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公開番号
2025114448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024134731
出願日
2024-08-12
発明の名称
空気圧縮機構造
出願人
已久工業股ふん有限公司
代理人
個人
主分類
F04B
39/10 20060101AFI20250729BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】シリンダー、ピストン、蓋体及び逆流防止片を備える空気圧縮機構造を提供する。
【解決手段】シリンダーは複数の空気孔を有する。ピストンはシリンダー内に往復可能に結合される。蓋体はシリンダーに組み付けられる。蓋体は押圧柱を有する。シリンダーの内部空間と蓋体の内部空間は空気孔を介して互いに連通される。逆流防止片は、シリンダーと蓋体との間に移動可能に配置される。ピストンが第1のストロークを行うとき、ピストンは空気孔に近づき、シリンダー内の空気を圧縮し、圧縮された空気は、空気孔を通過した後、逆流防止片を押し上げ、蓋体に流入する。ピストンが第2のストロークを行うとき、ピストンが空気孔から離れる瞬間にシリンダー内で真空を形成する。逆流防止片は、真空と圧縮された空気に駆動され、空気孔を覆って密閉する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の空気孔を有するシリンダーと、
前記シリンダー内に往復可能に結合されるピストンと、
前記シリンダーに組み付けられる蓋体であって、前記蓋体は押圧柱を有し、前記シリンダーの内部空間と前記蓋体の内部空間は、前記複数の空気孔を介して互いに連通される、前記蓋体と、
前記シリンダーと前記蓋体との間に移動可能に配置される逆流防止片と、
を備え、
前記ピストンが第1のストロークを行うとき、前記ピストンは前記複数の空気孔に近づき、前記シリンダー内の空気を圧縮し、圧縮された前記空気は、前記複数の空気孔を通過した後、前記逆流防止片を押し上げ、前記蓋体に流入し、
前記ピストンが第2のストロークを行うとき、前記ピストンが前記複数の空気孔から離れる瞬間に前記シリンダー内で真空を形成し、前記逆流防止片は、前記真空と前記蓋体中に位置する圧縮された前記空気に駆動され、前記複数の空気孔を覆って密閉する、
空気圧縮機構造。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記逆流防止片は、前記シリンダーに面して同じ中心軸の2つの環状リブを有し、前記シリンダーの隔壁に当接し、前記隔壁は前記複数の空気孔を有する、
請求項1に記載の空気圧縮機構造。
【請求項3】
前記複数の空気孔は環状に配置され、前記複数の空気孔の前記逆流防止片における正投影は、前記2つの環状リブとの間に位置する、
請求項2に記載の空気圧縮機構造。
【請求項4】
前記逆流防止片は互いに相対する上面と底面を有し、前記2つの環状リブは前記底面に位置し、前記押圧柱は前記上面に当接するように適合される、
請求項2に記載の空気圧縮機構造。
【請求項5】
前記逆流防止片はボウル状の輪郭を呈し、前記シリンダーは隔壁及び前記隔壁から延伸する位置制限リングをさらに有し、前記ボウル状の輪郭のボウルエッジは前記位置制限リングの内環壁に当接し、前記押圧柱は前記ボウル状の輪郭のボウル内底に当接するように適合されており、前記隔壁は前記複数の空気孔を有する、
請求項1に記載の空気圧縮機構造。
【請求項6】
前記逆流防止片は、前記ボウル状の輪郭のボウル外底に位置する少なくとも1つの環状リブを有し、前記環状リブは前記ボウルエッジと面一である、
請求項5に記載の空気圧縮機構造。
【請求項7】
前記逆流防止片は、前記ボウル状の輪郭のボウル外底に位置する少なくとも1つの環状リブを有し、前記環状リブと前記ボウルエッジには段差が存在し、凹部を形成する、
請求項5に記載の空気圧縮機構造。
【請求項8】
前記逆流防止片は位置制限リングを有し、前記押圧柱に移動可能に接続され、前記押圧柱は前記逆流防止片を位置制限する、
請求項1に記載の空気圧縮機構造。
【請求項9】
前記ピストンは、開口及び吸気閉塞片を有し、前記吸気閉塞片は、弾性変形可能に前記開口を覆って前記開口を開閉し、前記ピストンが前記第2のストロークを行うとき、前記吸気閉塞片は、前記真空により外部環境の空気が前記吸気閉塞片を押し上げ、前記開口を介して前記シリンダーに進入し、前記ピストンが前記第1のストロークを行うとき、前記吸気閉塞片は、復帰して前記開口を閉じる、
請求項1に記載の空気圧縮機構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気圧縮機構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
空気圧縮機の主な構造は、モータを使用してピストンを駆動し、シリンダー内で往復圧縮動作を実行し、圧縮された空気をそれに接続された膨張対象物に充填することができる。
【0003】
上記空気圧縮機の空気流路においては、通常、ゴム栓をバネと組み合わせて配置し、バネの弾性力によってゴム栓を駆動して流路を閉じ、又は、圧縮された空気によってゴム栓を駆動してバネの弾性力を克服して流路を開き、それによって逆流防止弁として使用する。ただし、実際の動作では、バネの弾性力やゴム栓の硬度による制限を受け、流路を完全に閉じることができない場合が多々あり、また、バネの弾性力が強すぎて流路が開かなくなる場合や、使用時間の増加に伴いバネが疲労する状況が発生する場合もある。
【0004】
したがって、上記の問題点に対応した改善策をどのように提案するかは、関係する技術者が検討する必要がある課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、簡単な部材の組み合わせによって流路に逆流防止機能を提供する空気圧縮機構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の空気圧縮機構造は、シリンダーと、ピストンと、蓋体と、逆流防止片と、を備える。シリンダーは複数の空気孔を有する。ピストンはシリンダー内に往復可能に結合される。蓋体はシリンダーに組み付けられる。蓋体は押圧柱を有する。シリンダーの内部空間と蓋体の内部空間は空気孔を介して互いに連通される。逆流防止片は、シリンダーと蓋体との間に移動可能に配置される。ピストンが第1のストロークを行うとき、ピストンは空気孔に近づき、シリンダー内の空気を圧縮し、圧縮された空気は、空気孔を通過した後、逆流防止片を押し上げ、蓋体に流入する。ピストンが第2のストロークを行うとき、ピストンが空気孔から離れる瞬間にシリンダー内で真空を形成する。逆流防止片は、真空と圧縮された空気に駆動され、空気孔を覆って密閉する。
【発明の効果】
【0007】
以上に基づき、本発明の空気圧縮機構造は、シリンダーに蓋体を組み付けることにより、ピストンがシリンダー内の空気を圧縮した後、シリンダーの複数の空気孔を介して圧縮された空気を蓋体に伝達する。さらに、空気圧縮機構造は、蓋体とシリンダーとの間に移動可能に配置された逆流防止片をさらに含み、逆流防止片は空気流の影響を受けて押し上げられるか空気孔を密閉することができ、さらにピストンのシリンダー内での往復運動を組み合わせることにより、気体の通過又は逆流防止の機能を達成するものである。
【0008】
より詳細に言えば、ピストンが第1のストローク(進み行程)を行うとき、ピストンはシリンダー内の空気を圧縮し、空気孔を介して圧縮された空気を蓋体に伝達する。このとき、圧縮された空気は、逆流防止片も駆動し、圧縮された空気がスムーズに蓋体に流入するように、逆流防止片を空気孔に対して押し上げる。反対に、ピストンが第2のストローク(戻り行程)を行うとき、ピストンが空気孔から離れる瞬間にシリンダー内で真空を形成する。このとき、蓋体部分にはなおも上記圧縮された空気が存在しているので、上記真空と上記圧縮された空気は、逆流防止片に対して圧力差を生じ、逆流防止片を駆動して、空気孔を覆って密閉することができる。したがって、移動可能な逆流防止片は、ピストンの運動及びそれにより生じる圧縮された空気又は真空を組み合わせることにより、対応した移動を行い、所望の逆流防止機能を達成することができる。従来技術における逆流防止弁と比較して、本発明の逆流防止片は、間違いなく、簡単な構造で所望のニーズを達成し、部材の簡素化の効果を達成すると同時に、上記の関連する従来技術の課題も解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る空気圧縮機構造の概略図である。
空気圧縮機構造の一部の部材を図示した分解図である。
異なる視点から空気圧縮機構造の一部の部材を図示した分解図である。
立体的な視点から空気圧縮機構造を図示した局部断面図である。
空気圧縮機構造の局部断面図である。
空気圧縮機構造の局部断面図である。
本発明の別の実施形態に係る空気圧縮機構造の局部断面図である。
本発明の別の実施形態に係る空気圧縮機構造の局部断面図である。
本発明のまた別の実施形態に係る空気圧縮機構造の局部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る空気圧縮機構造の概略図である。図2と図3は、それぞれ異なる視点から空気圧縮機構造の一部の部材を図示した分解図である。ここで、部材の記載の便宜のために同時に直角座標X-Y-Zを提供する。図1から図3を同時に参照すると、本実施形態において、空気圧縮機構造100は、シリンダー110、ピストン130、蓋体120、伝動機構140、逆流防止片180、モータ150、空気リザーバ160と圧力計170を含む。ここで、伝動機構140は、ピストン130の底端とモータ150との間に連結され、ピストン130の底端は、伝動機構140に連結され、ピストン130の上端は、シリンダー110内に移動可能に結合されて、モータ150は受電後に伝動機構140を介してピストン130を駆動してシリンダー110内を往復運動させることができ、これにより、シリンダー110内の空気を圧縮することができる。あるいは、ピストン130が蓋体120から離れたとき、外部環境の空気をシリンダー110内に流入させて補充することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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