TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025090227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205336
出願日2023-12-05
発明の名称毛髪化粧料
出願人日油株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】すすぎ時の毛髪の滑らかさに優れながらも短時間ですすぎ落とすことができ、すすぎ後の毛髪にぬるつきを残さず、毛髪化粧料を適用した後の毛髪に粘度の低いヘアオイルを塗布する場合にもむらがなく塗り広げられる毛髪化粧料を提供すること。
【解決手段】(A)カチオン性界面活性剤を0.5~7質量%、(B)炭素数14~24の1価アルコールを1~20質量%、(C)炭素数3~6の2~3価アルコールを1~30質量%、(D)グリセリンモノアルキルエーテル及び/又はグリセリンモノ脂肪酸エステルを0.01~0.4質量%、(E)糖化合物を0.01~7質量%含有する毛髪化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)カチオン性界面活性剤を0.5~7質量%、
(B)炭素数14~24の1価アルコールを1~20質量%、
(C)炭素数3~6の2~3価アルコールを1~30質量%、
(D)グリセリンモノアルキルエーテル及び/又はグリセリンモノ脂肪酸エステルを0.01~0.4質量%、
(E)糖化合物を0.01~7質量%含有する毛髪化粧料。
続きを表示(約 91 文字)【請求項2】
さらに、(F)マメ科植物の種子から得られるタンパク質の加水分解物及び/又はそのシリル化物を0.0001~2質量%含有する、請求項1に記載の毛髪化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪は日々の生活の中で太陽光の紫外線やドライヤーの熱、パーマやヘアカラー等の化学的処理、洗髪やブラッシングによる摩擦等様々なダメージ要因にさらされている。これらの蓄積によりダメージを受けた毛髪は乾燥しやすく、指通りが悪くなり、艶が失われてしまう。そのような中で毛髪の健康を保つためにヘアコンディショナー、ヘアトリートメント等の毛髪化粧料が用いられており、これらの毛髪化粧料は、髪に潤いを与え、指通りや艶の改善等、様々なコンディショニング効果を発揮する。
【0003】
ヘアコンディショナーのような毛髪化粧料は通常浴室でシャンプーにより洗髪した後に毛髪に塗布され洗い流されるが、即時的な効果実感を高める意味で乾燥後の毛髪の感触だけでなく、すすぎ落とす際の毛髪の感触も重要となる。例えば、特許文献1および特許文献2ではすすぎ時の毛髪の滑らかさに優れる毛髪化粧料が提案されている。しかしながら、これらの毛髪化粧料ではすすぎ落とすのに時間がかかったり、すすぎ後にぬるつきが残ってしまう場合があった。そこで、すすぎ時の毛髪の滑らかさとすすぎ性のよさ及びすすぎ後の毛髪のぬるつきのなさを兼ね備えた毛髪化粧料の開発が求められており、特許文献3ではすすぎ時の毛髪の滑らかさに優れながらすすぎ後にぬるつきを残さない毛髪化粧料が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-2638号公報
特開2023-85101号公報
特開2020-125249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば特許文献1~3に記載のような各種の毛髪化粧料を用いることで、仕上がり時のまとまりやしっとり感などの毛髪の質感は良好になると考えられるが、近年では、さらなる毛髪のダメージケアや感触の改善を目的として、前記毛髪化粧料を用いて洗髪してすすいだ後或いは入浴後やスタイリング時等にアウトバストリートメントを使用することが増えている。この種のアウトバストリートメントとしては、例えば毛髪の潤いを保ち、艶を与え、ドライヤーの熱から毛髪を保護する目的でヘアオイルが用いられている。この種のヘアオイルとして、個人の髪質や求める仕上がりの感触の違いに応じて様々な製品が販売されており、例えば毛髪のまとまり感に優れる重たい感触のオイルや、毛髪のさらさらとした指通りに優れる軽やかな感触のオイル等がある。ここで、粘度の高いヘアオイルは毛髪に塗布する際に厚みがあるため、毛髪全体にむらなく塗り広げることが容易であった。しかしながら、粘度の低いヘアオイルを使用した場合に、例えば特許文献3に記載のような毛髪化粧料を用いて洗髪してすすいだ後等に、すぐに毛髪に浸透してしまい厚みがないために十分な塗り広げやすさが得られず、ヘアオイルの各種効果を必ずしも十分には得られない場合があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、すすぎ時の毛髪の滑らかさに優れながらも短時間ですすぎ落とすことができ、すすぎ後の毛髪にぬるつきを残さず、毛髪化粧料を適用した後の毛髪に粘度の低いヘアオイルを塗布する場合にもむらがなく塗り広げられる毛髪化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前述の課題に鑑みて鋭意検討を行ったところ、所定の5成分を所定範囲の含有率で含有させることで前述の課題を解決可能であることを見出した。すなわち、本発明は、以下の〔1〕及び〔2〕の毛髪化粧料に関する。
【0008】
〔1〕 (A)カチオン性界面活性剤を0.5~7質量%、
(B)炭素数14~24の1価アルコールを1~20質量%、
(C)炭素数3~6の2~3価アルコールを1~30質量%、
(D)グリセリンモノアルキルエーテル及び/又はグリセリンモノ脂肪酸エステルを0.01~0.4質量%、
(E)糖化合物を0.01~7質量%。
〔2〕 さらに、(F)マメ科植物の種子から得られるタンパク質の加水分解物及び/又はそのシリル化物を0.0001~2質量%含有する、前項〔1〕に記載の毛髪化粧料
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る毛髪化粧料によれば、すすぎ時の毛髪の滑らかさに優れながらも短時間ですすぎ落とすことができ、すすぎ後の毛髪にぬるつきを残さず、毛髪化粧料を適用した後の毛髪に粘度の低いヘアオイルを塗布する場合にもむらがなく塗り広げることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において記号「~」を用いて規定された数値範囲は、「~」の両端(上限及び下限)の数値を含むものとする。例えば「2~4」は、2以上、4以下を表す。更に、濃度または量を特定した場合、任意のより高い方の濃度または量と、任意のより低い方の濃度または量とを関連づけることができる。例えば「2~10質量%」および「好ましくは4~8質量%」の記載がある場合、「2~4質量%」、「2~8質量%」、「4~10質量%」および「8~10質量%」の記載も包含される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日油株式会社
栄養飲料
2か月前
日油株式会社
毛髪化粧料
今日
日油株式会社
皮膚化粧料
2か月前
日油株式会社
粘性皮膚化粧料
2か月前
日油株式会社
ピザ生地用改質剤
2か月前
日油株式会社
水中油型乳化化粧料
11日前
日油株式会社
水中油型乳化化粧料
25日前
日油株式会社
温度応答性表面改質剤
1か月前
日油株式会社
油脂配合物及び生鮮魚肉加工食品
1か月前
日油株式会社
熱可塑性樹脂組成物及び樹脂成形体
19日前
株式会社ペリカン石鹸
固形毛髪洗浄料
2か月前
日油株式会社
ポリエチレングリコール化合物の製造方法
2か月前
日油株式会社
熱硬化性樹脂組成物及びカラーフィルター
2か月前
国立大学法人神戸大学
細胞用の凍結保護剤
2か月前
学校法人千葉工業大学
固体ロケット推進薬
26日前
学校法人千葉工業大学
ハイブリッドロケット
28日前
日油株式会社
耐酸性粉末、食品、及び耐酸性粉末の製造方法
2か月前
日油株式会社
耐酸性粉末、食品、及び耐酸性粉末の製造方法
2か月前
日油株式会社
酸変性ポリオレフィン、分散剤、及び封止剤用組成物
1か月前
日油株式会社
オルガノアシロキシシラン化合物を含む疎水性表面処理剤
1か月前
日油株式会社
リン酸基含有(メタ)アクリレートを含むモノマー組成物
8日前
日油株式会社
ワックス用滑り性向上剤及びこれを含有するワックス組成物
19日前
日油株式会社
耐酸性粉末、食品、チュアブル錠及び耐酸性粉末の製造方法
2か月前
学校法人同志社
細胞培養用の足場基材および細胞培養用の足場
1か月前
信越化学工業株式会社
ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン
1か月前
日油株式会社
末端にカルボキシル基を有するポリエチレングリコール誘導体の製造方法
2か月前
日油株式会社
ケタール型リリーサブルポリオキシエチレン誘導体、その製造方法およびケタール型リリーサブルポリオキシエチレン結合体
1か月前
日油株式会社
アミノ基を含むアセタール型リリーサブルポリオキシエチレン誘導体、その製造方法およびアミノ基を含むアセタール型リリーサブルポリオキシエチレン結合体
1か月前
株式会社ファンケル
水性化粧料
5日前
個人
健康器具
4か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
導電香
4か月前
個人
マッサージ機
4か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
白内障治療法
3か月前
続きを見る