特許ウォッチ

公開番号2025076676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188437
出願日2023-11-02
発明の名称加工装置
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B23Q 15/18 20060101AFI20250509BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ダイレクトドライブモータを備える加工装置において、ダイレクトドライブモータの温度変化の影響を抑制すること。
【解決手段】加工装置1は、ワークWを回転させるDDモータ4と、DDモータ4の温度を検出する温度センサ62と、DDモータ4の回転量を制御するとともに、ワークWの加工量を制御する制御装置6と、を備える。制御装置6は、温度センサ62の検出温度に基づいてワークWの加工量を補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ワークを回転させるダイレクトドライブモータと、
前記ダイレクトドライブモータの温度を検出する温度センサと、
前記ダイレクトドライブモータの回転量を制御するとともに、前記ワークの加工量を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記温度センサの検出温度に基づいて前記ワークの加工量を補正する、
加工装置。
続きを表示（約 300 文字）【請求項２】
前記ダイレクトドライブモータは、
固定部材と、
前記固定部材の外側に前記固定部材に対して回転可能に配置され、前記ワークが取り付けられる回転部材と、を備え、
前記温度センサは、前記回転部材の外表面に配置される、
請求項１に記載の加工装置。
【請求項３】
リーダ・ライタと、
前記温度センサと一体に構成され、前記温度センサの検出温度を前記リーダ・ライタに送信するＲＦＩＤタグと、をさらに備え、
前記制御装置は、前記リーダ・ライタを介して前記温度センサの検出温度を取得する、
請求項１に記載の加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、加工装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、加工装置の一例として、回転テーブル装置が開示されている。特許文献１の加工装置は、テーブル部、テーブル部を回転させる回転駆動部を備えている。回転駆動部は、例えばダイレクトドライブモータを含んで構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０１８２３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の加工装置において、テーブル部は、回転駆動部に連結されている。テーブル部には、ワークが配置される。回転駆動部の温度が変化して回転駆動部の体積が変化した場合、テーブル部の位置およびワークの位置が変化する。よって、回転駆動部の温度変化は、ワークの加工精度に影響を及ぼす。
【０００５】
本開示は、ダイレクトドライブモータを備える加工装置において、ダイレクトドライブモータの温度変化の影響を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る加工装置は、ワークを回転させるダイレクトドライブモータと、前記ダイレクトドライブモータの温度を検出する温度センサと、前記ダイレクトドライブモータの回転量を制御するとともに、前記ワークの加工量を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記温度センサの検出温度に基づいて前記ワークの加工量を補正する。
【０００７】
これによれば、制御装置が温度センサの検出温度に基づいてワークの加工量を補正する。よって、加工装置において、ダイレクトドライブモータの温度変化の影響を抑制することができる。
【０００８】
また、本開示の一態様に係る加工装置において、前記ダイレクトドライブモータは、固定部材と、前記固定部材の外側に前記固定部材に対して回転可能に配置され、前記ワークが取り付けられる回転部材と、を備え、前記温度センサは、前記回転部材の外表面に配置される。
【０００９】
これによれば、ダイレクトドライブモータに温度センサを簡便に配置することができる。
【００１０】
また、本開示の一態様に係る加工装置において、リーダ・ライタと、前記温度センサと一体に構成され、前記温度センサの検出温度を前記リーダ・ライタに送信するＲＦＩＤタグと、をさらに備え、前記制御装置は、前記リーダ・ライタを介して前記温度センサの検出温度を取得する。
（【００１１】以降は省略されています）

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