TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025091557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206840
出願日2023-12-07
発明の名称車両用駆動装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 9/19 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータコイルに給電する給電装置と界磁コイルに給電する給電装置を効率的に冷却する。
【解決手段】ステータコイル用のコイル線が巻装されるステータ、及び、界磁コイル用のコイル線が巻装されるロータを有する回転電機と、電源とステータコイル用のコイル線との間に電気的に接続され、ステータコイルに電力を供給する第1給電装置と、電源と界磁コイル用のコイル線との間に電気的に接続され、界磁コイルに電力を供給する第2給電装置と、冷媒流路を介して冷媒を循環させる冷却装置と、を備え、第2給電装置は、ロータとともに回転する回転側装置と、回転側装置に対向配置される非回転側装置とを含み、冷媒流路は、第1給電装置を冷却する第1冷媒流路と、回転側装置及び非回転側装置のうちの少なくともいずれか一方を冷却する第2冷媒流路とを含む、車両用駆動装置が開示される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ステータコイル用のコイル線が巻装されるステータ、及び、界磁コイル用のコイル線が巻装されるロータを有する回転電機と、
電源と前記ステータコイル用のコイル線との間に電気的に接続され、前記ステータコイルに電力を供給する第1給電装置と、
前記電源と前記界磁コイル用のコイル線との間に電気的に接続され、前記界磁コイルに電力を供給する第2給電装置と、
冷媒流路を介して冷媒を循環させる冷却装置と、を備え、
前記第2給電装置は、前記ロータとともに回転する回転側装置と、前記回転側装置に対向配置される非回転側装置とを含み、
前記冷媒流路は、前記第1給電装置を冷却する第1冷媒流路と、前記回転側装置及び前記非回転側装置のうちの少なくともいずれか一方を冷却する第2冷媒流路とを含む、車両用駆動装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第2給電装置は、給電トランスを含み、
前記回転側装置は、前記給電トランスの二次側回路を含み、
前記非回転側装置は、前記給電トランスの一次側回路を含む、請求項1に記載の車両用駆動装置。
【請求項3】
前記回転電機と前記第1給電装置と前記第2給電装置と収容するケースを更に備え、
前記第2冷媒流路は、
前記ケースに形成され、前記非回転側装置を冷却する非回転側流路と、
前記ロータとともに回転する軸部材に形成され、前記回転側装置を冷却する回転側流路とを含む、請求項2に記載の車両用駆動装置。
【請求項4】
前記ケースは、前記回転電機を収容する第1収容室と、前記第1給電装置を収容する第2収容室と、前記ロータとともに回転する軸部材及び前記回転側装置を収容する第3収容室とを備え、
前記冷却装置は、前記冷媒流路に設けられる放熱装置を含み、
冷媒は冷却水であり、
前記第2冷媒流路は、前記放熱装置からの冷媒の流れ方向で、前記第1冷媒流路に対して下流側に配置される、請求項3に記載の車両用駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ロータに設けられる界磁コイルに非接触で給電を行う構成において、非接触の給電装置の一部を備えるロータヘッドカバーに冷媒流路を形成する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許公開第004191837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来技術は、回転電機のロータの軸心流路を介してロータヘッドカバーの冷媒流路に冷媒を供給する構成であり、ステータコイルに給電する給電装置を同冷媒により冷却することができない。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、ステータコイルに給電する給電装置と界磁コイルに給電する給電装置とを効率的に冷却することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、ステータコイル用のコイル線が巻装されるステータ、及び、界磁コイル用のコイル線が巻装されるロータを有する回転電機と、
電源と前記ステータコイル用のコイル線の間に電気的に接続され、前記ステータコイルに電力を供給する第1給電装置と、
前記電源と前記界磁コイル用のコイル線の間に電気的に接続され、前記界磁コイルに電力を供給する第2給電装置と、
冷媒流路を介して冷媒を循環させる冷却装置と、を備え、
前記第2給電装置は、前記ロータとともに回転する回転側装置と、前記回転側装置に対向配置される非回転側装置とを含み、
前記冷媒流路は、前記第1給電装置を冷却する第1冷媒流路と、前記回転側装置及び前記非回転側装置のうちの少なくともいずれか一方を冷却する第2冷媒流路とを含む、車両用駆動装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、ステータコイルに給電する給電装置と界磁コイルに給電する給電装置とを効率的に冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例による回転電機用の駆動装置を含む車両駆動システム1を示す構成図である。
回転電機の断面の一部を示す概略的な断面図である。
車両用駆動装置の冷却装置の説明図であり、車両用駆動装置の概略的な断面図である。
図3のQ4部の拡大図である。
変形例による車両用駆動装置の冷却装置の説明図であり、車両用駆動装置の概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。また、図面では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
【0010】
図1は、本実施例による回転電機用の駆動装置5を含む車両駆動システム1を示す構成図である。図2は、回転電機3の断面の一部を示す概略的な断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社アイシン
電子機器
11日前
株式会社アイシン
流路部材
3日前
株式会社アイシン
シフト装置
18日前
株式会社アイシン
電流センサ
16日前
株式会社アイシン
電動ポンプ
11日前
株式会社アイシン
電力システム
9日前
株式会社アイシン
車両制御装置
19日前
株式会社アイシン
発電システム
23日前
株式会社アイシン
有機酸除去方法
2日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
12日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
2日前
株式会社アイシン
モータ制御装置
5日前
株式会社アイシン
重畳画像表示装置
15日前
株式会社アイシン
弁開閉時期制御装置
5日前
株式会社アイシン
巻線界磁式回転電機
15日前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収装置
2日前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収装置
19日前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収装置
10日前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収システム
3日前
株式会社アイシン
制御装置及びプログラム
23日前
株式会社アイシン
車両用開閉部材のロック装置
4日前
株式会社アイシン
車両用開閉部材のロック装置
4日前
株式会社アイシン
車両用開閉部材のロック装置
4日前
株式会社アイシン
巻線界磁式回転電機及び給電装置
5日前
株式会社デンソー
車両用制御装置
18日前
株式会社デンソー
車両用制御装置
18日前
株式会社アイシン
圧入構造とその圧入の良否の判定方法
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
治具、測定方法、及び積層体の製造方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
画像変換装置、画像処理システム、および学習方法
2日前
新明和工業株式会社
自動運転移動システムとその自動運転移動システム用アプリケーション
22日前
個人
太陽光発電システム
4日前
北勢工業株式会社
保護管
2日前
株式会社セイワ
車両用配線カバー
15日前
株式会社デンソー
電気装置
4日前
株式会社ダイヘン
充電装置
2日前
続きを見る