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公開番号
2025088139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202623
出願日
2023-11-30
発明の名称
口腔用組成物
出願人
ライオン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/21 20060101AFI20250604BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】高温保存時のフッ素イオン放出性の安定性、香味立ち及びアミノ酸の安定性に優れる口腔用組成物の提供。
【解決手段】(A)成分:フッ化ナトリウムと、(B)成分:水溶性カルシウム塩と、(C)成分:ピロリン酸及びそのアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種と、(D)成分:(D)成分:第1級アミノ基を有する非含硫アミノ酸と、を含有する、口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)成分:フッ化ナトリウムと、
(B)成分:水溶性カルシウム塩と、
(C)成分:ピロリン酸及びそのアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(D)成分:第1級アミノ基を有する非含硫アミノ酸と、
を含有する、口腔用組成物。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記(B)成分が、塩化カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム及びパントテン酸カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記(C)成分が、ピロリン酸、ピロリン酸ナトリウム及びピロリン酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記(D)成分が、アラニン、グリシン、アルギニン、グルタミン酸、トラネキサム酸及びεアミノカプロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
前記(D)成分に対する前記(B)成分のモル比が、0.05~145である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項6】
練歯磨剤である請求項1~5のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
フッ化ナトリウム等のフッ化物は、う蝕予防効果があることから、歯磨剤等の口腔用組成物に薬用成分として広く用いられている。フッ化物を効果的に作用させるには、フッ素イオンを長時間に亘って口腔内の粘膜や歯面に滞留させることが有効であり、使用後に口腔内をうがいして水で漱ぐなどした後でも口腔内にフッ素イオンを多く残すことが望まれる。
【0003】
特許文献1には、口内環境でのフッ化物の堆積を高めることができる方法として、可溶性のカルシウム源を含有する第一の成分と可溶性のフッ化物を含有する第二の成分とを混合し、その混合物を直ちに歯組織に適用する方法が提案されている。
特許文献2には、口腔内のフッ素イオン滞留性が高い口腔用組成物として、ポリリン酸塩、カルシウム塩及びフッ化物塩を含む水溶液中で形成される複合体を含有するものが開示されている。
【0004】
一方、口腔用組成物にアミノ酸を含有させることが知られている。
例えばトラネキサム酸やεアミノカプロン酸は歯肉の抗炎症作用が認められている。
特許文献3には、イソプロピルメチルフェノール、水溶性スズ塩及びアミノ酸を含有する口腔用組成物が提案されている。アミノ酸は、イソプロピルメチルフェノールと水溶性スズ塩の併用によって生じるイソプロピルメチルフェノール由来の異味の憎悪を防止して異味を改善し、味の良い使用感を確保する作用を奏するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表平10-511956号公報
特開2009-137863号公報
特開2022-93971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の方法は、フッ素イオンがそのまま口腔内に入るため、フッ素イオンがすぐに唾液で流されて十分な滞留効果を発揮しない、あるいは2成分混合後に短時間でフッ化カルシウムが析出するため、フッ素イオンが口腔内に放出されず効果を発揮しないという課題がある。
特許文献2の組成物は、フッ素イオンの滞留性及び放出性に優れるが、高温保存時の、経時でのフッ素イオン放出性の安定性や、香味の発現(香味立ち)の安定性に改善の余地がある。さらに、特許文献2の組成物にアミノ酸を含有させると、アミノ酸の種類によっては、アミノ酸の安定性に改善の余地がある。
【0007】
本発明は、高温保存時のフッ素イオン放出性の安定性、香味立ち及びアミノ酸の安定性に優れる口腔用組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、フッ化ナトリウムと水溶性カルシウム塩とピロリン酸又はそのアルカリ金属塩と特定のアミノ酸とを組み合わせることで、高温保存時のフッ素イオン放出性や香味立ち、アミノ酸の劣化を抑制できることを見出した。
本発明は、上記知見に基づくものであり、以下の態様を有する。
【0009】
<1>
(A)成分:フッ化ナトリウムと、
(B)成分:水溶性カルシウム塩と、
(C)成分:ピロリン酸及びそのアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(D)成分:第1級アミノ基を有する非含硫アミノ酸と、
を含有する、口腔用組成物。
<2>
前記(B)成分が、塩化カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム及びパントテン酸カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である<1>に記載の口腔用組成物。
<3>
前記(C)成分が、ピロリン酸、ピロリン酸ナトリウム及びピロリン酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である<1>又は<2>に記載の口腔用組成物。
<4>
前記(D)成分が、アラニン、グリシン、アルギニン、グルタミン酸、トラネキサム酸及びεアミノカプロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である<1>~<3>のいずれかに記載の口腔用組成物。
<5>
前記(D)成分に対する前記(B)成分のモル比が、0.05~145である<1>~<4>のいずれかに記載の口腔用組成物。
<6>
練歯磨剤である<1>~<5>のいずれかに記載の口腔用組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高温保存時のフッ素イオン放出性の安定性、香味立ち及びアミノ酸の安定性に優れる口腔用組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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