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公開番号
2025071348
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025029750,2021045542
出願日
2025-02-27,2021-03-19
発明の名称
音信号処理方法および音信号処理装置
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類
H04S
7/00 20060101AFI20250424BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】仮想空間での音像定位を明瞭に再現する。
【解決手段】
音信号処理方法は、目的の音響空間の反射音を示す仮想音源を、スピーカの位置と受音点の位置との間に位置し、目的の音響空間の反射音の第1音源を示す第1仮想音源と、スピーカの外側に位置し、目的の音響空間の反射音の第2音源を示す第2仮想音源と分類し、第1仮想音源の場合のみ、第1仮想音源の近傍のスピーカの位置を用いて再生可能な位置に第1仮想音源の位置を移動する。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
目的の音響空間の反射音を示す仮想音源が前記音響空間の中心位置とスピーカの位置から所定の方位角および仰俯角からなる領域内かを判定し、
前記領域内の場合のみ、前記仮想音源の初期反射音制御信号を前記スピーカで出力制御する、
音信号処理方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記音響空間の形状と、前記音響空間での前記スピーカの位置と、受音点の位置とによって、前記仮想音源を設定する、
請求項1に記載の音信号処理方法。
【請求項3】
前記初期反射音制御信号のゲイン値および遅延量を、前記仮想音源と受音点と前記スピーカの位置関係から設定する、
請求項1または請求項2に記載の音信号処理方法。
【請求項4】
前記仮想音源を、前記スピーカと受音点との間に位置し、目的の音響空間の反射音の第1音源を示す第1仮想音源と、前記スピーカの外側に位置し、前記目的の音響空間の反射音の第2音源を示す第2仮想音源とに分類し、
前記第1仮想音源と前記第2仮想音源とで、前記仮想音源の位置の設定方法を異ならせる、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の音信号処理方法。
【請求項5】
目的の音響空間の反射音を示す前記仮想音源が前記第1仮想音源の場合のみ、前記第1仮想音源の近傍のスピーカの位置を用いて再生可能な位置に、前記第1仮想音源の位置を移動する、
請求項4に記載の音信号処理方法。
【請求項6】
目的の音響空間の反射音を再生するスピーカと、
前記目的の音響空間の反射音を示す仮想音源が前記音響空間の中心位置と前記スピーカの位置から所定の方位角および仰俯角からなる領域内かを判定し、前記領域内の場合のみ、前記仮想音源の初期反射音制御信号を前記スピーカで出力制御する初期反射音制御部と、
を備える、
音信号処理装置。
【請求項7】
前記初期反射音制御部は、
前記音響空間の形状と、前記音響空間での前記スピーカの位置と、受音点の位置とによって、前記仮想音源を設定する、
請求項6に記載の音信号処理装置。
【請求項8】
前記初期反射音制御部は、
前記初期反射音制御信号のゲイン値および遅延量を、前記仮想音源と前記スピーカとの位置関係から設定する、
請求項6または請求項7に記載の音信号処理装置。
【請求項9】
前記初期反射音制御部は、
前記仮想音源を、前記スピーカと受音点との間に位置し、目的の音響空間の反射音の第1音源を示す第1仮想音源と、前記スピーカの外側に位置し、前記目的の音響空間の反射音の第2音源を示す第2仮想音源とに分類し、
前記第1仮想音源と前記第2仮想音源とで、前記初期反射音制御信号のゲイン値および遅延量の設定方法を異ならせる、
請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の音信号処理装置。
【請求項10】
前記初期反射音制御部は、
前記仮想音源が前記第1仮想音源の場合のみ、前記第1仮想音源の近傍のスピーカの位置を用いて再生可能な位置に、前記第1仮想音源の位置を移動する、
請求項9に記載の音信号処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の一実施形態は、音源から入力した音に対して所定の処理を行う音信号処理方法および音信号処理装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ホール等の空間に対する音響システムでは、その空間に配置されたスピーカによって音源に対する音像の定位を行う。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の音声処理装置は、オーディオオブジェクト(音源)の近傍の2以上のスピーカでオーディオオブジェクト(音源)の音を出力する。この際、特許文献1に記載の音声処理装置は、オーディオオブジェクト(音源)の位置情報と音像情報とを用いて、各スピーカに出力する音声信号のゲインを算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2016/208406号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来の構成では、スピーカが設置された空間で、仮想空間での音像定位を明瞭に再現することはできない。
【0006】
そこで、この発明の一実施形態は、仮想空間での音像定位を明瞭に再現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
音信号処理方法は、目的の音響空間の反射音を示す仮想音源を、スピーカの位置と受音点の位置との間に位置し、目的の音響空間の反射音の第1音源を示す第1仮想音源と、スピーカの外側に位置し、目的の音響空間の反射音の第2音源を示す第2仮想音源とに分類し、第1仮想音源の場合のみ、第1仮想音源の近傍のスピーカの位置を用いて再生可能な位置に第1仮想音源の位置を移動する。
【発明の効果】
【0008】
音信号処理方法は、仮想空間での音像定位を明瞭に再現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る音信号処理装置を含む音響システムの構成を示す機能ブロック図である。
図2は、本発明の実施形態に係る音信号処理方法のフローチャートである。
図3は、一般的な直接音、初期反射音、残響音(後部残響音)を含む音の離散的な波形を示す図である。
図4(A)、図4(B)は、虚音源の設定概念を示す図である。
図5は、グルーピング部40の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図6は、音源のグルーピング方法を示すフローチャートである。
図7は、複数の音源の複数の領域へのグループ化の概念を示す図である。
図8(A)は、代表点を用いた音源のグルーピング方法を示すフローチャートであり、図8(B)は、領域の境界を用いた音源のグルーピング方法を示すフローチャートである。
図9は、音源の移動によるグルーピングの方法の一例を示すフローチャートである。
図10は、初期反射音制御信号生成部50の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図11は、GUIの一例を示す図である。
図12は、虚音源の設定処理の一例を示すフローチャートである。
図13(A)、図13(B)は、幾何学形状が異なる時のそれぞれの虚音源の設定例を示す図である。
図14(A)、図14(B)、および、図14(C)は、虚音源の設定例を示す図である。
図15(A)、図15(B)、図15(C)は、虚音源の設定例を示す図である。
図16は、虚音源をスピーカに割り当てる処理を示すフローチャートである。
図17(A)、図17(B)は、虚音源をスピーカに割り当てる概念を示す図である。
図18は、LDtapの係数設定処理を示すフローチャートである。
図19(A)、図19(B)は、係数設定の概念を説明するための図である。
図20(A)は、仮想空間形状が大きい場合のLDtap係数の例を示し、図20(B)は、仮想空間形状が小さい場合のLDtap係数の例を示す。
図21は、初期反射音制御信号生成部50で生成される初期反射音制御信号の波形を示す図である。
図22は、残響音制御信号生成部70の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図23は、残響音制御信号の生成処理の一例を示すフローチャートである。
図24は、直接音、初期反射音制御信号、および、残響音制御信号の波形例を示すグラフである。
図25は、残響音用の領域設定の一例を示す図である。
図26は、出力調整部90の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図27は、出力調整処理の一例を示すフローチャートである。
図28は、出力調整用のGUIの一例を示す図である。
図29(A)、図29(B)は、再生空間の後方に音の定位と広がりを持たせる場合の設定例を示す図である。
図30(A)、図30(B)は、再生空間の横方向に音の定位と広がりを持たせる場合の設定例を示す図である。
図31は、高さ方向の広がりを持たせる場合の音の広がりのイメージを表す図である。
図32は、バイノーラル再生機能付き音信号処理装置の構成を示す機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る音信号処理方法および音信号処理装置について、図を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、まず、音信号処理方法および音信号処理装置の概要を説明し、その後、各処理、各構成の具体的な内容を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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