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公開番号2025085484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199392
出願日2023-11-24
発明の名称油中水型乳化化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/86 20060101AFI20250529BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】色縞が抑制された化粧料の提供。
【解決手段】本発明による化粧料は、(A)ブロック型アルキレンオキシド誘導体、(B)着色顔料、(C)マイカ、(D)油分、および(E)水を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ブロック型アルキレンオキシド誘導体、
(B)着色顔料、
(C)マイカ、
(D)油分、および
(E)水
を含む、油中水型乳化化粧料。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
(A)成分が、以下の式(a):


O-(AO)

(EO)

-R

(a)
(式中、
AOは、炭素数3~4のオキシアルキレン基であり、
EOは、オキシエチレン基であり、
AOおよびEOは、それぞれ1つ以上のブロックを構成しており、
mおよびnは、平均付加モル数であり、1≦m≦70、1≦n≦70であり、
炭素数3~4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20~80質量%であり、


およびR

は、それぞれ独立に、炭素数1~4の炭化水素基または水素原子である)
で表される、請求項1に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項3】
(A)成分が以下の式(a1):


O-(BO)
n1
(EO)

(BO)
n2
-R

(a1)
(式中、
BOは、オキシブチレン基であり、
EOは、オキシエチレン基であり、
BOおよびEOは、それぞれ1つ以上のブロックを構成しており、
m、n1、n2は、平均付加モル数であり、1≦m≦70、1≦n1+n2≦70であり、
オキシブチレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20~80質量%であり、


およびR

は、それぞれ独立に、炭素数1~4の炭化水素基または水素原子である)、
または(a2):


O-(EO)
m1
(PO)

(EO)
m2
-R

(a2)
(式中、
EOは、オキシエチレン基であり、
POは、オキシプロピレン基であり、
m1,m2およびnは、平均付加モル数であり、1≦m1+m2≦70、1≦n≦70であり、
オキシエチレン基とオキシプロピレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20~80質量%であり、


およびR

は、それぞれ独立に、炭素数1~4の炭化水素基または水素原子である)
で表される、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項4】
前記マイカが疎水化処理マイカである、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項5】
(F)HLBが3未満の分散剤をさらに含む、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項6】
(G)増粘剤をさらに含む、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項7】
(H)HLBが3以上のシリコーン系界面活性剤をさらに含む、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項8】
前記油中水型乳化化粧料の総質量を基準とした、(A)成分の含有率が、0.1~0.5質量%である、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項9】
化粧下地化粧料またはリキッドタイプのファンデーションである、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔料の分散性に優れた油中水型乳化化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧料に無機粉末を配合することにより、紫外線からの肌の保護、肌の凹凸の補正、シミやソバカスなどの隠蔽、皮脂吸収等の機能を付与することが行われている。しかし、無機粉末は油性基剤中に分散しにくい傾向があり、乳化化粧料に無機粉末を配合する場合、粉末の凝集を生じることがあった。
【0003】
また、化粧料、特にファンデーションなどの化粧料には、上記のような無機粉末以外に、いわゆる色材として顔料が配合されているのが一般的である。このような場合、顔料を複数組み合わせて色合いを調整することが多い。また、季節や使用シーンに応じて色の薄いファンデーションも望まれたり、様々な肌色に対応するために色の濃いファンデーションが望まれる機会も増えている。
【0004】
このような要求に応じて濃い色の顔料を複数種類組み合わせて化粧料を調製すると、調製中の撹拌によって色縞が発生することがある。この色縞は化粧料を透明容器で流通させる場合に外観が悪く、また消費者には品質トラブルと受け止められる懸念があるため、色縞の抑制は重要な課題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-019239号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明は上記のような課題に鑑みて、化粧料、特にファンデーションなどに利用される、油中水型乳化化粧料において、顔料の分散性を改良し、色縞の抑制を実現するものである。
【0007】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]
(A)ブロック型アルキレンオキシド誘導体、
(B)着色顔料、
(C)マイカ、
(D)油分、および
(E)水
を含む、油中水型乳化化粧料。
[2]
(A)成分が、以下の式(a):


O-(AO)

(EO)

-R

(a)
(式中、
AOは、炭素数3~4のオキシアルキレン基であり、
EOは、オキシエチレン基であり、
AOおよびEOは、それぞれ1つ以上のブロックを構成しており、
mおよびnは、平均付加モル数であり、1≦m≦70、1≦n≦70であり、
炭素数3~4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20~80質量%であり、


およびR

は、それぞれ独立に、炭素数1~4の炭化水素基または水素原子である)
で表される、[1]に記載の油中水型乳化化粧料。
[3] (A)成分が以下の式(a1):


O-(BO)
n1
(EO)

(BO)
n2
-R

(a1)
(式中、
BOは、オキシブチレン基であり、
EOは、オキシエチレン基であり、
BOおよびEOは、それぞれ1つ以上のブロックを構成しており、
m、n1、n2は、平均付加モル数であり、1≦m≦70、1≦n1+n2≦70であり、
オキシブチレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20~80質量%であり、


およびR

は、それぞれ独立に、炭素数1~4の炭化水素基または水素原子である)、
または(a2):


O-(EO)
m1
(PO)

(EO)
m2
-R

(a2)
(式中、
EOは、オキシエチレン基であり、
【0008】
本発明によれば、顔料の分散性が改良されて、色縞の抑制、優れた経時安定性、および優れた使用性を実現した油中水型乳化化粧料が提供される。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0009】
[油中水型乳化化粧料]
本発明による油中水型乳化化粧料(以下、簡単に化粧料ということがある)は、
(A)ブロック型アルキレンオキシド誘導体、
(B)着色顔料、
(C)マイカ、
(D)油分、および
(E)水
と、必要に応じて添加されるその他の成分とを含むものである。以下、これらの各成分について説明する。
【0010】
(A)ブロック型アルキレンオキシド誘導体
本発明による化粧料は、ブロック型アルキレンオキシド誘導体(以下、簡単のために(A)成分ということがある)を含む。(A)成分は、化粧料の使用感改良などにも用いられるものであるが、本発明者らの検討により、着色顔料とマイカとを含む油中水型乳化化粧料に対して(A)成分を用いることで、色縞の抑制ができることが新たに見出された。
(【0011】以降は省略されています)

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