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公開番号2025088122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202602
出願日2023-11-30
発明の名称口腔用組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/21 20060101AFI20250604BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】耐酸性向上効果、知覚過敏様症状抑制効果持続性及び使用感に優れる口腔用組成物の提供。
【解決手段】(A)成分:フッ化ナトリウムと、(B)成分:水溶性カルシウム塩と、(C)成分:ピロリン酸及びそのアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種と、(D)成分:水溶性アルミニウム塩及び水溶性カリウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種(ただし、ピロリン酸塩を除く)と、を含有する、口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:フッ化ナトリウムと、
(B)成分:水溶性カルシウム塩と、
(C)成分:ピロリン酸及びそのアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(D)成分:水溶性アルミニウム塩及び水溶性カリウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種(ただし、ピロリン酸塩を除く)と、
を含有する、口腔用組成物。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記(B)成分が、塩化カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム及びパントテン酸カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記(C)成分が、ピロリン酸、ピロリン酸ナトリウム及びピロリン酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記(D)成分が、乳酸アルミニウム及び硝酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
前記(D)成分に対する前記(B)成分のモル比が、0.001~15.0である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項6】
前記口腔用組成物中のアルミニウムイオン及びカリウムイオンの総量が、前記口腔用組成物の総質量に対して0.01~5質量%である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項7】
練歯磨剤である請求項1~6のいずれか1項に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
歯肉退縮により露出する歯根面の象牙質は、エナメル質よりも耐酸性が低く、う蝕の進行が早い傾向がある。また、歯根面が露出した歯においては、知覚過敏様症状が発現することが少なくない。
【0003】
従来、う蝕を予防する有効成分としては、フッ化ナトリウム等のフッ化物が広く用いられてきた。また、特許文献1には、トリポリリン酸塩及びピロリン酸塩から選ばれる1種以上、水溶性カルシウム塩、フッ化ナトリウム及びカチオン化セルロースを含有する歯磨剤組成物が提案されている。
【0004】
一方、知覚過敏様症状には、水溶性アルミニウム塩や水溶性カリウム塩が用いられてきた。また、特許文献2には、硝酸カリウム、直鎖状の水溶性ポリリン酸塩、及び多価アルコールを含有する口腔用組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-95380号公報
特開2006-96696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の技術では、象牙質の耐酸性向上効果が十分ではない。近年、高齢化や高齢者での残存歯数の増加に伴い、歯肉退縮した歯根面に発症する歯根面う蝕数は増加しており、耐酸性向上効果の更なる向上が求められる。
知覚過敏様症状についても、従来の技術では、知覚過敏様症状の抑制効果の持続性が十分ではない。さらに、口腔用組成物の使用後に異味や刺激を感じる、香料の香り立ちが十分ではない等、使用感にも課題がある。
【0007】
本発明は、耐酸性向上効果、知覚過敏様症状抑制効果持続性及び使用感に優れる口腔用組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、フッ化ナトリウムと水溶性カルシウム塩とピロリン酸又はそのアルカリ金属塩と水溶性アルミニウム塩又は水溶性カリウム塩とを組み合わせることで、耐酸性向上効果が相乗的に高まり、知覚過敏様症状抑制効果持続性、使用感にも優れることを見出した。
本発明は、上記知見に基づくものであり、以下の態様を有する。
【0009】
<1>
(A)成分:フッ化ナトリウムと、
(B)成分:水溶性カルシウム塩と、
(C)成分:ピロリン酸及びそのアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(D)成分:水溶性アルミニウム塩及び水溶性カリウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種(ただし、ピロリン酸塩を除く)と、
を含有する、口腔用組成物。
<2>
前記(B)成分が、塩化カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム及びパントテン酸カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である<1>に記載の口腔用組成物。
<3>
前記(C)成分が、ピロリン酸、ピロリン酸ナトリウム及びピロリン酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である<1>又は<2>に記載の口腔用組成物。
<4>
前記(D)成分が、乳酸アルミニウム及び硝酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である<1>~<3>のいずれかに記載の口腔用組成物。
<5>
前記(D)成分に対する前記(B)成分のモル比が、0.001~15.0である<1>~<4>のいずれかに記載の口腔用組成物。
<6>
前記口腔用組成物中のアルミニウムイオン及びカリウムイオンの総量が、前記口腔用組成物の総質量に対して0.01~5質量%である<1>~<5>のいずれかに記載の口腔用組成物。
<7>
練歯磨剤である<1>~<6>のいずれかに記載の口腔用組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、耐酸性向上効果、知覚過敏様症状抑制効果持続性及び使用感に優れる口腔用組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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