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公開番号
2025078285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190742
出願日
2023-11-08
発明の名称
自動調心ころ軸受
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
F16C
23/08 20060101AFI20250513BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】長寿命であり、かつ低発熱の自動調心ころ軸受を提供する。
【解決手段】周方向に隣接する柱部42の内側面42a間のピッチ円PC上に沿った距離からころ50の最大直径DWを引いた距離をポケット隙間Cとしたとき、ポケット隙間Cをころ50の最大直径DWで除したポケット隙間比C/DWが0.005超、0.01未満であり(0.005<C/DW<0.01)、かつ、外輪軌道面31の軸方向における曲率半径をrout、内輪軌道面21の軸方向における曲率半径をrin、ころ50の転動面51の軸方向における曲率半径をrcとしたとき、外輪抱き率rc/rout及び内輪抱き率rc/rinは、それぞれ94%以上、98%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前記外輪軌道面及び前記内輪軌道面の間に転動自在に配設され、前記内輪軌道面及び前記外輪軌道面を転動する転動面を有する複数のころと、周方向に離間して軸方向に延びる複数の柱部の間に形成されて、前記複数のころをそれぞれ回動自在に保持可能なポケットを有する保持器と、
を備えた自動調心ころ軸受であって、
前記外輪及び前記内輪の中心軸を中心として、前記ころの軸心を通る円をピッチ円とした場合、
周方向に隣接する前記柱部の内側面間の前記ピッチ円上に沿った距離から前記ころの最大直径を引いた距離をポケット隙間Cとしたとき、前記ポケット隙間Cを前記ころの最大直径DWで除したポケット隙間比C/DWが0.005超、0.01未満であり(0.005<C/DW<0.01)、
かつ、前記外輪軌道面の軸方向における曲率半径をrout、前記内輪軌道面の軸方向における曲率半径をrin、前記ころの転動面の軸方向における曲率半径をrcとしたとき、外輪抱き率rc/rout及び内輪抱き率rc/rinは、それぞれ94%以上、98%以下である、
自動調心ころ軸受。
続きを表示(約 71 文字)
【請求項2】
前記外輪軌道面及び前記内輪軌道面の面粗さが0.13μm以下である、
請求項1に記載の自動調心ころ軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動調心ころ軸受に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
転がり軸受の一つである自動調心ころ軸受は、外輪軌道面の曲率中心が軸受中心に一致しているため調心性があり、ハウジングの加工や荷重による軸のたわみなどにより、外輪と内輪との間で傾きの生じる場合にも使用できる。このため、自動調心ころ軸受は、製紙機械、鉄鋼圧延機や建機等の各種産業機械用軸受として広く利用されている。
【0003】
近年、自動調心ころ軸受を用いる機械装置において、該機械装置の寿命を長くしたいという産業界の要望が高まっており、自動調心ころ軸受にも長寿命化が強く要望されている。
【0004】
特許文献1には、内輪軌道面の表面粗さ<外輪軌道面の表面粗さであり、かつ内輪抱き率rc/rinを外輪抱き率rc/routより小さくして(rc/rin<rc/rout)、スキューが抑制された低発熱性の自動調心ころ軸受が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、外輪抱き率rc/rout及び内輪抱き率rc/rinが、いずれも0.94以上0.98以下を満たすことで、発熱量を低減して長寿命のエレベータ巻上機用自動調心ころ軸受が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-38032号公報
特開2015-152084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1及び2に記載の自動調心ころ軸受は、外輪抱き率rc/rout及び内輪抱き率rc/rinのみ考慮されているが、保持器の仕様によっては、十分な寿命が得られず、さらなる改善が求められていた。
【0008】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、長寿命であり、かつ低発熱の自動調心ころ軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明の上記目的は、自動調心ころ軸受に係る下記[1]の構成により達成される。
[1] 内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前記外輪軌道面及び前記内輪軌道面の間に転動自在に配設され、前記内輪軌道面及び前記外輪軌道面を転動する転動面を有する複数のころと、周方向に離間して軸方向に延びる複数の柱部の間に形成されて、前記複数のころをそれぞれ回動自在に保持可能なポケットを有する保持器と、
を備えた自動調心ころ軸受であって、
前記外輪及び前記内輪の中心軸を中心として、前記ころの軸心を通る円をピッチ円とした場合、
周方向に隣接する前記柱部の内側面間の前記ピッチ円上に沿った距離から前記ころの最大直径を引いた距離をポケット隙間Cとしたとき、前記ポケット隙間Cを前記ころの最大直径DWで除したポケット隙間比C/DWが0.005超、0.01未満であり(0.005<C/DW<0.01)、
かつ、前記外輪軌道面の軸方向における曲率半径をrout、前記内輪軌道面の軸方向における曲率半径をrin、前記ころの転動面の軸方向における曲率半径をrcとしたとき、外輪抱き率rc/rout及び内輪抱き率rc/rinは、それぞれ94%以上、98%以下である、
自動調心ころ軸受。
【発明の効果】
【0010】
本発明の自動調心ころ軸受によれば、長寿命であり、かつ低発熱の自動調心ころ軸受が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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