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公開番号2025088880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203669
出願日2023-12-01
発明の名称殺菌キット
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61L 2/20 20060101AFI20250605BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】高い安全性を有し簡便に使用可能な殺菌キットを提供する。
【解決手段】閉鎖空間を形成可能な収容体と、閉鎖空間に設置可能であり、閉鎖空間の大きさに応じた所定範囲の濃度となる消毒ガスを供給する消毒ガス供給部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
閉鎖空間を形成可能な収容体と、
前記閉鎖空間に設置可能であり、前記閉鎖空間の大きさに応じた所定範囲の濃度となる消毒ガスを供給する消毒ガス供給部と、
を備えることを特徴とする殺菌キット。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記閉鎖空間における前記消毒ガスの濃度は、0.05ppm以上0.45ppm以下を3時間以上維持する、
請求項1に記載の殺菌キット。
【請求項3】
前記閉鎖空間における前記消毒ガスの濃度は、前記消毒ガスの揮散開始後5分間以上、60分間以内に0.05ppmに達する、
請求項1または2に記載の殺菌キット。
【請求項4】
前記消毒ガスは、二酸化塩素ガスまたはオゾンガスである、
請求項1または2に記載の殺菌キット。
【請求項5】
前記閉鎖空間の体積は、0.05立方メートル以上、8立方メートル以下である、
請求項1または2に記載の殺菌キット。
【請求項6】
前記消毒ガス供給部は、
栓部を有し前記消毒ガスを発生させるガス発生部と、
前記栓部を開閉可能な開閉部と、
を有する、
請求項1または2に記載の殺菌キット。
【請求項7】
前記消毒ガス供給部は、殺菌時に前記栓部が全開状態で前記消毒ガスを供給する、
請求項6に記載の殺菌キット。
【請求項8】
前記消毒ガス供給部は、揮散された前記消毒ガスが前記閉鎖空間で自然分解されたときに前記所定範囲の濃度となる前記消毒ガスを供給する、
請求項1または2に記載の殺菌キット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、殺菌キットに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
感染症対策としての方法は様々あるが、例えば、アルコールや次亜塩素酸ナトリウム水溶液などの液体を用いて被処理体に拭き作業を伴う方法では時間や手間がかかる。また、被処理体に対するUV照射では照射面のみしか殺菌・殺ウイルスされないことなどの問題があった。
【0003】
また、消毒ガスを用いる方法も挙げられ、例えば、特許文献1には筺体の閉鎖空間内で紫外線照射によって二酸化塩素ガスを発生させることで閉鎖空間内の被処理体からウイルス又は細菌を除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-101304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、閉鎖空間が狭い場合に消毒ガスが過剰となり安全性の懸念があった。
【0006】
また、特許文献1に開示された方法は、筺体として天井部分にミスト発生手段が設けられた部屋を例示しており、大型の設備が必要になる。さらに、特許文献1に開示された方法は、ミスト発生手段に加えて、二酸化塩素を収納するための容器と、容器から二酸化塩素ガスを発生させるための紫外線照射手段が必要になり、設置に手間がかかるという問題が生じる。
【0007】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、高い安全性を有し簡便に使用可能な殺菌キットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は下記の態様を有する。
[1]閉鎖空間を形成可能な収容体と、前記閉鎖空間に設置可能であり、前記閉鎖空間の大きさに応じた所定範囲の濃度となる消毒ガスを供給する消毒ガス供給部と、を備えることを特徴とする殺菌キット。
[2]前記閉鎖空間における前記消毒ガスの濃度は、0.05ppm以上0.45ppm以下を3時間以上維持する、前記[1]に記載の殺菌キット。
[3]前記閉鎖空間における前記消毒ガスの濃度は、前記消毒ガスの揮散開始後5分間以上、60分間以内に0.05ppmに達する、前記[1]または前記[2]に記載の殺菌キット。
[4]前記消毒ガスは、二酸化塩素ガスまたはオゾンガスである、前記[1]から前記[3]のいずれか一つに記載の殺菌キット。
[5]前記閉鎖空間の体積は、0.05立方メートル以上、8立方メートル以下である、前記[1]から前記[4]のいずれか一つに記載の殺菌キット。
[6]前記消毒ガス供給部は、栓部を有し前記消毒ガスを発生させるガス発生部と、
前記栓部を開閉可能な開閉部と、を有する、前記[1]から前記[5]のいずれか一つに記載の殺菌キット。
[7]前記消毒ガス供給部は、殺菌時に前記栓部が全開状態で前記消毒ガスを供給する、前記[6]に記載の殺菌キット。
[8]前記消毒ガス供給部は、揮散された前記消毒ガスが前記閉鎖空間で自然分解されたときに前記所定範囲の濃度となる前記消毒ガスを供給する、前記[1]から前記[7]のいずれか一つに記載の殺菌キット。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、高い安全性を有し簡便に使用可能な殺菌キットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る殺菌キット1の概略構成を示す斜視図である。
経過時間と閉鎖空間における消毒ガスの濃度との関係を示す図である。
本発明の第2実施形態に係る殺菌キット1の概略構成を示す斜視図である。
第2実施形態に係る消毒ガス供給部20の正面図である。
経過時間と閉鎖空間における消毒ガスの濃度との関係を示す図である。
殺菌キット1の変形例を示す斜視図である。
濃度測定部を含む消毒ガス供給部20の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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