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公開番号2025099543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216264
出願日2023-12-21
発明の名称一酸化窒素産生促進のための組成物
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A23L 33/105 20160101AFI20250626BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】一酸化窒素産生促進のための組成物を提供する。
【解決手段】ナルコユリおよび/またはウイキョウを含んでなる、一酸化窒素産生促進のための組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ナルコユリおよび/またはウイキョウを含んでなる、一酸化窒素産生促進のための組成物。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
一酸化窒素産生促進が、血管内皮細胞において行われる、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
ナルコユリおよび/またはウイキョウを含んでなる、血管内皮機能改善のための組成物。
【請求項4】
ナルコユリおよび/またはウイキョウが、果実、根茎、花、種子、芽、葉、茎、および根からなる群から選択される少なくとも一種の部位を含む、請求項1または3に記載の組成物。
【請求項5】
経口用である、請求項1または3に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が飲食品または食品添加物である、請求項1または3に記載の組成物。
【請求項7】
前記組成物が保健機能食品である、請求項1または3に記載の組成物。
【請求項8】
前記組成物が、特定保健用食品、栄養機能食品、および機能性表示食品からなる群から選択される少なくとも一種である、請求項1または3に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナルコユリおよび/またはウイキョウを含んでなる一酸化窒素産生促進のための組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
血管内皮細胞は、血管の内表面を構成する細胞であり、一酸化窒素(NO)等の生理活性物質を産生する機能を有することが知られている。一酸化窒素は、血管内皮由来弛緩因子の一つであり、生体内ではNO合成酵素(NOS)によるL-アルギニンからL-シトルリンへの変換反応の副産物として生じる。一酸化窒素は、血管の弾力性改善や動脈硬化へのなりにくさなど、血管機能に貢献する分子である。したがって、血管内皮細胞において一酸化窒素産生を促進することは、血管を弛緩、拡張させ、動脈硬化の抑制等に有効である。
【0003】
一酸化窒素を増やす方法として、スタチンやアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)等の薬剤が知られているが、食品として日常的に摂取することは、日常的に動脈硬化などを予防することができ、効果的である。これまで、ホップ由来のイソキサントフモール(特許文献1)等に、一酸化窒素産生促進する機能があることが知られているものの、それ以外にも食品由来の一酸化窒素産生成分が求められているといえる。
【0004】
一方、ナルコユリやウイキョウには、血管を安定化させるため、または血管のバリア機能を強化するための組成物としての利用が記載されている(特許文献2)。
【0005】
しかしながら、ナルコユリやウイキョウと、一酸化窒素産生促進または血管内皮機能改善作用との関係については何ら報告されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許7352570号
特開2023-97354号公報
【発明の概要】
【0007】
本発明は、一酸化窒素産生促進のための組成物を提供する。
【0008】
本発明者らは、ナルコユリおよび/またはウイキョウが血管内皮細胞における一酸化窒素の産生促進に有用であることを見出した。本発明はこの知見に基づくものである。
【0009】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1)ナルコユリおよび/またはウイキョウを含んでなる、一酸化窒素産生促進のための組成物。
(2)一酸化窒素産生促進が、血管内皮細胞において行われる、(1)に記載の組成物。
(3)ナルコユリおよび/またはウイキョウを含んでなる、血管内皮機能改善のための組成物。
(4)ナルコユリおよび/またはウイキョウが、果実、根茎、花、種子、芽、葉、茎、および根からなる群から選択される少なくとも一種の部位を含む、(1)~(3)のいずれか一つに記載の組成物。
(5)経口用である、(1)~(4)のいずれか一つに記載の組成物。
(6)前記組成物が飲食品または食品添加物である、(1)~(5)のいずれか一つに記載の組成物。
(7)前記組成物が保健機能食品である、(1)~(6)のいずれか一つに記載の組成物。
(8)前記組成物が、特定保健用食品、栄養機能食品、および機能性表示食品からなる群から選択される少なくとも一種である、(1)~(7)のいずれか一つに記載の組成物。
(9)一酸化窒素産生促進のための組成物の製造における、ナルコユリおよび/またはウイキョウの使用。
(10)血管内皮機能改善のための組成物の製造における、ナルコユリおよび/またはウイキョウの使用。
(11)一酸化窒素の産生を促進する方法であって、ナルコユリおよび/またはウイキョウの有効量を、それを必要とする対象に投与することまたは摂取させることを含んでなる、方法。
(12)血管内皮の機能を改善する方法であって、ナルコユリおよび/またはウイキョウの有効量を、それを必要とする対象に投与することまたは摂取させることを含んでなる、方法。
(13)一酸化窒素産生促進のための、ナルコユリおよび/またはウイキョウ。
(14)血管内皮機能改善のための、ナルコユリおよび/またはウイキョウ。
【0010】
本発明によれば、一酸化窒素産生促進のための組成物が提供される。また、本発明によれば、血管内皮機能改善のための組成物を提供することも可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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