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公開番号
2025086882
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2024200713
出願日
2024-11-18
発明の名称
ポリアセタール樹脂用改質剤及び樹脂組成物
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
C08L
59/00 20060101AFI20250602BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】摺動性を向上したポリアセタール樹脂用改質剤及び樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される化合物を含み、当該化合物1分子あたりの、A
1
Oで表される基の合計モル数(a+c)に対するA
2
Oで表される基のモル数bの比[b/(a+c)]が5/95~20/80であるポリアセタール樹脂用改質剤。
HO-(A
1
O)a-(A
2
O)b-(A
1
O)c-OH (1)
(式中、A
1
Oはエチレンオキシ基、A
2
Oはテトラメチレンオキシ基、a及びcの合計は500以下の数、bは100以下の数である)。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物を含み、
当該化合物1分子あたりの、A
1
Oで表される基の合計モル数(a+c)に対するA
2
Oで表される基のモル数bの比[b/(a+c)]が5/95~20/80であるポリアセタール樹脂用改質剤。
HO-(A
1
O)a-(A
2
O)b-(A
1
O)c-OH (1)
(式中、A
1
Oはエチレンオキシ基、A
2
Oはテトラメチレンオキシ基、a及びcの合計は500以下の数、bは100以下の数である)。
続きを表示(約 59 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のポリアセタール樹脂用改質剤と、ポリアセタール樹脂と、を含む樹脂組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアセタール樹脂用改質剤及び樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアセタール樹脂は、従来から、エンジニアリングプラスチックとして機械部品、自動車部品及び電気・電子機器部品の材料等として用いられている。近年では、前記用途以外の用途(外装及び外観部品)への適用が拡大している。
しかしながら、ポリアセタール樹脂のみからなる部材は、機械的特性等の物性が不充分であることがあるため、ポリアセタール樹脂と他の材料との複合材料から構成されるものが検討されている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5972112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポリアセタール樹脂を用いた部材は歯車等の部品に用いられることが多いため、優れた摺動性が求められており、改善の余地があった。
【0005】
本発明の課題は、摺動性を向上したポリアセタール樹脂用改質剤及び樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、以下の通りである。
[1]下記一般式(1)で表される化合物を含み、当該化合物1分子あたりの、A
1
Oで表される基の合計モル数(a+c)に対するA
2
Oで表される基のモル数bの比[b/(a+c)]が5/95~20/80であるポリアセタール 樹脂用改質剤。
HO-(A
1
O)a-(A
2
O)b-(A
1
O)c-OH (1)
(式中、A
1
Oはエチレンオキシ基、A
2
Oはテトラメチレンオキシ基、a及びcの合計は500以下の数、bは100以下の数である)。
[2][1]に記載のポリアセタール樹脂用改質剤と、ポリアセタール樹脂と、を含む樹脂組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、摺動性を向上したポリアセタール樹脂用改質剤及び樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のポリアセタール樹脂用改質剤は、下記一般式(1)で表される化合物を含み、当該化合物1分子あたりの、A
1
Oで表される基の合計モル数(a+c)に対するA
2
Oで表される基のモル数bの比[b/(a+c)]は5/95~20/80である。
HO-(A
1
O)a-(A
2
O)b-(A
1
O)c-OH (1)
(式中、A
1
Oはエチレンオキシ基、A
2
Oはテトラメチレンオキシ基、a及びcの合計は500以下の数、bは100以下の数である)。
すなわち、本発明は、テトラメチレンオキシ基からなるブロック及びオキシエチレン基からなるブロックからなるポリアルキレンオキサイドジオールを含むポリアセタール樹脂用改質剤である。ポリアセタール樹脂用改質剤には、前記ポリアルキレンオキサイドジオールとしてアルキレンオキサイドの付加モル数の異なるジオールが含まれており、一般式(1)は、アルキレンオキシ基の付加モル数の平均値を用いて本発明のポリアセタール樹脂用改質剤に含まれる前記ポリアルキレンオキサイドジオールを示した化学式である。そして、ポリアセタール樹脂用改質剤に含まれる前記ポリアルキレンオキサイドジオールにおけるエチレンオキシ基の合計モル数に対するテトラメチレンオキシ基のモル数の比が5/95~20/80である。
【0009】
A
1
Oで表される基の合計モル数(a+c)に対するA
2
Oで表される基のモル数bの比[b/(a+c)]が5/95~20/80であるものを用いることにより、ポリアセタール樹脂のみから構成されるものよりも摺動性を向上させることができる。本明細書において「ポリアセタール樹脂用改質剤」を「改質剤」と呼ぶことがある。また、本明細書において、「一般式(1)で表される化合物(すなわち、本発明のポリアセタール樹脂用改質剤に含まれる前記ポリアルキレンオキサイドジオール)」を「化合物(A)」と呼ぶことがある。
【0010】
前記比[b/(a+c)]は、摺動性に優れるという観点から、好ましくは6/94~17/83であり、更に好ましくは12/98~17/83である。
(【0011】以降は省略されています)
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