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公開番号
2025084400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198278
出願日
2023-11-22
発明の名称
信号処理装置、超音波センサ、および車両
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G01S
7/526 20060101AFI20250527BHJP(測定;試験)
要約
【課題】地面における超音波の反射による誤検知を抑制できる信号処理装置を提供する。
【解決手段】信号処理装置(101A)は、超音波センサ素子(1)の出力に基づいて反射波信号(RS)を出力するように構成される受信回路(3)と、前記反射波信号の振幅信号(AS)および位相信号(PS)を抽出するように構成される抽出部(9)と、前記位相信号の時間変化と前記振幅信号に基づいて前記反射波信号の検知結果としての検知信号(DT)を生成するように構成される検知部(15)と、を備える。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
超音波センサ素子の出力に基づいて反射波信号を出力するように構成される受信回路と、
前記反射波信号の振幅信号および位相信号を抽出するように構成される抽出部と、
前記位相信号の時間変化と前記振幅信号に基づいて前記反射波信号の検知結果としての検知信号を生成するように構成される検知部と、
を備える、信号処理装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記検知信号をしきい値と比較するように構成される比較器をさらに備える、請求項1に記載の信号処理装置。
【請求項3】
前記検知部は、前記位相情報の時間変化に基づき、対象物での超音波の反射の検知度合いを表す検知度を決定するように構成される検知度決定部を有し、
前記検知信号は、前記検知度に基づいて生成される、請求項1に記載の信号処理装置。
【請求項4】
前記検知部は、前記位相信号に対して微分処理を行い、微分信号を出力するように構成される微分器を有し、
前記検知度決定部は、前記微分信号に基づいて前記検知度を出力する、請求項3に記載の信号処理装置。
【請求項5】
前記検知度決定部は、前記微分信号の絶対値をとることで絶対値信号を出力するように構成される絶対値出力部を有する、請求項4に記載の信号処理装置。
【請求項6】
前記検知度決定部は、前記絶対値信号の移動平均によって平均値信号を出力するように構成される移動平均部を有する、請求項5に記載の信号処理装置。
【請求項7】
前記検知度決定部は、前記平均値信号に基づいて計算あるいはテーブルを用いて前記検知度を決定するように構成される検知度出力部を有する、請求項6に記載の信号処理装置。
【請求項8】
前記検知部は、前記検知度と前記振幅信号を乗算することで前記検知信号を出力するように構成される乗算器を有する、請求項3に記載の信号処理装置。
【請求項9】
前記検知部は、前記検知度に応じて前記振幅信号の出力有無を決定することで前記検知信号を出力するように構成される振幅出力部を有する、請求項3に記載の信号処理装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の信号処理装置と、前記超音波センサ素子と、を備える超音波センサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、信号処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、超音波を発生させて障害物からの反射波が返ってくるまでの時間TOF(Time
Of Flight)を計測することにより障害物までの距離を測定する超音波センサが知られて
いる(例えば、特許文献1)。このような超音波センサは車両に搭載されることが多く、一例として車載用クリアランスソナーが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/004609号
【0004】
[概要]
超音波センサが車両などに取り付けられる場合、送波した超音波が地面で反射して超音波センサにより受波されることで誤検知が発生する可能性があった。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、地面における超音波の反射による誤検知を抑制できる信号処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係る信号処理装置は、
超音波センサ素子の出力に基づいて反射波信号を出力するように構成される受信回路と、
前記反射波信号の振幅信号および位相信号を抽出するように構成される抽出部と、
前記位相信号の時間変化と前記振幅信号に基づいて前記反射波信号の検知結果としての検知信号を生成するように構成される検知部と、
を備える構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、超音波センサを車両に適用した例を示す図である。
図2は、超音波センサによる超音波の送波および受波を示す模式図である。
図3は、反射波US2による反射波信号RSの一例を示す図である。
図4は、超音波センサと地面を示す模式的な斜視図である。
図5は、各反射波US12による反射信号RS1~RSNと、反射信号RS1~RSNを合成して得られる反射信号RSの各波形例を示す図である。
図6は、比較例に係る超音波センサの構成を示す図である。
図7は、対象物における反射による反射波US2を受波した場合の反射波信号RSと、反射波信号RSに対する振幅信号ASの一例を示す図である。
図8は、地面における反射による反射波信号RS1~RSNと、反射波信号RS1~RSNを合成して得られる反射波信号RSと、反射波信号RSに対する振幅信号ASの一例を示す図である。
図9は、対象物における反射による反射波号RSと、反射波信号RSの位相PHの各波形例を示す図である。
図10は、地面における反射による反射波信号RS1~RSNと、反射波信号RS1~RSNを合成した反射波信号RSと、反射波信号RSの位相PHの各波形例を示す図である。
図11は、第1実施形態に係る超音波センサの構成を示す図である。
図12は、第1実施形態に係る信号処理装置における各種信号の波形例を示す図である(対象物における反射の場合)。
図13は、第1実施形態に係る信号処理装置における各種信号の波形例を示す図である(地面における反射の場合)。
図14は、第2実施形態に係る超音波センサの構成を示す図である。
【0008】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
<車両に搭載される超音波センサ>
図1には、超音波センサ10Xを搭載した車両200と、対象物(障害物)300とが示されている。超音波センサ10Xから送波された超音波は、対象物300で反射して反射波として超音波センサ10Xにより受波される。超音波センサ10Xは、超音波を送波してから受波するまでの時間を測定することで距離を測定する。超音波センサ10Xとして、以下説明する各種の超音波センサが適用されうるが、超音波センサの適用対象は車両には限らない。
【0010】
<超音波の反射>
ここで、超音波の反射について説明する。図2は、超音波センサによる超音波の送波および受波を示す模式図である。図2には、超音波センサ10X、対象物300、および地面400が図示される。なお、図2は、側面から視た模式図である。超音波センサ10Xは、例えば車両のバンパーなどに設けられ、地面400から高さHの位置に配置される。対象物300は、検知したい物体(例えばポールまたは壁など)である。超音波センサ10Xは超音波センサ素子(図2では図示せず)を含み、当該超音波センサ素子から超音波が送波される。
(【0011】以降は省略されています)
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