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公開番号
2025102702
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2024217364
出願日
2024-12-12
発明の名称
油中水型乳化固形化粧料
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/92 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、油中水型乳化固形化粧料において、みずみずしい使用感を有し、肌へのフィット感に優れ、重ね付けに適する化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の油中水型乳化固形化粧料は、(A)ワックスと、(B)カンテンと、(C)トリメチルシロキシケイ酸とを含み、前記(B)成分に対する前記(A)成分の配合比((A)/(B))が、質量比にして4~150であり、前記(B)成分に対する前記(C)成分の配合比((C)/(B))が、質量比にして0.3~30であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)ワックス、
(B)カンテン、および
(C)トリメチルシロキシケイ酸、
を含み、
前記(B)成分に対する前記(A)成分の配合比((A)/(B))が、質量比にして4~150であり、
前記(B)成分に対する前記(C)成分の配合比((C)/(B))が、質量比にして0.3~30である、油中水型乳化固形化粧料。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
さらに、(D)表面が疎水性である顔料を含む、請求項1に記載の油中水型乳化固形化粧料。
【請求項3】
さらに、(E)分散剤を含む、請求項1に記載の油中水型乳化固形化粧料。
【請求項4】
前記(D)成分が油相中に分散している、請求項2に記載の油中水型乳化固形化粧料。
【請求項5】
前記(A)成分が、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックスおよびパラフィンワックスからなる群から選択される1種または2種以上である、請求項1に記載の油中水型乳化固形化粧料。
【請求項6】
前記(E)成分が、シリコーン系分散剤、ソルビタン脂肪酸エステル系分散剤、ポリグリセリン脂肪酸エステル系分散剤およびグリセリン脂肪酸エステル系分散剤からなる群から選択される1種または2種以上である、請求項3に記載の油中水型乳化固形化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、みずみずしく、化粧持ちに優れ、重ね付けに適する油中水型乳化固形化粧料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
油中水型乳化タイプの固形化粧料は、水中油型乳化タイプに比較して耐水性に優れ、フィット感(肌への密着感)が良いという利点を有しているが、清涼感に乏しく、べたつきや油っぽい使用感を生じることがあった。また、従来の油中水型乳化固形化粧料、特にメーキャップ化粧料は、油相中に配合される疎水化処理顔料等の粉末がワックスに吸着して凝集を起こすことがあり、この凝集物に起因して塗布時の伸びが重く、みずみずしさが低下し、粉っぽい使用感となるという問題も生じていた。
【0003】
そこで、内水相に粉末を分散させることで、粉末成分とワックスとの凝集物に起因する使用感の低下を改善した油中水型乳化固形化粧料が提案されている。例えば、特許文献1には、ワックスおよび/またはゲル化剤で外油相を増粘または固化した油中水型乳化固形化粧料において、カチオン性分散剤および/または両性分散剤を用いて親水性酸化チタンを含む粉末を内水相に分散させることにより、塗布時になめらかでみずみずしい使用感があり、高温時においても安定性に優れた化粧料が得られることが記載されている。しかしながら、特許文献1の固形化粧料では、前記のような凝集物が抑制されて使用感が改善するものの、さらにみずみずしい使用感を付与したいという課題があった。
【0004】
一方、例えば特許文献2に記載されるように、水中油型乳化固形化粧料では、水相にカンテンやカラギーナン等の硫黄含有多糖類を配合することにより、みずみずしい使用感を付与できることが知られている。
【0005】
しかしながら、みずみずしい使用感を向上する目的で油中水型乳化固形化粧料の内水相に、特許文献2に記載される多糖類を配合すると、油中水型乳化固形化粧料特有のフィット感が低下する問題があった。また、内水相に配合した多糖類に起因して、塗布時にぬるつきを感じたり、重ね付けしたときに化粧ヨレが起こるといった課題が生じた。さらに、カンテンを一定量以上に増やすと十分に固化しないという問題も生じた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2020/067420
特開2023-088747
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、油中水型乳化固形化粧料において、みずみずしい使用感を有し、肌へのフィット感に優れ、重ね付けに適する化粧料を提供することを目的とする。
【0008】
発明者は、前記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、カンテンを用いて内水相を増粘・ゲル化し、油相にトリメチルシロキシケイ酸を配合することによって、油中水型乳化固形化粧料の内水相に多糖類を配合した場合に生じる使用感の課題を解決することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、
(A)ワックス、
(B)カンテン、および
(C)トリメチルシロキシケイ酸、
を含み、
前記(B)成分に対する前記(A)成分の配合比((A)/(B))が、質量比にして4~150であり、
前記(B)成分に対する前記(C)成分の配合比((C)/(B))が、質量比にして0.3~30である、油中水型乳化固形化粧料を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上記構成とすることにより、(B)カンテンを含む場合であっても十分に固化させることが可能となり、カンテンによりゲル化された水性成分が肌上に溶け込むことにより粉っぽさが軽減されて伸びの軽さ(塗り広げやすさ)が感じられ、塗布により水性成分がはじけ出てくるようなみずみずしい使用感を化粧料に付与し、油中水型乳化化粧料特有のフィット感を向上させることができる。また、内相にカンテンを配合したときの課題であった塗布時のぬるつき感が抑制され、重ね付けした場合であっても化粧ヨレが生じない油中水型乳化固形化粧料を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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