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公開番号2025061927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025012905,2021025823
出願日2025-01-29,2021-02-22
発明の名称検出システムおよび鍵盤装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G10H 1/34 20060101AFI20250403BHJP(楽器;音響)
要約【課題】可動部材の変位を検出するための要素が設置される基板を小型化する。
【解決手段】鍵盤楽器は、演奏動作により変位する可動部材に設置された被検出コイルと、検出基板50Mと、検出基板50Mとは別体の制御基板20と、配線部30とを具備する。検出基板50Mには、被検出コイルに対向する検出コイルと、検出コイルと被検出コイルとの距離に応じた検出信号を生成する検出回路51とが設置される。制御基板20には、可動部材の位置を表す変位データを検出信号から生成する制御IC21が設置される。配線部30は、検出基板50Mから制御基板20に検出信号を伝送する配線を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
演奏動作により変位する可動部材に設置され、磁性体または導電体で形成された被検出部と、
前記被検出部に対向する検出コイルと、前記検出コイルと前記被検出部との距離に応じた検出信号を生成する検出回路とが設置された検出基板と、
前記検出基板とは別体の制御基板であって、前記可動部材の位置を表す変位データを前記検出信号から生成する制御ICが設置された制御基板と、
前記検出信号を前記検出基板から前記制御基板に伝送する配線を含む配線部と
を具備する演奏検出システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、演奏動作を検出する技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
利用者による演奏動作に応じた可動部材の変位を検出するための各種の技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、鍵盤楽器の鍵の変位を検出するセンサが回路基板に設置された構成が開示されている。回路基板には、各センサによる検出信号を処理する集積回路が設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-180074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術では、複数のセンサと集積回路とが1個の回路基板に設置されるため、回路基板の小型化が制限されるという課題がある。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、可動部材の変位を検出するための要素が設置される基板を小型化することを目的のひとつとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る演奏検出システムは、演奏動作により変位する可動部材に設置され、磁性体または導電体で形成された被検出部と、前記被検出部に対向する検出コイルと、前記検出コイルと前記被検出部との距離に応じた検出信号を生成する検出回路とが設置された検出基板と、前記検出基板とは別体の制御基板であって、前記可動部材の位置を表す変位データを前記検出信号から生成する制御ICが設置された制御基板と、前記検出信号を前記検出基板から前記制御基板に伝送する配線を含む配線部とを具備する。
【0006】
本開示の他の態様に係る演奏検出システムは、演奏動作により変位する複数の可動部材にそれぞれ設置され、磁性体または導電体で形成された複数の被検出部と、前記複数の被検出部にそれぞれ対応する複数の検出コイルと、前記複数の検出コイルの各々と当該検出コイルに対応する被検出部との距離に応じた検出信号を生成する検出回路とが設置された検出基板と、前記検出基板とは別体の制御基板であって、前記複数の検出コイルの各々について生成される前記検出信号から、当該検出コイルに対応する前記可動部材の位置を表す変位データを生成する制御ICが設置された制御基板と、前記各検出信号を前記検出基板から前記制御基板に伝送する配線を含む配線部とを具備する。
【0007】
本開示のひとつの態様に係る鍵盤楽器は、複数の鍵と、前記複数の鍵にそれぞれ対応して設置され、磁性体または導電体で形成された複数の被検出部と、前記複数の被検出部にそれぞれ対応する複数の検出コイルと、前記複数の検出コイルの各々と当該検出コイルに対応する被検出部との距離に応じた検出信号を生成する検出回路とが設置された検出基板と、前記検出基板とは別体の制御基板であって、前記複数の検出コイルの各々について生成される前記検出信号から、当該検出コイルに対応する前記鍵の位置を表す変位データを生成する制御ICが設置された制御基板と、前記各検出信号を前記検出基板から前記制御基板に伝送する配線を含む配線部と、前記各鍵の変位データに応じた音響を再生装置に再生させる再生制御部とを具備する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態における鍵盤楽器の平面図である。
鉛直方向の上方からみた鍵盤装置の平面図である。
鉛直方向の下方からみた鍵盤楽器の平面図である。
鍵盤ユニットの側面図である。
共振回路の回路図である。
鍵盤楽器の電気的な構成を例示するブロック図である。
入力側フィルタの構成を例示する回路図である。
駆動回路の構成を例示するブロック図である。
出力側フィルタの構成を例示する回路図である。
制御ICの内部的な構成を例示するブロック図である。
第2実施形態におけるコイルの平面図である。
第3実施形態における鍵盤ユニットの側面図である。
変形例に係る打弦機構の模式図である。
変形例に係るペダル機構の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A:第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る鍵盤楽器100の平面図である。鍵盤楽器100は、鍵盤装置11と筐体12と音源装置13と再生装置14とを具備する電子楽器である。筐体12は、鍵盤装置11と音源装置13と再生装置14とを支持および収容する中空の構造体である。
【0010】
鍵盤装置11は、複数の白鍵と複数の黒鍵とを含む複数の鍵41を具備する。複数の鍵41の各々は、利用者による演奏動作(例えば押鍵および離鍵)に応じて鉛直方向に変位する操作子である。以下の説明では、水平面内で相互に直交するX軸とY軸とを想定する。X軸は、利用者の左右の方向に延在し、Y軸は、利用者の前後の方向に延在する。Y軸の方向に長尺な複数の鍵41が、X軸に沿って配列する。複数の鍵41の配列により鍵盤が構成される。鍵盤装置11は、複数の鍵41の各々について鉛直方向における当該鍵41の位置を表す変位データを生成する。
(【0011】以降は省略されています)

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