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公開番号2025073852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184969
出願日2023-10-27
発明の名称ニトロソ化合物の製造方法
出願人クミアイ化学工業株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類C07C 213/02 20060101AFI20250502BHJP(有機化学)
要約【課題】工業的に好ましく、経済的であり、そして環境にも優しい、ニトロソ化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】下記式(3)のニトロソ化合物の製造方法であって、塩基の存在下、下記式(1)の化合物を下記式(2)の化合物と反応させることを含む製造方法。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025073852000025.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">36</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
(ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、(C1-C4)アルキル又は(C1-C4)アルコキシである。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(3)の化合物の製造方法であって、塩基の存在下、式(1)の化合物を式(2)の化合物と反応させることを含む、製造方法:
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2025073852000024.jpg
36
170
(ここで、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

及びR

は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、(C1-C4)アルキル又は(C1-C4)アルコキシである。)。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1に記載の製造方法であって、塩基がリチウムアミドと金属tert-ブトキシドとの組み合わせである製造方法。
【請求項3】
請求項2に記載の製造方法であって、金属tert-ブトキシドがナトリウムtert-ブトキシド、リチウムtert-ブトキシド、カリウムtert-ブトキシド又はマグネシウムジtert-ブトキシドである製造方法。
【請求項4】
請求項2に記載の製造方法であって、金属tert-ブトキシドがナトリウムtert-ブトキシド、リチウムtert-ブトキシド又はマグネシウムジtert-ブトキシドである製造方法。
【請求項5】
請求項2に記載の製造方法であって、金属tert-ブトキシドがリチウムtert-ブトキシドである製造方法。
【請求項6】
請求項2~5に記載の製造方法であって、リチウムアミドの使用量が式(2)の化合物1当量に対して1.5当量~2.5当量である製造方法。
【請求項7】
請求項2~5に記載の製造方法であって、リチウムアミドの使用量が式(2)の化合物1当量に対して1.8当量~2.2当量である製造方法。
【請求項8】
請求項2~5に記載の製造方法であって、金属tert-ブトキシドの使用量が式(2)の化合物1当量に対して0.5当量~1.0当量である製造方法。
【請求項9】
請求項1~5のいずれか1項に記載の製造方法であって、反応が-5℃~80℃で行われる製造方法。
【請求項10】
請求項1~5のいずれか1項に記載の製造方法であって、反応が0℃~50℃で行われる製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下記式(3)の化合物、すなわちニトロソ化合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
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2025073852000001.jpg
35
170
上記式中、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

及びR

は後述の通りである。
【背景技術】
【0003】
式(3)のニトロソ化合物(以下、単に式(3)の化合物と称する)は、農薬及び医薬等の生理活性な有機化合物等の製造中間体として有用である。WO2009/016841(特許文献1)には、有用な除草剤が記載されている。その中でも、化合物No.II-194、すなわちフェンキノトリオン(Fenquinotrione)は極めて優れた除草効果と水稲に対する高い安全性を有する除草剤として知られている。
【0004】
WO2013/089002(特許文献2)は、下図に示すような製造方法を開示する(実施例1、3、19、20~23等を参照)。
【0005】
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2025073852000002.jpg
66
170
【0006】
上図からわかるように、2,6-ジクロロニトロベンゼンから式(5-3)の化合物を製造するために、WO2013/089002(特許文献2)に記載の方法は3工程(3ステップ)を必要とする。従って、工程数がより少ない製造方法が望まれていた。また、2,6-ジクロロニトロベンゼン及びケトマロン酸ジエステル(例えば、上図中のDEMO)は入手が比較的容易ではなく、より入手が容易な原料が望まれていた。
【0007】
一方で、特開2018-70520(特許文献3)は、2-クロロニトロベンゼン(1-1)をp-アニシジン(2-1)と反応させることにより、3-クロロ-N-(4-メトキシフェニル)-2-ニトロソアニリン(3-1)を製造できることを開示する。更に、この文献には、3-クロロ-N-(4-メトキシフェニル)-2-ニトロソアニリン(3-1)から式(5-3)の化合物を製造できることが報告されている。この方法を下図に示す。
【0008】
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2025073852000003.jpg
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170
【0009】
WO2013/089002(特許文献2)の方法と比較して、特開2018-70520(特許文献3)の方法では、より入手が容易な原料を用いて、式(5-3)の化合物を製造できる。しかし、特開2018-70520(特許文献3)に記載の方法は2-クロロニトロベンゼン(1-1)に対して2当量から3当量のp-アニシジン(2-1)を必要とするため、p-アニシジンの使用量を減少することが望まれていた。更に、この方法の実施例条件は、-70℃から0℃の低温である。WO2020/158925(特許文献4)の方法では、アンモニアの副生量が多く、次工程で除去する必要があるためアンモニアの副生量を減らすことが望まれていた。
【0010】
Synlett(2015), 1352-1356(非特許文献1)は、式(3)の化合物が高い収率で製造できることを開示する。しかし、この方法は-70℃から-30℃の低温を必要とする。具体的な例を下図に示す。
(【0011】以降は省略されています)

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