースペクトルの傾き変更ステップにより変更された傾きの画像を生成する画像生成ステップ、
とを有する画像生成方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記対象画像は撮影した画像をグレースケールに変換したものであり、前記対象画像のパワースペクトルを算出し、
前記パワースペクトルの傾き変更ステップで変更した傾きの値でパワースペクトルを定義し、
各空間周波数における位相スペクトルを-πから+πの一様乱数で設定し、
前記パワースペクトルと前記位相スペクトルを入力とし、逆フーリエ変換をして乱数を横方向の1ライン分生成し、
予め測定しておいた対象画像の明度と色相と彩度の情報とを組み合わせて、1ライン分の画像データの色情報として1ライン分のデータを作成し、
前記ラインを縦方向にずらしながら前記対象画像の縦方向分だけ画像データを作成してゆき、これらの画像データを連続させることにより新たな画像を生成することを特徴とする請求項1記載の画像生成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は元になる画像から新たな画像を生成する方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
元になる画像の空間周波数を利用して画像の画質を向上する技術は数多く知られている。
例えば撮像画像に生じたモアレに対応する空間周波数成分を除去又は低減するといったものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
しかし、この技術は対象となる画像の画質を向上する技術であり、新たな画像を生成するものではなかった。
また、木目柄の空間周波数とスペクトル強度の関係を示すパワースペクトル分布を利用する画像評価方法が知られている。(例えば、特許文献2参照)
しかし、この技術は画像を評価する技術であり、新たな画像を生成するものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6877052号公報
特許第6728887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では元になる画像の画質を向上させたり、画像を評価したりすることはできるが、元になる画像から新たな画像を生成するための技術ではなかった。
水面の波や砂漠の風紋等の自然の画像や桧皮葺の屋根等の人工物の画像やある種の抽象画が良い印象を与えるのは、それらのパワースペクトルが1/f(パワースペクトルの傾き-1)のゆらぎ成分を有しているからとされている。
これらの良い印象を与える画像のパワースペクトル分布の研究を進める中で、パワースペクトルの傾きを変えることにより、全く異なる印象の画像が得られることを見出した。
また、これらの画像が新しい意匠として利用できることを見出した。
【0005】
本発明は従来の技術では実現できなかった、元になる画像から新たな画像を生成する方法を実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するために、対象画像作成ステップと、前記対象画像の空間周波数とスペクトル強度の関係を示すパワースペクトルを算出するパワースペクトル算出ステップと、前記空間周波数と前記スペクトル強度を2軸にとった両対数グラフ上でパワースペクトルを直線に近似する直線近似ステップと、前記直線近似ステップで得られた近似線の傾きを変更するパワースペクトルの傾き変更ステップと、前記パワースペクトルの傾き変更ステップにより変更された傾きの画像を生成する画像生成ステップ、とを有する構成とした。
【0007】
また、第2の課題解決手段は、前記対象画像は撮影した画像をグレースケールに変換したものであり、前記対象画像のパワースペクトルを算出し、前記パワースペクトルの傾き変更ステップで変更した傾きの値でパワースペクトルを定義し、各空間周波数における位相スペクトルを-πから+πの一様乱数で設定し、前記パワースペクトルと前記位相スペクトルを入力とし、逆フーリエ変換をして乱数を横方向の1ライン分生成し、予め測定しておいた対象画像の明度と色相と彩度の情報とを組み合わせて、1ライン分の画像データの色情報として1ライン分のデータを作成し、前記ラインを縦方向ずらしながら前記対象画像の縦方向分だけ画像データを作成してゆき、これらの画像データを連続させることにより新たな画像を生成する構成とした。
【発明の効果】
【0008】
上述したように本発明の画像生成方法は、対象画像のパワースペクトルの傾きを変えることにより新しい画像を生成することができる。つまり、自然や人工的な対象画像のパワースペクトルの傾きを変えて新たな画像を生成することにより新たな意匠を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態を示す画像生成方法のフローチャート
パワースペクトルの傾きが-1の画像
パワースペクトルの傾きが-2の画像
パワースペクトルの傾きが-0.1の画像
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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