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公開番号2025076840
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188746
出願日2023-11-02
発明の名称機械部品および監視システム
出願人日本精工株式会社,TOPPANエッジ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16C 19/52 20060101AFI20250509BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軸受および軸受の温度を検出する温度検出装置を有する機械部品において、構成の簡便化、および、温度検出装置の検出温度の高精度化を図ること。
【解決手段】機械部品40は、ハウジング41と、ハウジング41に配置され、軸部材31を回転可能に支持する軸受42と、ハウジング41の外表面に配置され、軸受42の温度を検出する温度センサ43bと、ハウジング41の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有し、軸受42と温度センサ43bとを熱的に接続する接続部材44と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに配置され、軸部材を回転可能に支持する軸受と、
前記ハウジングの外表面に配置され、前記軸受の温度を検出する温度センサと、を備え、
前記ハウジングは、前記軸受と前記温度センサとを接続する接続穴を有し、
前記ハウジングの熱伝導率よりも高い熱伝導率を有し、前記接続穴に配置され、前記軸受と前記温度センサとを熱的に接続する接続部材をさらに備える、
機械部品。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記接続部材は、熱伝導ペーストである、
請求項1に記載の機械部品。
【請求項3】
前記軸受の外表面は、前記接続部材と接触する接触部位を有し、
前記軸受の内側から前記軸受の軸線と直交する方向に沿って前記軸受の外側に向けて前記接触部位を見たとき、前記接触部位は、前記軸受において前記軸部材から作用する力によって生じる応力が最大となる部位と重なる、
請求項1に記載の機械部品。
【請求項4】
前記温度センサと一体に構成され、前記温度センサの検出温度をリーダ・ライタに送信するRFIDタグを備える、
請求項1に記載の機械部品。
【請求項5】
請求項4に記載の機械部品を複数含む機械装置と、
前記リーダ・ライタと、
前記リーダ・ライタと電気的に接続され、前記温度センサの検出温度を格納する端末装置と、を備える、
監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、機械部品および監視システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、機械部品の一例として、搬送装置用軸受ユニットが開示されている。特許文献1の機械部品は、ハウジング、ならびに、ハウジングに配置される軸受、軸受の状況を検出するセンサ、および、センサで検出した情報を無線送信する送信機を備える。
【0003】
軸受、センサおよび送信機は、ハウジング内に配置される。センサは、例えば、温度センサであり、軸受の温度を検出する。軸受の状態が変化すると、軸受の温度が上昇し、軸受の異常が発生することがある。特許文献1の機械部品は、温度センサの検出温度に基づいて軸受の異常を検出することに貢献することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-11312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の機械部品は、ハウジング内のセンサ(温度検出装置)および送信機を覆うカバー、ならびに、ハウジングとカバーの間から塵埃などが侵入することを防ぐためのシール部材をさらに備える。このように、特許文献1の機械部品は、ハウジング内に温度検出装置などがあることで、部品点数が増え、簡便に構成することが困難である。また、軸受の異常が精度良く検出されるためは、温度検出装置が軸受の温度を精度良く検出することが望ましい。
【0006】
本開示は、軸受および軸受の温度を検出する温度検出装置を有する機械部品、ならびに、当該機械部品を備える監視システムにおいて、構成の簡便化、および、温度検出装置の検出温度の高精度化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る機械部品は、ハウジングと、前記ハウジングに配置され、軸部材を回転可能に支持する軸受と、前記ハウジングの外表面に配置され、前記軸受の温度を検出する温度センサと、を備え、前記ハウジングは、前記軸受と前記温度センサとを接続する接続穴を有し、前記ハウジングの熱伝導率よりも高い熱伝導率を有し、前記接続穴に配置され、前記軸受と前記温度センサとを熱的に接続する接続部材をさらに備える。
【0008】
これによれば、温度センサは、ハウジングの外表面に配置されている。よって、ハウジング内の構成および機械部品の構成の簡便化を図ることができる。また、温度センサは、ハウジングの熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する接続部材を介して軸受と熱的に接続する。よって、温度検出装置の検出温度の高精度化を図ることができる。
【0009】
また、本開示の一態様に係る機械部品において、前記接続部材は、熱伝導ペーストである。
【0010】
これによれば、接続部材は、ペースト状である。よって、温度センサおよび軸受それぞれと接続部材とが確実に密着し、接続部材を介して温度センサと軸受とが確実に熱的に接続される。したがって、温度検出装置の検出温度の高精度化を確実に図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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