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公開番号
2025109061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002754
出願日
2024-01-11
発明の名称
建設機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
E02F
9/16 20060101AFI20250716BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】運転室内にサンシェードが設置された建設機械における誤操作を防止する。
【解決手段】建設機械である油圧ショベル1は、運転室10と、運転室10内に設置され、ヘッドレスト11aを有するシート11と、シート11の周囲に配置され、オペレータにより操作される操作レバー12a,12bと、運転室10の側窓部14に配置されるサンシェード13と、を備える。ロール状に巻き取られたサンシェード13のスクリーンは、巻取位置から下方に引き出し可能である。サンシェード13は、この巻取位置から引き出されたスクリーンの下端部が操作レバー12aよりも上方に位置するように、スクリーンの引き出し状態が固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
運転室と、
前記運転室内に設置され、ヘッドレストを有するシートと、
前記シートの側部に配置され、オペレータにより操作される操作レバーと、
前記運転室の側窓部に配置されたサンシェードと、を備えた建設機械において、
前記サンシェードは、スクリーンと、前記ヘッドレストよりも上方の位置で前記スクリーンを巻き取る巻取装置と、を有し、
前記スクリーンは、前記巻取装置から下方に引き出し可能であり、
前記巻取装置から引き出された前記スクリーンは、スクリーン下端部が前記操作レバーよりも上方に位置するように、引き出し状態が固定される
ことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械において、
前記巻取装置から引き出された前記スクリーンは、前記スクリーン下端部が前記ヘッドレストの上端よりも下方に位置するように、引き出し状態が固定される
ことを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項1または2に記載の建設機械において、
前記巻取装置から引き出された前記スクリーンは、前記スクリーン下端部が前記運転室内に設けられる固定具により固定されて引き出し状態が固定される
ことを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項3に記載の建設機械において、
前記運転室の側窓部の内側には、前記オペレータを保護するためのガードパイプが設けられ、
前記巻取装置から引き出された前記スクリーンの前記スクリーン下端部は、前記ガードパイプに設けられた前記固定具により固定される
ことを特徴とする建設機械。
【請求項5】
請求項4に記載の建設機械において、
前記ガードパイプには、前記固定具としてホルダが設けられ、
前記巻取装置から引き出された前記スクリーンは、前記スクリーンの下端部に設けられた被固定部が前記ホルダに固定されることにより、引き出し状態が固定される
ことを特徴とする建設機械。
【請求項6】
請求項5に記載の建設機械において、
前記ホルダは、前記シートの後端部よりも前方かつ前記操作レバーよりも前記シートの前記後端部に近い位置に設けられている
ことを特徴とする建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
建設機械の代表例である油圧ショベルは、一般的に、自走可能な下部走行体と、下部走行体に旋回装置を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に設けられた作業装置と、複数の油圧アクチュエータとを備えている。油圧ショベルに搭載される油圧アクチュエータは、下部走行体に設けられた走行用の油圧モータからなる走行用アクチュエータと、旋回装置に設けられた旋回用の油圧モータおよび作業装置に設けられた複数の油圧シリンダからなる作業用アクチュエータとに大別される。上部旋回体にはオペレータが搭乗する運転室が設置され、運転室内にはオペレータによって操作される走行用操作装置や作業用操作装置が設けられる。これらの操作装置に対するオペレータの操作に応じて各種油圧アクチュエータの動作が制御されることにより、油圧ショベルを用いた掘削作業等が行われる。
【0003】
運転室内には、オペレータが着座するシートが設けられており、このシートを中心に操作装置が配置されている。例えば、シートの左右に作業用操作装置の操作レバーがそれぞれ配置され、シートの前方に走行用操作装置の操作レバーが配置される。さらに運転室の窓部には、直射日光を遮蔽するため、巻取機構を有するロール式のサンシェードが搭載されることがある。オペレータは、このサンシェードを必要に応じて引き出した状態で固定することにより、操作の妨げとなる直射日光が窓部から運転室内に入射するのを防ぐことができる。
【0004】
建設機械の運転室内に搭載されるサンシェードに関して、例えば特許文献1の技術が知られている。特許文献1には、ショベルカーの運転室内に設置されてサンシェードとして利用可能なロールスクリーンにおいて、下端部にウエイトバーが取り付けられており、このウエイトバーをストッパーによりガイドワイヤへ係止することで停止させることが可能なものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-40108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
建設機械においては、作業装置による作業性の確保および周囲の状況確認のため、運転席の窓は大きなものが取付られていることが多い。建設機械の運転室内にサンシェードを設置する場合、引き出されたサンシェードによってオペレータによる操作装置の操作が阻害されないようにする必要がある。しかしながら、特許文献1に記載のロールスクリーンは、任意の昇降位置で停止させることが可能であるが、オペレータの操作装置の操作性については考慮されていない。したがって、運転室内でロールスクリーンのウエイトバーを固定する位置によっては、オペレータによる操作装置の動作が阻害されてしまい、操作性の悪化および操作性悪化に伴う建設機械の誤操作を招くおそれがあった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転室内にサンシェードが設置された建設機械における操作性の確保および誤操作の防止を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、運転室と、前記運転室内に設置され、ヘッドレストを有するシートと、前記シートの側部に配置され、オペレータにより操作される操作レバーと、前記運転室の側窓部に配置されたサンシェードと、を備えた建設機械において、前記サンシェードは、スクリーンと、前記ヘッドレストよりも上方の位置で前記スクリーンを巻き取る巻取装置と、を有し、前記スクリーンは、前記巻取装置から下方に引き出し可能であり、前記巻取装置から引き出された前記スクリーンは、スクリーン下端部が前記操作レバーよりも上方に位置するように、引き出し状態が固定される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、運転室内にサンシェードが設置された建設機械における操作性の確保および誤操作の防止を実現することができる。
【0010】
なお、本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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