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公開番号2025084245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023197993
出願日2023-11-22
発明の名称光走査装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 26/12 20060101AFI20250527BHJP(光学)
要約【課題】簡易な構成で偏向器の偏向面を特定し、特定された偏向面に応じて画像補正をするにことが可能な光走査装置を提供する。
【解決手段】光走査装置は、光源と、光源からの光束を偏向して被走査面を主走査方向に走査する複数の偏向面を有する偏向器と、偏向器を回転駆動する駆動部と、偏向器によって偏向された光束を被走査面に導光する結像光学系と、偏向器によって偏向された光束を検出する検出器と、検出器による検出に基づき、偏向面の特定を行い、偏向面ごとに光源からの光束の出射を制御する制御部とを備え、複数の偏向面は回転中心からの距離が異なる2以上の偏向面を含み、偏向器は、回転中心を含む領域に駆動部の回転軸が嵌合する軸嵌合部を有しており、軸嵌合部の回転軸に垂直な断面における形状は回転軸に当接する2以上の直線部を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、
前記光源からの光束を偏向して被走査面を主走査方向に走査する複数の偏向面を有する偏向器と、
前記偏向器を回転駆動する駆動部と、
前記偏向器によって偏向された前記光束を前記被走査面に導光する結像光学系と、
前記偏向器によって偏向された前記光束を検出する検出器と、
前記検出器による検出に基づき、前記偏向面の特定を行い、前記偏向面ごとに前記光源からの前記光束の出射を制御する制御部と、
を備え、
前記複数の偏向面は回転中心からの距離が異なる2以上の偏向面を含み、
前記偏向器は、前記回転中心を含む領域に前記駆動部の回転軸が嵌合する軸嵌合部を有しており、前記軸嵌合部の前記回転軸に垂直な断面における形状は前記回転軸に当接する2以上の直線部を有することを特徴とする光走査装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記複数の偏向面のうち、隣接する2つの偏向面の前記回転中心から距離の差をδ、前記偏向器の前記偏向面で偏向された前記光源からの前記光束が前記検出器に入射する際の前記偏向面への入射角をα、前記検出器の検出周期を示すクロック周波数をM(Hz)、前記駆動部の回転数をR(rpm)、前記偏向面から前記検出器までの距離をLとしたとき、
TIFF
2025084245000023.tif
9
150
なる条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項3】
前記複数の偏向面のうち、前記回転中心から前記偏向面までの距離の最大値と最小値の差をδ′、前記偏向器の前記偏向面で反射された前記光源からの前記光束が前記検出器に入射する際の前記偏向面への入射角をα、前記検出器の検出周期を示すクロック周波数をM(Hz)、前記駆動部の回転数をR(rpm)、前記偏向面から前記検出器までの距離をLとしたとき、
TIFF
2025084245000024.tif
9
150
なる条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項4】
前記光源は複数の光束を発することが可能なマルチビーム光源であり、
前記制御部は、前記複数の光束のうち、前記検出器に前記光束が入射する際の前記偏向面への入射角が最も大きい光束を用いて前記特定を行うことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項5】
前記回転軸と前記軸嵌合部とは、前記多角形の2つの辺と接するように構成されていることを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載の光走査装置。
【請求項6】
前記多角形の隣り合う2辺がなす角の二等分線が前記偏向器の前記偏向面のうちの1つの法線と平行であり、
前記回転軸は、前記軸嵌合部の前記2辺と接していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記検出器で連続して検出された検出信号の時間差に基づき前記偏向面を特定することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項8】
前記制御部は、温度及び前記駆動部の駆動開始後の時間の少なくとも何れかの情報に基づいて、前記光源からの前記光束の出射タイミングを制御することを特徴する請求項1に記載の光走査装置。
【請求項9】
前記偏向器は、前記複数の偏向面が正多角形を構成するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項10】
前記駆動部の前記回転軸の中心が前記正多角形に内接する円の中心とは異なる位置となるように、前記偏向器と前記回転軸とが互いに固定されていることを特徴とする請求項9に記載の光走査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光走査装置に関し、特に、レーザービームプリンタ、複写機等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、収束光束を用いることによって光路を短くすることで小型化を図った光走査装置が提案されている。そのような光走査装置では、製造誤差等により理想的な偏向面の位置からのずれを含むポリゴンミラー等の偏向器に収束光束を入射させて被走査面上を光走査すると、被走査面上においてジッターが発生する虞がある。
【0003】
ジッターがある状態で画像形成を行うと、画像の主走査方向に周期的な濃淡むらが生じ画像劣化を引き起こす。
【0004】
特許文献1には、偏向手段であるポリゴンミラーの上面に基準位置マークを形成し、基準位置マークを検知することで偏向面を特定する光走査装置が開示されている。特許文献2には、分割角度を意図的に互いに異ならせ、回転軸に直交する断面の形状が非正多角形であるポリゴンミラーを用い、偏向面ごとに生成される同期信号の周期の差を利用して、走査している偏向面を検知する光走査装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-260413号公報
特開2013-109113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の光走査装置では、偏向手段としてのポリゴンミラーの上面の面精度を所定のレベルとし、かつその上面に基準位置マークを形成する工程が必要となり、コストアップとなる。また、特許文献2の光走査装置では、特殊な形状のポリゴンミラーを製造する工程が必要となり、コストアップとなる。
【0007】
本発明は、簡易な構成で偏向器の偏向面を特定し、特定された偏向面に応じて画像補正することが可能な光走査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の光走査装置は、光源と、前記光源からの光束を偏向して被走査面を主走査方向に走査する複数の偏向面を有する偏向器と、前記偏向器を回転駆動する駆動部と、前記偏向器によって偏向された前記光束を前記被走査面に導光する結像光学系と、前記偏向器によって偏向された前記光束を検出する検出器と、前記検出器による検出に基づき、前記偏向面の特定を行い、前記偏向面ごとに前記光源からの前記光束の出射を制御する制御部とを備え、前記複数の偏向面は回転中心からの距離が異なる2以上の偏向面を含み、前記光偏向器は、前記回転中心を含む領域に前記駆動部の回転軸が嵌合する軸嵌合部を有しており、前記軸嵌合部の前記回転軸に垂直な断面における形状は前記回転軸に当接する2以上の直線部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、簡易な構成で偏向器の偏向面を特定し、特定された偏向面に応じて画像補正をするにことが可能な光走査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の光走査装置の主走査断面図である。
実施例1の光走査装置の光源部を示す模式図である。
実施例1の光走査装置のBD光学系を示す図である。
実施例1の光走査装置のBD時間差を示す模式図である。
実施例1の光走査装置のBD時間差を示す図である。
実施例1の光走査装置のBD光学系の要部を説明する図である。
実施例1の光走査装置のポリゴンミラーを示す模式図である。
実施例1の光走査装置のポリゴンモータを示す模式図である。
実施例2の光走査装置の主走査断面図である。
実施例2の光走査装置のポリゴンミラーを示す図である。
実施例2の光走査装置のBD時間差を示す図である。
本発明の光走査装置を用いた画像形成装置を示す図である。
本発明の光走査装置を用いたカラー画像形成装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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