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公開番号
2025073300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183953
出願日
2023-10-26
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
17/04 20060101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】実装時のショート不良を防止することが可能なコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、実装面15を有するコアと、ワイヤで構成された第1導体30と、導体板で構成された第2導体40と、を有する。第1導体30は、コアの内部で実装面15に沿って延在する第1本体部31を有する。第2導体40は、コアの内部で実装面15に沿って延在し、第1本体部31と対向する第2本体部41を有する。第1本体部31と第2本体部41とが対向する方向において、第1本体部31はコアの一方側に位置しており、第1本体部31および第2本体部41は、第1本体部31が位置するコアの一方側にオフセットしている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
実装面を有するコアと、
ワイヤで構成された第1導体と、
導体板で構成された第2導体と、を有し、
前記第1導体は、前記コアの内部で前記実装面に沿って延在する第1本体部を有し、
前記第2導体は、前記コアの内部で前記実装面に沿って延在し、前記第1本体部と対向する第2本体部を有し、
前記第1本体部と前記第2本体部とが対向する方向において、前記第1本体部は前記コアの一方側に位置しており、前記第1本体部および前記第2本体部は、前記第1本体部が位置する前記コアの一方側にオフセットしているコイル装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記第1本体部と前記第2本体部とが対向する方向において、前記第1本体部および前記第2本体部は、前記コアの中心よりも前記コアの一方側に位置する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記第1導体は、前記コアから露出する第1実装部を有し、
前記第2導体は、前記コアから露出する第2実装部を有し、
前記第2実装部は、前記第1実装部から離間するように、前記コアの他方側に延在している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記第1実装部および前記第2実装部は、前記実装面に垂直な方向から見て、前記コアの外縁の内側に配置されている請求項3に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記コアは、前記実装面に垂直な前記コアの側面に形成された凹部を有し、
前記第1実装部および前記第2実装部は、前記凹部に収容されている請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第1本体部と前記第2本体部とが対向する方向において、前記第1本体部の第1幅は、前記第2本体部の第2幅とは異なっている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記第1幅は、前記第2幅よりも大きい請求項6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記第1本体部の前記実装面からの高さ位置は、前記第2本体部の前記実装面からの高さ位置とは異なる請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記第1本体部は、前記第2本体部に当接している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項10】
前記第2導体は、前記第2導体の少なくとも一部に形成されたメッキ層を有する請求項1または2に記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば結合インダクタとしての利用が可能なコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばサーバの電源回路には、電圧レギュレータの応答速度の向上を図るため、あるいは電源回路の部品数を削減するために、結合インダクタと呼ばれるコイル装置が用いられる場合がある。この種のコイル装置として、特許文献1には、コアと、第1導体と、第2導体とを有するコイル装置が開示されている。第1導体および第2導体は、銅板を所定の形状に折曲加工した導体板で構成されている。第1導体および第2導体は、コアの内部において所定の間隔で対向しており、磁気的に結合している。
【0003】
近年では、コイル装置の小型化の進展に伴い、導体間の距離が狭くなる傾向がある。例えば、特許文献1のコイル装置において、さらに小型化を図ろうとした場合、第1導体と第2導体とが近接し、第1導体と第2導体との間の距離が狭くなる。そのため、コイル装置を実装基板に実装するときに、ハンダ等が第1導体と第2導体とに跨るように付着し、第1導体と第2導体との間でショート不良が発生するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-117676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、実装時のショート不良を防止することが可能なコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示のコイル装置は、
実装面を有するコアと、
ワイヤで構成された第1導体と、
導体板で構成された第2導体と、を有し、
前記第1導体は、前記コアの内部で前記実装面に沿って延在する第1本体部を有し、
前記第2導体は、前記コアの内部で前記実装面に沿って延在し、前記第1本体部と対向する第2本体部を有し、
前記第1本体部と前記第2本体部とが対向する方向において、前記第1本体部は前記コアの一方側に位置しており、前記第1本体部および前記第2本体部は、前記第1本体部が位置する前記コアの一方側にオフセットしている。
【0007】
本開示のコイル装置では、第1導体がワイヤで構成され、第2導体が導体板で構成されている。そのため、第1導体については、導体板の打ち抜き加工あるいは折曲加工等が不要である。これにより、コイル装置の製造容易化およびコストダウンを図ることができる。
【0008】
また、第1本体部と第2本体部とが対向する方向において、第1本体部および第2本体部は、第1本体部が位置するコアの一方側にオフセットしている。そのため、コアの他方側には、第1本体部および第2本体部のオフセット量に応じたスペースが形成される。このスペースを利用して、第2導体の一部(例えば実装部)を第1導体から離間するように配置することにより、第1導体と第2導体との間で、ショート不良の発生を防止することができる。
【0009】
また、コアの他方側では、第1本体部および第2本体部のオフセット量に応じて、コアの体積が増大する。そのため、コイル装置のインダクタンス特性および/または直流重畳特性が向上する。
【0010】
前記第1本体部と前記第2本体部とが対向する方向において、前記第1本体部および前記第2本体部は、前記コアの中心よりも前記コアの一方側に位置してもよい。この場合、少なくとも、コアの中心よりもコアの他方側に、第2導体の一部(例えば実装部)を配置するためのスペースが形成される。このスペースに、第2導体の一部(例えば実装部)を第1導体から離間するように配置することにより、第1導体と第2導体との間で、ショート不良の発生を有効に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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