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公開番号
2025078724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2025032899,2022065143
出願日
2025-03-03,2022-04-11
発明の名称
発光装置及び測距装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01S
5/183 20060101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】光パルス幅が短く尖頭値が高い光パルスを生成しうる発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置は、半導体基板の上に、第1の反射鏡と、活性層を含む共振器スペーサ部と、第2の反射鏡と、がこの順に積層された半導体発光素子を有する。半導体発光素子は、半導体基板と第2の反射鏡との間に可飽和吸収層を含む。また、半導体発光素子は、最大ピーク値を有し、かつ、最大ピーク値の後に所定の光強度である安定値へ収束するプロファイルを有する光を射出するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体基板の上に、第1の反射鏡と、活性層を含む共振器スペーサ部と、第2の反射鏡と、がこの順に積層された半導体発光素子を有し、
前記半導体発光素子は、前記半導体基板と前記第2の反射鏡との間に可飽和吸収層を含み、
前記活性層は、複数の量子井戸層と、前記複数の量子井戸層の間に設けられた障壁層と、を有し、前記量子井戸層と前記障壁層とのバンドギャップの差は、230meV以下であり、
前記半導体発光素子は、最大ピーク値を有し、かつ、前記最大ピーク値の後に所定の光強度である安定値へ収束するプロファイルを有する光を射出するように構成されている
ことを特徴とする発光装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記可飽和吸収層は、前記半導体基板と前記活性層の間に位置している
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記可飽和吸収層は、前記第1の反射鏡を兼ねる
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記可飽和吸収層は、前記活性層と前記第2の反射鏡との間に位置している
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項5】
前記最大ピーク値を示す光パルスの半値幅が50ps以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
前記半導体発光素子への電流の注入開始のタイミングから光出力が前記最大ピーク値に達するタイミングまでの時間差が、50ps以上、1ns以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項7】
前記量子井戸層はInGaAsにより構成されており、
前記障壁層はGaAsにより構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項8】
前記活性層と前記可飽和吸収層との間に配された半導体層を更に有し、
前記半導体層は、Al組成が0.45から0.9の範囲のAlGaAs層を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項9】
前記半導体層は、GaAsP層を更に含む
ことを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
【請求項10】
前記共振器スペーサ部の光学厚さは、共振波長の5倍に相当する厚さ以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置及び測距装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ToF(Time of Flight:飛行時間)方式のLiDAR(Light Detection and Ranging:光検出と測距)用光源としてVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER:垂直共振器型面発光レーザ)を用いることが記載されている。VCSELは、温度に対する波長依存性が少ない利点がある。
【0003】
ところで、上記のシステムにおいては、照射する光パルスの尖頭値を上げることで、受光側において環境光と自身が発した光パルスとを見分けることが容易になり、S/Nを上げることができ、ひいては最大測距可能距離を延ばすことができる。一方で、アイセーフの観点から、光パルスの尖頭値には制限がある。アイセーフの観点からの尖頭値の上限は、光パルスの幅に依存し、光パルスの幅が狭いほど尖頭値を上げることができる。そのため、LiDARシステムに適用する光源としては、光パルス幅が短く、尖頭値が高い光パルスを生成しうる光源が望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-148512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、LiDARシステムに好適な光パルスを発生し得る発光装置を実現するのは、VCSEL及びVCSELを駆動する電気的な観点から容易ではなかった。
【0006】
本発明の目的は、光パルス幅が短く尖頭値が高い光パルスを生成しうる半導体発光素子を含む発光装置、並びに、このような発光装置を用いた測距装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書の一開示によれば、半導体基板の上に、第1の反射鏡と、活性層を含む共振器スペーサ部と、第2の反射鏡と、がこの順に積層された半導体発光素子を有し、前記半導体発光素子は、前記半導体基板と前記第2の反射鏡との間に可飽和吸収層を含み、前記活性層は、複数の量子井戸層と、前記複数の量子井戸層の間に設けられた障壁層と、を有し、前記量子井戸層と前記障壁層とのバンドギャップの差は、230meV以下であり、前記半導体発光素子は、最大ピーク値を有し、かつ、前記最大ピーク値の後に所定の光強度である安定値へ収束するプロファイルを有する光を射出するように構成されている発光装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光パルス幅が短く尖頭値が高い光パルスを生成しうる半導体発光素子を含む発光装置、並びに、このような発光装置を用いた高性能の測距装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態による半導体発光素子を示す概略断面図である。
井戸層に蓄積されるキャリアの密度と障壁層に蓄積されるキャリアの密度との比のAl組成依存性を示すグラフである。
比較例による半導体発光素子の光出力波形を示すグラフである。
本発明の第1実施形態による半導体発光素子の光出力波形を示すグラフである。
活性層に蓄積されるキャリアの密度及び光強度の時間変化を示すグラフである。
実効共振器長と光出力波形との関係を示すグラフである。
実効共振器長と光出力のパルス幅との関係を示すグラフである。
量子井戸の層数と尖頭値比との関係を示すグラフである。
尖頭値比が2を超えるために必要な量子井戸層の最少数と共振器長との関係を示すグラフである。
本発明の第2実施形態による半導体発光素子を示す概略断面図である。
本発明の第3実施形態による半導体発光素子を示す概略断面図である。
本発明の第4実施形態による半導体発光素子を示す斜視図である。
本発明の第4実施形態による半導体発光素子の上面図である。
本発明の第5実施形態による測距装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第6実施形態による測距装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第6実施形態による測距装置における面発光レーザアレイの構成例を示す概略断面図である。
比較例の半導体発光素子における環境温度の変化や経時的な物理パラメータの変化による光波形の変化を示すグラフである。
本発明の半導体発光素子における環境温度の変化や経時的な物理パラメータの変化による光波形の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による半導体発光素子について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体発光素子の構造を示す概略断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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