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公開番号
2025038584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145295
出願日
2023-09-07
発明の名称
スナウト装置
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C23C
2/00 20060101AFI20250312BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】本開示は、簡易な手法により、伸縮管及び内筒の双方への金属蒸気の凝固を抑制することが可能なスナウト装置を説明する。
【解決手段】スナウト装置は、熱処理された帯状の金属板が通過可能に構成された筒状の第1のスナウト及び第2のスナウトと、金属板が浸漬される溶融金属を貯留するように構成されたメッキ槽と、第1のスナウト及び第2のスナウトを接続するように構成された伸縮管と、伸縮管の内周面の少なくとも一部を覆うように伸縮管の内側に設けられた内筒と、溶融金属の融点よりも高い温度の不活性ガスを伸縮管と内筒との間の内部空間に供給するように構成された供給部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱処理された帯状の金属板が通過可能に構成された筒状の第1のスナウト及び第2のスナウトと、
前記金属板が浸漬される溶融金属を貯留するように構成されたメッキ槽と、
前記第1のスナウト及び前記第2のスナウトを接続するように構成された伸縮管と、
前記伸縮管の内周面の少なくとも一部を覆うように前記伸縮管の内側に設けられた内筒と、
前記溶融金属の融点よりも高い温度の不活性ガスを前記伸縮管と前記内筒との間の内部空間に供給するように構成された供給部とを備える、スナウト装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記供給部は、前記不活性ガスを、前記伸縮管の複数の箇所から前記内部空間に供給するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記供給部は、420℃以上の前記不活性ガスを前記内部空間に供給するように構成されている、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記供給部は、前記不活性ガスとして窒素を前記内部空間に供給するように構成されている、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項5】
前記伸縮管の外周部に設けられた断熱材をさらに備える、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項6】
前記伸縮管の外周部に設けられた加熱部をさらに備える、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項7】
前記第1のスナウトの内部又は前記第2のスナウトの内部から気体を排気するように構成された排気部をさらに備える、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項8】
前記排気部によって排気された気体に含まれる金属蒸気を回収するように構成された回収部をさらに備える、請求項7に記載の装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、溶融金属連続メッキラインにおけるスナウト装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、帯状の金属板を連続的に熱処理する熱処理炉と、熱処理された金属板が溶融金属に浸漬されるメッキ槽と、熱処理炉とメッキ槽とを接続するように延び且つ熱処理された金属板がメッキ槽に向けて通過可能とされたスナウトとを備える連続溶融メッキ装置を開示している。スナウトの下端部はメッキ槽内の溶融金属に浸されており、熱処理炉からスナウトにかけては無酸化雰囲気とされている。スナウトの中途には、熱膨張に伴うスナウトの伸縮を吸収するために、蛇腹状の伸縮管が設けられている。伸縮管の外周部には、断熱部材及び電熱ヒータが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-095598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、溶融金属の湯面からは、溶融金属の蒸発により金属蒸気が生ずる。蒸発金属が伸縮管内面の蛇腹に付着して凝固すると、凝固した金属が伸縮管内に落下して、伸縮管の破損に繋がる可能性がありうる。また、スナウト内を移動する金属板が意図せず破断して伸縮管に引っ掛かり、伸縮管の破損に繋がる可能性がありうる。そのため、伸縮管の保護を目的として、伸縮管の内側に内筒が設けられることがある。
【0005】
しかしながら、特許文献1のような、伸縮管の外周部に設けられた電熱ヒータは、伸縮管を加熱して、伸縮管への金属蒸気の凝固を抑制することができるものの、内筒を加熱するには至らない。そのため、金属蒸気の内筒への凝固が懸念されていた。
【0006】
そこで、本開示は、簡易な手法により、伸縮管及び内筒の双方への金属蒸気の凝固を抑制することが可能なスナウト装置を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
スナウト装置の一例は、熱処理された帯状の金属板が通過可能に構成された筒状の第1のスナウト及び第2のスナウトと、金属板が浸漬される溶融金属を貯留するように構成されたメッキ槽と、第1のスナウト及び第2のスナウトを接続するように構成された伸縮管と、伸縮管の内周面の少なくとも一部を覆うように伸縮管の内側に設けられた内筒と、溶融金属の融点よりも高い温度の不活性ガスを伸縮管と内筒との間の内部空間に供給するように構成された供給部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係るスナウト装置によれば、易な手法により、伸縮管及び内筒の双方への金属蒸気の凝固を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、スナウト装置の一例を側方から見た概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。なお、本明細書において、図の上、下、右、左というときは、図中の符号の向きを基準とすることとする。
(【0011】以降は省略されています)
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