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公開番号
2025088926
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203764
出願日
2023-12-01
発明の名称
容器
出願人
ライオン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
41/04 20060101AFI20250605BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】コスト増を抑制しつつ繰り返し安定して共回りを抑制できる容器を提供する。
【解決手段】容器本体と第1キャップと第2キャップと、を備える。口部は、第1ねじ部を有する。容器本体は、第1ラチェット部を有する。第2キャップは、係合壁を有する。係合壁は、径方向の内側に突出する第1突起部を有する。第1キャップは、第1ねじ部と噛み合う第2ねじ部と、径方向の内側に突出し、周方向の一方側から第1ラチェット部と係合する第2ラチェット部と、径方向の内側に窪み、周方向の他方側から一方側に向かうにつれて下側に向かう方向に延び第1突起部が嵌まる第1溝部と、第1溝部の下端から周方向の一方側に延び、第1突起部が嵌まる第2溝部と、を有する。第1キャップが口部に対して閉栓された閉栓領域における第1ねじ部と第2ねじ部が噛み合ったときの噛み合い力は、第1キャップが口部に対して閉栓領域に達する前の噛み合い力よりも大きい。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸に沿う方向に延びる口部を上側に有し、内容物が収容される容器本体と、
前記口部に着脱可能に装着される外壁部を有する第1キャップと、
前記第1キャップに着脱可能に装着される外筒部を有する第2キャップと、
を備え、
前記口部は、外周に前記中心軸を中心とする周方向に形成された第1ねじ部を有し、
前記容器本体は、前記口部の下側に位置し前記中心軸を中心とする径方向の外側に突出する第1ラチェット部を有し、
前記第2キャップは、前記外筒部から前記周方向で局所的に下側に突出する係合壁を有し、
前記係合壁は、前記径方向の内側に突出する第1突起部を有し、
前記第1キャップは、
前記外壁部の内側に設けられ前記第1ねじ部と噛み合う第2ねじ部と、
前記外壁部において前記第2ねじ部よりも下側の位置で前記径方向の内側に突出し、前記周方向で閉栓側となる前記周方向の一方側から第1ラチェット部と係合する第2ラチェット部と、
前記外壁部よりも上側の位置で前記径方向の内側に窪み、前記周方向で開栓側となる他方側から一方側に向かうにつれて下側に向かう方向に延び前記第1突起部が前記径方向の外側から嵌まる第1溝部と、
前記第1溝部の下端から前記周方向の一方側に延び、前記第1突起部が前記径方向の外側から嵌まる第2溝部と、
を有し、
前記第1キャップが前記口部に対して閉栓された閉栓領域における前記第1ねじ部と前記第2ねじ部が噛み合ったときの噛み合い力は、前記第1キャップが前記口部に対して前記閉栓領域に達する前の前記第1ねじ部と前記第2ねじ部が噛み合ったときの噛み合い力よりも大きい、容器。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第1キャップは、前記第2キャップが前記第1キャップに対して閉栓されたときに前記第1突起部よりも前記周方向の他方側に位置し、前記第2溝部の底部から前記径方向の外側に突出し、前記第1突起部と前記周方向で重なる第2突起部を有する、
請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記係合壁は、前記周方向に間隔をあけて複数設けられ、
前記第2キャップは、前記周方向で前記係合壁から離れた位置に前記外筒部から前記径方向の内側に突出する第3突起部を有し、
前記第1キャップは、前記第2キャップが閉栓されたときに前記第3突起部が配置される前記周方向の位置、且つ、前記第3突起部よりも上側の位置に、前記径方向の外側に突出して前記第3突起部が下側から係合可能な第4突起部を有する、
請求項1または2に記載の容器。
【請求項4】
前記第1キャップは、前記第1溝部における下側の側面を形成し前記周方向の他方側に向かうにつれて上側に向かう方向に傾斜する傾斜面を有し、
前記係合壁は、前記周方向の他方側に位置し、前記周方向の他方側に向かうにつれて上側に向かう方向に傾斜し、開栓時に前記傾斜面を摺動する摺動部を有する、
請求項1または2に記載の容器。
【請求項5】
前記第1キャップは、上方に突出し、前記容器本体からの前記内容物の注出を案内する樋状のノズルを備えるノズルキャップであり、
前記第2キャップは、蓋部を有する筒状の計量筒部を備える計量キャップである、
請求項1または2に記載の容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収納する容器では、ノズルを有し容器本体としてのボトル容器の口部にネジ部によって装着されるノズルキャップと、ノズルから注出される内容物を計量する計量筒部を有し、ノズルキャップを介して容器本体に着脱自在に装着される計量キャップとを有するものがある。
【0003】
計量キャップがネジ部によってノズルキャップに着脱自在に装着される場合、計量キャップの開閉に連動してノズルキャップが開閉する共回りが生じてしまう。
そのため、従来では、ノズルキャップと容器本体の両方にラチェット構造を設け、開栓時にノズルキャップのラチェットが容器本体のラチェットに係止することによって、上記共回りを防止していた。上記のラチェット構造では、ノズルキャップのラチェットが容器本体のラチェットに係止して開栓できず、また、ノズルキャップと容器本体は異材質を用いることが多いことから、リサイクルに適しているとはいえない。
【0004】
また、トイレタリー製品の容器本体は詰替えて何度も使用する容器であるため、ノズルキャップを再度装着した際でも共回りしないことが求められる。樹脂量削減を目的にノズルキャップ径は縮小傾向である。これに伴い、詰替え時の液受け口が縮小しているため、詰替え行動の心理的負担が増加することから、ノズルキャップを外すことにより、容器本体の口部を液受け口として広くすることが求められている。
【0005】
特許文献1には、筒状部材の口部に軟材質で形成された弾性部材を設け、弾性部材の前面に、突起を有し可撓性の突片を筒状部材と一体に設けたキャップ付き容器が開示されている。特許文献1の容器は、キャップの内周面に設けられた凸部が突起を乗り越えることに伴って弾性部材とともに弾性変形し、凸部の乗り越えが完了すると突片が弾性部材とともに初期形態へと復元することによって、筒状部材に対してキャップを繰り返し開閉可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-111229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の容器では、筒状部材が少なくとも二つの材質で形成されるため、製造工程が複雑になり、コスト増となってしまう。また、特許文献1の容器では、二つの材質を用いることから、さらにリサイクルに不適になる。
【0008】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、コスト増を抑制しつつ繰り返し安定して共回りを抑制できる容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は下記の態様を有する。
[1]中心軸に沿う方向に延びる口部を上側に有し、内容物が収容される容器本体と、前記口部に着脱可能に装着される外壁部を有する第1キャップと、前記第1キャップに着脱可能に装着される外筒部を有する第2キャップと、を備え、前記口部は、外周に前記中心軸を中心とする周方向に形成された第1ねじ部を有し、前記容器本体は、前記口部の下側に位置し前記中心軸を中心とする径方向の外側に突出する第1ラチェット部を有し、前記第2キャップは、前記外筒部から前記周方向で局所的に下側に突出する係合壁を有し、前記係合壁は、前記径方向の内側に突出する第1突起部を有し、前記第1キャップは、前記外壁部の内側に設けられ前記第1ねじ部と噛み合う第2ねじ部と、前記外壁部において前記第2ねじ部よりも下側の位置で前記径方向の内側に突出し、前記周方向で閉栓側となる前記周方向の一方側から第1ラチェット部と係合する第2ラチェット部と、前記外壁部よりも上側の位置で前記径方向の内側に窪み、前記周方向で開栓側となる他方側から一方側に向かうにつれて下側に向かう方向に延び前記第1突起部が前記径方向の外側から嵌まる第1溝部と、前記第1溝部の下端から前記周方向の一方側に延び、前記第1突起部が前記径方向の外側から嵌まる第2溝部と、を有し、前記第1キャップが前記口部に対して閉栓された閉栓領域における前記第1ねじ部と前記第2ねじ部が噛み合ったときの噛み合い力は、前記第1キャップが前記口部に対して前記閉栓領域に達する前の前記第1ねじ部と前記第2ねじ部が噛み合ったときの噛み合い力よりも大きい、容器。
[2]前記第1キャップは、前記第2キャップが前記第1キャップに対して閉栓されたときに前記第1突起部よりも前記周方向の他方側に位置し、前記第2溝部の底部から前記径方向の外側に突出し、前記第1突起部と前記周方向で重なる第2突起部を有する、
前記[1]に記載の容器。
[3]前記係合壁は、前記周方向に間隔をあけて複数設けられ、前記第2キャップは、前記周方向で前記係合壁から離れた位置に前記外筒部から前記径方向の内側に突出する第3突起部を有し、前記第1キャップは、前記第2キャップが閉栓されたときに前記第3突起部が配置される前記周方向の位置、且つ、前記第3突起部よりも上側の位置に、前記径方向の外側に突出して前記第3突起部が下側から係合可能な第4突起部を有する、前記[1]または前記[2]に記載の容器。
[4]前記第1キャップは、前記第1溝部における下側の側面を形成し前記周方向の他方側に向かうにつれて上側に向かう方向に傾斜する傾斜面を有し、前記係合壁は、前記周方向の他方側に位置し、前記周方向の他方側に向かうにつれて上側に向かう方向に傾斜し、開栓時に前記傾斜面を摺動する摺動部を有する、前記[1]から前記[3]のいずれか一項に記載の容器。
[5]前記第1キャップは、上方に突出し、前記容器本体からの前記内容物の注出を案内する樋状のノズルを備えるノズルキャップであり、前記第2キャップは、蓋部を有する筒状の計量筒部を備える計量キャップである、前記[1]から前記[4]のいずれか一項に記載の容器。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、容器本体に繰り返し着脱するノズルキャップを有することにより、内容物の詰替え行動時に容器本体の口部を液受け口として広くすることができる為、詰替え行動の心理的負担を軽減することができる。また、容器本体とノズルキャップが異材質であっても、分別廃棄が容易であり、リサイクルに適合しやすくなる。
さらに、ノズルキャップを把持した際の着脱行為において、計量キャップを外さなくとも、ノズルキャップが着脱できる為、着脱操作が簡便であるだけでなく、外したノズルキャップを保管する際に、計量キャップの天面を床などへの設置面とすることが可能であり、安定してノズルキャップを保管することができる。
また、コスト増を抑制しつつ繰り返し安定して共回りを抑制できる容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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