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公開番号
2025104860
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223007
出願日
2023-12-28
発明の名称
ダンプトラック
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
B60T
8/17 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約
【課題】複数のブレーキの切り替え時に何れのブレーキも未作動となる時間が出現することを防止することを目的とする。
【解決手段】ブレーキ制御装置22は、セレクトレバー装置20が操作されて、第2ブレーキ装置31から第1ブレーキ装置32に切り替えるよう操作信号によって指定された場合、第1ブレーキ装置32に制動力の印加を指令する第1ブレーキ指令を出力すると共に、第1ブレーキ装置32に供給された油圧が所定圧に到達した以降に、第2ブレーキ装置31に制動力の解除を指令する第2ブレーキ解除指令を出力する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
車輪の回転を制動する制動力を前記車輪に印加する第1ブレーキ装置と、
車輪を停止状態に保持するよう前記車輪に制動力を印加する第2ブレーキ装置と、
操作に応じて、作動させるブレーキ装置を前記第1ブレーキ装置又は前記第2ブレーキ装置の何れかに指定する操作信号を出力する操作装置と、
前記操作装置から出力される前記操作信号に基づいて、前記第1ブレーキ装置及び前記第2ブレーキ装置に対して制動又は制動の解除の指令を出力するブレーキ制御装置と、を備え、
前記ブレーキ制御装置は、前記操作装置から出力される前記操作信号が、前記第2ブレーキ装置を指定する操作信号から前記第1ブレーキ装置を指定する操作信号に切り替わった場合、前記第1ブレーキ装置に制動の指令を出力し、前記第1ブレーキ装置が所定の大きさの制動力を前記車輪に印加した後、前記第2ブレーキ装置に解除の指令を出力する
ことを特徴とするダンプトラック。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記第1ブレーキ装置に供給される油圧を検出する第1センサを有し、
前記第1ブレーキ装置は油圧の供給により制動力を発揮するポジティブ型のブレーキであり、
前記第2ブレーキ装置は通常時にばね力により制動力を発揮し、油圧の供給により制動力を解除するネガティブ型のブレーキであり、
前記ブレーキ制御装置は、前記操作装置から出力される前記操作信号が、前記第2ブレーキ装置を指定する操作信号から前記第1ブレーキ装置を指定する操作信号に切り替わった場合、前記第1ブレーキ装置に対して制動を指令する第1ブレーキ指令を出力し、前記第2ブレーキ装置に対しては前記第1センサにより第1所定圧が検出された際に、制動の解除を指令する第2ブレーキ解除指令を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項3】
前記第2ブレーキ装置に供給される油圧を検出する第2センサを有し、
前記ブレーキ制御装置は、前記操作装置から出力される前記操作信号が、前記第1ブレーキ装置を指定する操作信号から前記第2ブレーキ装置を指定する操作信号に切り替わった場合、ブレーキ解除信号としての油圧が前記第2センサにより第2所定圧より下回ったことを検出した際に、前記第1ブレーキ指令の出力を停止する
ことを特徴とする請求項2に記載のダンプトラック。
【請求項4】
前記第1ブレーキ装置は、前記ダンプトラックに対する荷物の積み込み時又は荷降ろし時に使用されるロードダンプブレーキであり、
前記第2ブレーキ装置は、前記ダンプトラックの駐車時に使用されるパーキングブレーキである
ことを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダンプトラックに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
大型の運搬車両であるダンプトラックは、車体フレーム上に起伏可能に設けられたベッセル(荷台)を備え、当該ベッセルに運搬対象の荷物(例えば砕石物又は土砂)を多量に積載して、荷物を運搬する。当該ダンプトラックは、前輪ブレーキユニット及び後輪ブレーキユニット並びに後輪駆動ユニットを備え、これらを制御装置により制御して、走行する。更に、当該ダンプトラックには、一般の乗用自動車と同様に、駐車時に使用されるパーキングブレーキユニットが搭載されている。
【0003】
複数のブレーキを搭載したダンプトラックのブレーキ制御に係る従来技術として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1には、サービスブレーキペダル及びリターダブレーキレバーの操作量に応じて前輪及び後輪の制動力を制御するブレーキ制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4211903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数のブレーキを搭載したダンプトラックには、作動させるブレーキを、操作装置によって一方のブレーキから他方のブレーキに切り替えることができるものがある。この種のダンプトラックでは、当該複数のブレーキを駆動する油圧システムに不具合が発生すると、作動させるブレーキを当該操作装置によって切り替えた際、切り替え後のブレーキが瞬時に作動せず、両方のブレーキが未作動の時間が出現する可能性がある。特許文献1に開示されたブレーキ制御装置は、このような問題について何ら考慮されておらず、改善の余地がある。
【0006】
前述の事情に鑑みて、本発明は、複数のブレーキの切り替え時に何れのブレーキも未作動となる時間が出現することを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の課題を解決するために、本発明のダンプトラックは、複数のブレーキ装置とそれらブレーキ装置の作動を制御するブレーキ制御装置を備え、作動させるブレーキ装置を切り替えるための操作装置が操作されることにより一方のブレーキ装置から他方のブレーキ装置に切り替えられる際、ブレーキ制御装置は他方のブレーキ装置が制動力を印加したことを確認したのちに、一方のブレーキ装置を解除する。
【0008】
厳密には、本発明のダンプトラックは、車輪の回転を制動する制動力を前記車輪に印加する第1ブレーキ装置と、車輪を停止状態に保持するよう前記車輪に制動力を印加する第2ブレーキ装置と、操作に応じて、作動させるブレーキ装置を前記第1ブレーキ装置又は前記第2ブレーキ装置の何れかに指定する操作信号を出力する操作装置と、前記操作装置から出力される前記操作信号に基づいて、前記第1ブレーキ装置及び前記第2ブレーキ装置に対して制動又は制動の解除の指令を出力するブレーキ制御装置と、を備え、前記ブレーキ制御装置は、前記操作装置から出力される前記操作信号が、前記第2ブレーキ装置を指定する操作信号から前記第1ブレーキ装置を指定する操作信号に切り替わった場合、前記第1ブレーキ装置に制動の指令を出力し、前記第1ブレーキ装置が所定の大きさの制動力を前記車輪に印加した後、前記第2ブレーキ装置に解除の指令を出力する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のブレーキの切り替え時に何れのブレーキも未作動となる時間が出現することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ダンプトラックの側面図。
図1に示すダンプトラックのブレーキシステムの構成を示す図。
図2に示すセレクトレバー装置を説明する図。
セレクトレバーの位置がPブレーキ位置からLDブレーキ位置に切り替えられた場合における従来のダンプトラックの動作を説明するタイミングチャート。
セレクトレバーの位置がLDブレーキ位置からPブレーキ位置に切り替えられた場合における従来のダンプトラックの動作を説明するタイミングチャート。
セレクトレバーの位置がPブレーキ位置からLDブレーキ位置に切り替えられた場合における本実施形態のダンプトラックの動作を説明するタイミングチャート。
セレクトレバーの位置がLDブレーキ位置からPブレーキ位置に切り替えられた場合における本実施形態のダンプトラックの動作を説明するタイミングチャート。
図6及び図7に示す場合におけるブレーキ制御装置の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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