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公開番号
2025096417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2025063164,2021008330
出願日
2025-04-07,2021-01-21
発明の名称
害虫防除剤
出願人
住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社
代理人
主分類
A01N
65/12 20090101AFI20250619BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】保存安定性に富み、かつ使用場面においてベタツキや汚染の問題のない害虫防除剤を提供することを課題とする。
【解決手段】下記成分(A)~(D):
(A)ジョチュウギクエキス、
(B)ポリオキシエチレン硬化ひまし油、
(C)特定のエステル型界面活性剤、
(D)水、
を含有する害虫防除剤であって、成分(B)と成分(C)の配合比が、重量比で50:50~95:5であることを特徴とする害虫防除剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(A)~(D):
(A)ジョチュウギクエキス、
(B)ポリオキシエチレン硬化ひまし油、
(C)一般式(I)
TIFF
2025096417000004.tif
42
90
および/または
一般式(II)
TIFF
2025096417000005.tif
55
105
[式(I)または式(II)中、R1はオレイン酸、ステアリン酸またはパルミチン酸を表わし、R2はオレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸または水素原子を表わし、R3はオレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸または水素原子を表わす。
R2が水素原子を表わすとき、R3は水素原子を表わし、
R2がオレイン酸を表わすとき、R1もR3もオレイン酸を表わし、
R2がステアリン酸を表わすとき、R1もR3もステアリン酸を表わし、
R2がパルミチン酸を表わすとき、R1もR3もパルチミン酸を表わす。]
で示されるエステル型界面活性剤、
(D)水、
を含有する害虫防除剤であって、成分(B)と成分(C)の配合比が、重量比で50:50~95:5であることを特徴とする害虫防除剤。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
成分(B)および成分(C)の含有量が、害虫防除剤全体量に対し3.0~10.0重量%である請求項1に記載の害虫防除剤。
【請求項3】
請求項1または2に記載の害虫防除剤を充填してなる害虫防除用スプレー剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、害虫防除剤に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
引火性の問題を軽減するべく、水を配合した一液性の水性害虫防除剤や水性エアゾール剤の開発が試みられている。(例えば特許文献1)
【0003】
ジョチュウギクエキスは、種々の害虫への防除効果を有しており、エアゾール剤の有効成分として用いられる。ジョチュウギクエキスを水に溶解して水性殺虫剤または水性エアゾール剤とする場合、界面活性剤が用いられるが、界面活性剤の使用量を増やすと、処理面に界面活性剤が残り、ベタツキや汚染が発生する問題がある。そのため、界面活性剤の使用量はできる限り少ない方が好ましいものの、使用量を減らすとジョチュウギクエキスが十分に溶解しなかったり、保存中に分離や白濁が発生する等の問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-99606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、保存安定性に富み、かつ使用場面においてベタツキや汚染の問題のない害虫防除剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、かかる課題を解決すべく鋭意検討した結果本発明に至った。すなわち本発明は、
[1]下記成分(A)~(D):
(A)ジョチュウギクエキス、
(B)ポリオキシエチレン硬化ひまし油、
(C)一般式(I)
TIFF
2025096417000001.tif
42
90
および/または
一般式(II)
TIFF
2025096417000002.tif
55
105
[式(I)または式(II)中、R1はオレイン酸、ステアリン酸またはパルミチン酸を表わし、R2はオレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸または水素原子を表わし、R3はオレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸または水素原子を表わす。
R2が水素原子を表わすとき、R3は水素原子を表わし、
R2がオレイン酸を表わすとき、R1もR3もオレイン酸を表わし、
R2がステアリン酸を表わすとき、R1もR3もステアリン酸を表わし、
R2がパルミチン酸を表わすとき、R1もR3もパルチミン酸を表わす。]
で示されるエステル型界面活性剤、
(D)水、
を含有する害虫防除剤であって、成分(B)と成分(C)の配合比が、重量比で50:50~95:5であることを特徴とする請求項1に記載の害虫防除剤。
[2]成分(B)および成分(C)の含有量が、害虫防除剤全体量に対し3.0~10.0重量%であることを特徴とする害虫防除剤。
[3]上記の害虫防除剤を充填してなる害虫防除用スプレー剤。
を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、保存安定性に優れた害虫防除剤を提供することができる。また、かかる害虫防除剤をスプレー剤として使用した場合に、処理面の汚染を著しく軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、保存安定性試験後の実施例1の害虫防除剤の性状を示すための写真である。
図2は、保存安定性試験後の比較例1の害虫防除剤の性状を示すための写真である。
図3は、保存安定性試験後の比較例2の害虫防除剤の性状を示すための写真である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に使用される成分(A)ジョチュウギクエキスはピレトリンI、II、シネリンI、II、ジャスモリンI、IIの6種類の天然ピレトリン類 、植物由来の不純物および溶剤を含んでいる。天然ピレトリン類の濃度が10%~80%のジョチュウギクエキスを用いるのが好ましい。ジョチュウギクエキスの含有量は、通常、害虫防除剤全体量に対し0.01~5.0重量%である。
【0010】
本発明に使用される成分(B)ポリオキシエチレン硬化ひまし油としては、酸化エチレンの平均付加モル数が25~100モルのポリオキシエチレン硬化ひまし油を用いることが好ましい。前記ポリオキシエチレン硬化ひまし油としては、例えば、エマノーンCH-40(花王(株)製、POE(40)硬化ヒマシ油)、エマノーンCH-60(花王(株)製、POE(60)硬化ヒマシ油)、エマノーンCH-80(花王(株)製、POE(80)硬化ヒマシ油)、ニッコールHCO40(日光ケミカルズ(株)製、POE(40)硬化ヒマシ油)、ニッコールHCO60(日光ケミカルズ(株)製、POE(60)硬化ヒマシ油)、ニッコールHCO100(日光ケミカルズ(株)製、POE(100)硬化ヒマシ油)などが市販されている。
(【0011】以降は省略されています)
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