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公開番号2025087862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025036766,2023003641
出願日2025-03-07,2016-11-14
発明の名称防護壁装置および水素ステーション
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類A62C 3/06 20060101AFI20250603BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】水素ステーションのディスペンサーを壁で囲んだ防護壁装置およびこれを有する水素ステーションを提供する。
【解決手段】道路1に面して地面に設置され水素を供給するディスペンサー4を有する水素ステーションに設けられる防護壁装置5であって、ディスペンサー4の道路1に面する側に地面から上方に向けて立設されることにより、ディスペンサー4と道路1との間を自己の壁面で区画し、かつ、上端がディスペンサー4の道路側と反対側の端面よりも道路側に位置することにより、ディスペンサー4の上方空間の少なくとも一部を閉鎖する障壁20と、障壁20の少なくともディスペンサー4側に面する表面に対して散水し水膜を形成する散水ヘッド21と、散水ヘッド21から障壁20に対して散水された水を回収して散水ヘッド21に対して再度供給する再循環部と、を有する防護壁装置5である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
道路に面して地面に設置され水素を供給するディスペンサーを有する水素ステーションに設けられる防護壁装置であって、
前記ディスペンサーの前記道路に面する側に前記地面から上方に向けて立設されることにより、前記ディスペンサーと前記道路との間を自己の壁面で区画し、かつ、上端が前記ディスペンサーの前記道路側と反対側の端面よりも前記道路側に位置することにより、前記ディスペンサーの上方空間の少なくとも一部を閉鎖する障壁と、
前記障壁の少なくとも前記ディスペンサー側に面する表面に対して散水し水膜を形成する散水ヘッドと、
前記散水ヘッドから前記障壁に対して散水された水を回収して前記散水ヘッドに対して再度供給する再循環部と、を有することを特徴とする防護壁装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
道路に面して地面に設置され水素を供給するディスペンサーと、
前記ディスペンサーの前記道路に面する側に前記地面から上方に向けて立設されることにより、前記ディスペンサーと前記道路との間を自己の壁面で区画し、かつ、上端が前記ディスペンサーの前記道路側と反対側の端面よりも前記道路側に位置することにより、前記ディスペンサーの上方空間の少なくとも一部を閉鎖する障壁と、前記障壁の少なくとも前記ディスペンサー側に面する表面に対して散水し水膜を形成する散水ヘッドと、前記散水ヘッドから前記障壁に対して散水された水を回収して前記散水ヘッドに対して再度供給する再循環部と、を有する防護壁装置と、を備えたことを特徴とする水素ステーション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池自動車などに水素を供給する水素ステーションにおいて、水素を供給するディスペンサーを囲む防護壁装置およびこれを有する水素ステーションに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
水素を燃料として用いる燃料電池自動車は、走行時に二酸化炭素を排出せず、また、大気汚染の原因となるNOx等の物質も排出しない。また、数分程度の燃料供給で数百kmの走行が可能であるので、充電に時間を要する電気自動車よりも利便性が高い。このため、将来の普及を見込んだ燃料電池自動車に対する技術開発が行われている。
【0003】
燃料電池自動車に対する燃料供給は、水素ステーションにおいて行われる。水素が漏洩、引火すると大規模な爆発を起こす可能性もあるので、水素ステーションには防火設備が設けられる。防火設備を備えた水素ステーションとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-66086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
水素ステーションの防火のため、その周囲には防火壁が設けられる。また、水素を供給するディスペンサーの配置についても、公道から一定以上の距離を設けるよう、法令にて定められている。この距離は、ディスペンサーにおいて火災が発生した場合の漏洩拡散、爆風圧、火炎長、輻射熱などを考慮して定められている。
【0006】
水素ステーションは、建設費が非常に高く、普及を阻害する一因となっている。水素ステーションは、ディスペンサーを道路から一定以上離隔させる必要があるため、大きな敷地面積を必要とする。都市部において大きな敷地を確保することは難しく、また、敷地を確保できたとしても土地の価格が高額となる。このため、水素ステーションの建設費がより高額となる要因となっている。
【0007】
これについて、ディスペンサーを公道から一定以上離隔させることと同等の措置を講ずることで、法令で定められた基準を満たすようにすることもできる。ディスペンサーを公道から一定以上離隔させることと同等の措置としては、例えば、ディスペンサーの道路側を鉄筋コンクリート製障壁、またはコンクリートブロック製障壁、あるいは鋼板製障壁で囲むことが挙げられる。この措置を取ることで、ディスペンサーと道路との距離を小さくすることができるので、必要な敷地面積を小さくすることができ、水素ステーションの建設費を低減できる。
【0008】
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、水素ステーションのディスペンサーを壁で囲んだ防護壁装置およびこれを有する水素ステーションを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る防護壁装置は、道路に面して地面に設置され水素を供給するディスペンサーを有する水素ステーションに設けられる防護壁装置であって、
前記ディスペンサーの前記道路に面する側に前記地面から上方に向けて立設されることにより、前記ディスペンサーと前記道路との間を自己の壁面で区画し、かつ、上端が前記ディスペンサーの前記道路側と反対側の端面よりも前記道路側に位置することにより、前記ディスペンサーの上方空間の少なくとも一部を閉鎖する障壁と、
前記障壁の少なくとも前記ディスペンサー側に面する表面に対して散水し水膜を形成する散水ヘッドと、
前記散水ヘッドから前記障壁に対して散水された水を回収して前記散水ヘッドに対して再度供給する再循環部と、を有することを特徴として構成されている。
【0010】
また、請求項2の発明に係る水素ステーションは、道路に面して地面に設置され水素を供給するディスペンサーと、
前記ディスペンサーの前記道路に面する側に前記地面から上方に向けて立設されることにより、前記ディスペンサーと前記道路との間を自己の壁面で区画し、かつ、上端が前記ディスペンサーの前記道路側と反対側の端面よりも前記道路側に位置することにより、前記ディスペンサーの上方空間の少なくとも一部を閉鎖する障壁と、前記障壁の少なくとも前記ディスペンサー側に面する表面に対して散水し水膜を形成する散水ヘッドと、前記散水ヘッドから前記障壁に対して散水された水を回収して前記散水ヘッドに対して再度供給する再循環部と、を有する防護壁装置と、を備えたことを特徴として構成されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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