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公開番号2025073564
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184479
出願日2023-10-27
発明の名称センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類G01L 19/06 20060101AFI20250502BHJP(測定;試験)
要約【課題】異物の侵入を抑止又は防止でき、燃料、水分、ブローバイガス等の液体又は液状物の凍結を抑止又は防止でき、吸気の圧力を高精度に検出できる、センサユニット及び内燃エンジンの吸気システムを提供する。
【解決手段】センサユニットUは、吸気管内の吸気の圧力を検出する圧力センサ20と、圧力センサを収容する第1収容部13,圧力センサの受圧室Rcと吸気管の吸気通路Ip1とを連通させる連通路を含むケース10とを備え、連通路は、吸気通路内において第1領域A1に開口するように配置される第1連通路Cp1と、吸気通路内において第1領域よりも吸気の流れが遅い第2領域A2に開口するように配置される第2連通路Cp2を含む。
【選択図】図14

特許請求の範囲【請求項1】
内燃エンジンの吸気管に配置されるセンサユニットであって、
前記吸気管内の吸気の圧力を検出する圧力センサと、
前記圧力センサを収容する第1収容部,前記圧力センサの受圧室と前記吸気管の吸気通路とを連通させる連通路を含むケースと、を備え、
前記連通路は、前記吸気通路内において第1領域に開口するように配置される第1連通路と、前記吸気通路内において前記第1領域よりも吸気の流れが遅い第2領域に開口するように配置される第2連通路と、を含む、
ことを特徴とするセンサユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1連通路は、前記吸気管の内壁面から中央側に向けて離れた領域に開口するべく所定の通路長さを有し、
前記第2連通路は、前記吸気管の内壁面に近接した領域に開口するべく前記第1連通路の通路長さよりも短い通路長さを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
前記第1連通路は、所定の通路面積及び第1通路長さをなす第1通路及び前記第1通路に通じると共に前記第1通路の通路面積よりも小さい開口面積をなす第1通気孔を含み、
前記第2連通路は、前記第1通路の通路面積と同一の通路面積及び前記第1通路長さよりも短い第2通路長さをなす第2通路及び前記第2通路に通じる共に前記第2通路の通路面積よりも小さい開口面積をなす第2通気孔を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のセンサユニット。
【請求項4】
前記第1通気孔の開口面積は、前記第2通気孔の開口面積と同一である、
ことを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項5】
前記第1通気孔の開口面積は、前記第2通気孔の開口面積よりも大きい、
ことを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項6】
前記第1通気孔及び前記第2通気孔は、円形孔として形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項7】
前記第1連通路及び前記第2連通路は、互いに隣接して形成され前記吸気通路に対して異なる位置にて開口するように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項8】
前記圧力センサは、受圧部を有するセンサ本体部と、前記受圧部を覆うと共に前記受圧室を画定するべく前記センサ本体部に連結されたセンサカバーを含み、
前記第1通気孔及び前記第2通気孔は、前記センサカバーに形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項9】
前記第1通気孔及び前記第2通気孔は、前記受圧室の中央領域から外れた側部寄りに偏倚して形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項10】
前記ケースは、前記吸気管に接合される接合面を含むケース本体部と、前記ケース本体部から所定の軸線方向に突出する円筒状のスリーブを含み、
前記第1通路及び前記第2通路は、前記スリーブ内を伸長するように形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車、自動二輪車、その他の車両等に搭載される内燃エンジンの吸気システムに適用されて吸気の状態量(圧力、温度)を検出するセンサユニット及び内燃エンジンの吸気システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来のセンサユニットとしては、ターミナルがインサートされたケースと、ターミナルに接続されケース内に配置された圧力検出素子と、ケースに連結されて圧力検出素子の受圧室に通じる圧力導入孔を有するポート部と、ターミナルに接続されてポート部に設けられた温度検出素子を備えた、温度センサ一体型圧力センサ装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
【0003】
上記温度センサ一体型圧力センサ装置においては、ポート部に形成された圧力導入孔は、通路面積が比較的大きな一つの直線的な通路として形成されている。したがって、インテークマニホールド内に異物が存在する場合、当該異物が圧力導入孔を通して受圧室内に侵入し、吸気の圧力を正確に検出できない虞がある。
【0004】
また、他のセンサユニットとしては、ベース及び箱状のハウジングにより構成されたセンサ収納容器と、ハウジング内に配置された圧力検出素子と、ベース及びパイプにより形成されて圧力検出素子の圧力導入室に通じる圧力導入路と、ベースに形成された温度センサ収納突起内に配置された温度センサと、圧力検出素子及び温度センサが電気的に接続されてハウジング内に配置された回路基板を備えた、圧力センサ装置が知られている(例えば、特許文献3)。
【0005】
上記圧力センサ装置においては、異物が圧力導入路を通して圧力導入室内に侵入するのを抑制するべく、圧力導入路には、その開口端近傍において、通路面積が小さくなる迷路構造が形成されている。したがって、この迷路構造の領域においては、液体、例えば、吹き返しによる燃料、吸気内の水分、ブローバイガス等の液体又は液状物が、通路内に付着し又は冷間時において凍結し、通路をさらに狭くし又は閉塞して、吸気の圧力を正確に検出できない虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-194683号公報
特開2005-274412号公報
特開平11-30535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、異物の侵入を抑止ないし防止でき、又、燃料、吸気内の水分、ブローバイガス等の液体又は液状物の付着又は凍結を抑止ないし防止でき、吸気の圧力を高精度に検出できる、センサユニット及び内燃エンジンの吸気システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のセンサユニットは、内燃エンジンの吸気管に配置されるセンサユニットであって、吸気管内の吸気の圧力を検出する圧力センサと、圧力センサを収容する第1収容部,圧力センサの受圧室と吸気管の吸気通路とを連通させる連通路を含むケースとを備え、連通路は、吸気通路内において第1領域に開口するように配置される第1連通路と、吸気通路内において第1領域よりも吸気の流れが遅い第2領域に開口するように配置される第2連通路と、を含む構成となっている。
【0009】
上記センサユニットにおいて、第1連通路は、吸気管の内壁面から中央側に向けて離れた領域に開口するべく所定の通路長さを有し、第2連通路は、吸気管の内壁面に近接した領域に開口するべく第1連通路の通路長さよりも短い通路長さを有する、構成を採用してもよい。
【0010】
上記センサユニットにおいて、第1連通路は、所定の通路面積及び第1通路長さをなす第1通路及び第1通路に通じると共に第1通路の通路面積よりも小さい開口面積をなす第1通気孔を含み、第2連通路は、第1通路の通路面積と同一の通路面積及び第1通路長さよりも短い第2通路長さをなす第2通路及び第2通路に通じる共に第2通路の通路面積よりも小さい開口面積をなす第2通気孔を含む、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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