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公開番号2025101243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217945
出願日2023-12-25
発明の名称架橋剤組成物、ゴム組成物、及びゴム成形品
出願人日油株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類C08L 101/00 20060101AFI20250630BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】機械的物性に優れたゴム成形品が得られ、安全性に優れる架橋剤組成物を提供すること。
【解決手段】有機過酸化物(A)とシリカ(B)を含有する架橋剤組成物であって、前記有機過酸化物(A)は下記一般式(1):(一般式(1)中、nは2~6であり、R1及びR2は独立して炭素数が4~6のアルキル基である。)で表される有機過酸化物であり、前記シリカ(B)は吸油量が100~500mL/100gのシリカである架橋剤組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025101243000008.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">35</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
有機過酸化物(A)とシリカ(B)を含有する架橋剤組成物であって、
前記有機過酸化物(A)は一般式(1):
JPEG
2025101243000007.jpg
42
170
(一般式(1)中、nは2~6であり、R

及びR

は独立して炭素数が4~6のアルキル基である。)で表される有機過酸化物であり、
前記シリカ(B)は吸油量が100~500mL/100gのシリカであることを特徴とする架橋剤組成物。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記架橋剤組成物中、前記有機過酸化物(A)の割合が30質量%~60質量%であり、前記シリカ(B)の割合が40質量%~70質量%であることを特徴とする請求項1に記載の架橋剤組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の架橋剤組成物とゴムを含有することを特徴とするゴム組成物。
【請求項4】
請求項3に記載のゴム組成物から得られることを特徴とするゴム成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、架橋剤組成物、ゴム組成物、及びゴム成形品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
熱可塑性エラストマーやゴムを含むゴム組成物から得られるゴム架橋物は、安価で、且つ弾性やシール性、圧縮永久歪などの物性に優れることから、自動車部品や電子機器、建材などに広く使用されている。このようなゴム組成物の架橋には、架橋剤として有機過酸化物が用いられる。
【0003】
自動車の長寿命化による環境負荷低減のために、使用するホース、ブーツ、エンジンマウント等のゴム部品の耐久性を向上させるための、耐熱性や強度および伸びといった機械的物性の向上が求められている。ゴム部品の耐熱性を向上させるためには、有機過酸化物を架橋剤として用いることが有効である。
【0004】
また、有機過酸化物は消防法第5類の自己反応性物質に分類される危険物であり、取り扱いに注意を要する物質であるため、安全性の高い製品が望まれる。
【0005】
上記のような有機過酸化物の組成物として、有機過酸化物をシリカ、炭酸カルシウムまたはクレーなどの充填剤に含浸させたものがあり、例えば1種又は2種以上の有機過酸化物、1種又は2種以上の合成ゴム、及びシリカを含む濃縮された架橋マスターバッチが開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2003―524024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ゴム成形品は、ゴムと有機過酸化物をあらかじめロール等で予備混錬した後、加熱することで成形して得られる。ゴム成形品の機械的物性を向上させるために高分子量のゴムを使用する場合があるが、予備混錬の際のせん断力が大きく発熱しやすくなり、有機過酸化物が分解することで、意図しない架橋反応が進行する。この状態の予備混錬物の架橋を行った場合、ゴム成形品の架橋構造が不均一となり、機械的物性が低下してしまうといった問題を有する。
【0008】
特許文献1の架橋剤組成物を高分子量のゴムに適用した場合、予備混錬の際の発熱により、意図しない架橋反応が進行し、十分な機械的物性を得ることが出来ない。
【0009】
以上のような事情を鑑み、本発明では、機械的物性に優れたゴム成形品が得られ、安全性に優れる架橋剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明は、有機過酸化物(A)とシリカ(B)を含有する架橋剤組成物であって、前記有機過酸化物(A)は一般式(1):
JPEG
2025101243000001.jpg
35
170
(一般式(1)中、nは2~6であり、R

及びR

は独立して炭素数が4~6のアルキル基である。)で表される有機過酸化物であり、前記シリカ(B)は吸油量が100~500mL/100gのシリカである架橋剤組成物に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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