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公開番号2025092137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207825
出願日2023-12-08
発明の名称運転操作状態推定装置および運転操作状態推定方法
出願人株式会社京三製作所
代理人個人,個人,個人
主分類B61L 25/04 20060101AFI20250612BHJP(鉄道)
要約【課題】列車の運転操作状態を推定するための新たな技術を提供すること。
【解決手段】運転操作状態推定装置3は、列車の運転操作状態を推定する。運転操作状態推定装置3は、列車に設置されたGNSS受信機による受信情報に基づいて走行中の加速度推移を取得する加速度推移取得部353と、加速度推移に基づいて、運転操作状態が、力行状態、惰行状態およびブレーキ状態の何れであるかを判別する判別部355と、を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
列車の運転操作状態を推定する運転操作状態推定装置であって、
列車走行中の加速度推移をアナログ波形として取得する加速度推移取得手段と、
前記加速度推移に基づいて、前記運転操作状態が、力行状態、惰行状態およびブレーキ状態の何れであるかを判別する判別手段と、
を備え、
前記判別手段は、前記アナログ波形の前記加速度推移を所定の閾値条件を用いて多段階の量子化波形に整形する波形整形手段を有し、当該量子化波形に基づいて前記判別を行う、
運転操作状態推定装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記波形整形手段は、
前記多段階の量子化波形として3段階の量子化波形に整形することと、
前記整形後の量子化波形のうち、不適切に切り替える運転操作と判断される所定の短時間変化条件を満たす波形部分を継続波に加工することと、
前記加工後の波形に基づいて前記判別を行うことと、
を実行する、
請求項1に記載の運転操作状態推定装置。
【請求項3】
前記加速度推移取得手段は、前記列車に設置されたGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機による受信情報、又は、前記列車に設置された慣性計測装置の計測情報に基づいて前記加速度推移を取得する、
請求項1又は2に記載の運転操作状態推定装置。
【請求項4】
走行地点の線路勾配を取得する線路勾配取得手段、
を更に備え、
前記判別手段は、前記線路勾配に基づいて前記アナログ波形の前記加速度推移を補正する補正手段を有し、
前記波形整形手段は、前記補正手段による補正後の前記加速度推移を整形することで前記量子化波形に整形する、
請求項1又は2に記載の運転操作状態推定装置。
【請求項5】
前記加速度推移取得手段は、前記列車に設置されたGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機による受信情報に含まれる走行速度について平滑化処理を行い、当該平滑化処理後の走行速度に基づいて前記加速度推移を取得する、
請求項1又は2に記載の運転操作状態推定装置。
【請求項6】
前記判別手段は、前記走行速度に基づいて前記閾値条件を可変に設定する閾値条件設定手段を有する、
請求項5に記載の運転操作状態推定装置。
【請求項7】
列車の運転操作状態を推定する運転操作状態推定方法であって、
列車走行中の加速度推移をアナログ波形として取得することと、
前記加速度推移に基づいて、前記運転操作状態が、力行状態、惰行状態およびブレーキ状態の何れであるかを判別することと、
を含み、
前記判別することは、前記アナログ波形の前記加速度推移を所定の閾値条件を用いて多段階の量子化波形に整形した当該量子化波形に基づいて前記判別を行うことである、
運転操作状態推定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、列車の運転操作状態を推定する運転操作状態推定装置等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
列車の走行中に運転士の手元等を撮像し、ハンドル操作やブレーキ操作といった運転士の動きを含む運転状況を記録する装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-221902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術は運転席の映像を記録する装置であり、運転操作を推定する装置ではない。特許文献1の運転状況記録装置で記録された映像から運転操作を推定するためには、記録された映像を解析し、或いは目視により確認する作業等が必要となる。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、列車の運転操作状態を推定するための新たな技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第1の発明は、列車の運転操作状態を推定する運転操作状態推定装置であって、列車走行中の加速度推移をアナログ波形として取得する加速度推移取得手段(例えば、図12の加速度推移取得部353)と、前記加速度推移に基づいて、前記運転操作状態が、力行状態、惰行状態およびブレーキ状態の何れであるかを判別する判別手段(例えば、図12の判別部355)と、を備え、前記判別手段は、前記アナログ波形の前記加速度推移を所定の閾値条件を用いて多段階の量子化波形に整形する波形整形手段を有し、当該量子化波形に基づいて前記判別を行う、運転操作状態推定装置である。
【0007】
第1の発明によれば、列車の走行中の加速度推移をアナログ波形として取得し、取得した加速度推移を多段階の量子化波形に整形して用いて、列車の運転操作状態が力行状態、惰行状態およびブレーキ状態の何れであるかを判別することが可能となる。
【0008】
第2の発明は、上記の発明において、前記波形整形手段は、前記多段階の量子化波形として3段階の量子化波形に整形することと、前記整形後の量子化波形のうち、不適切に切り替える運転操作と判断される所定の短時間変化条件を満たす波形部分を継続波に加工することと、前記加工後の波形に基づいて前記判別を行うことと、を実行する、運転操作状態推定装置である。
【0009】
第2の発明によれば、加速度推移を3段階の量子化波形に整形し、短時間で段階が変化する波形部分を継続波に加工した上で、運転操作状態を判別することができる。これによれば、運転操作状態の判別精度を向上させることが可能となる。
【0010】
第3の発明は、上記の発明において、前記加速度推移取得手段が、前記列車に設置されたGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機による受信情報、又は、前記列車に設置された慣性計測装置の計測情報に基づいて前記加速度推移を取得する、運転操作状態推定装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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