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公開番号2025097220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213387
出願日2023-12-18
発明の名称蓄電モジュール、電解液注液口の形成方法、および、該方法を備える蓄電モジュールの製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/627 20210101AFI20250623BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電モジュールに形成した電解液注入口であって、電解液が注入し易い電解液注入口を備える蓄電モジュールを提供する。
【解決手段】樹脂部と、前記樹脂部に囲まれた発電素子と、蓄電モジュール内部から外部に向かって広がるテーパー部を備える電解液を注入するための電解液注入口と、を備える蓄電モジュール。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂部と、前記樹脂部に囲まれた発電素子と、蓄電モジュール内部から外部に向かって広がるテーパー部を備える電解液を注入するための電解液注入口と、を備える蓄電モジュール。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記テーパー部が、前記発電素子の積層方法に広がるテーパーである、請求項1に記載の蓄電モジュール。
【請求項3】
前記発電素子の積層方法に垂直な方向から、前記テーパー部を側面から見たときに、前記テーパーと前記発電素子の積層方法に垂直な方向となす角度θが、以下の式(1)を満たす、請求項1または2に記載の蓄電モジュール。
角度θ(°)<-0.0062×前記電解液注入口の流入口幅+0.7078 式(1)
前記電解液注入口の流入口幅とは、前記電解液注入口の前記蓄電モジュール外部への開口部における、前記発電素子の積層方向に垂直な方向における幅を意味する。
【請求項4】
前記電解液注入口の前記蓄電モジュール内部側の前記テーパ部以外における、前記発電素子の積層方向における高さが、0.15mm以下である、請求項1または2に記載の蓄電モジュール。
【請求項5】
前記電解液注入口の前記蓄電モジュール外部への開口部の、前記発電素子の積層方向に垂直な方向の幅が、25mm以下である、請求項1または2に記載の蓄電モジュール。
【請求項6】
前記発電素子における正極の、前記発電素子の積層方向における厚みが、0.25mm以下である、請求項1または2に記載の蓄電モジュール。
【請求項7】
樹脂部に囲まれた発電素子を備える蓄電モジュールを形成する際に、入れ子を使用して、前記樹脂部に電解液注入口を形成する方法であって、
前記入れ子が、前記蓄電モジュール内部から外部に向かって広がるテーパー部を備えることを特徴とする、電解液注入口の形成方法。
【請求項8】
請求項7の電解液注入口の形成方法を備える、蓄電モジュールの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、蓄電モジュール、電解液注液口の形成方法、および、該方法を備える蓄電モジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、蓄電モジュールの製造において、蓄電モジュール内部に電解液を注入する注入口を、入れ子を用いて形成することが記載されている。
また、特許文献2にも、蓄電装置の製造方法が記載されている。
また、特許文献3には、連通孔の閉塞を抑制することができる電池モジュールが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-174079号公報
特開2023-46589号公報
特開2019-175575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、蓄電モジュールに形成した注入口は、蓄電モジュール内部の発電素子の積層方向の注入口高さが小さい場合、電解液の注入が進行しないという問題があった。
【0005】
本開示の課題は、蓄電モジュールに形成した電解液注入口であって、電解液が注入し易い電解液注入口を備える蓄電モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明者らが鋭意検討した結果、以下の事項を見出した。
・電解液を注入するための電解液注入口に、蓄電モジュール内部から外部に向けて広がる形状のテーパーを設けることで、電解液の圧損を低下させることができる。
・電解液注入口の流入口幅に対して、所定の関係を備えるテーパー角度とすることで、より効率的に電解液の注入時における注液口での電解液の圧力損失を低減することができる。
【0007】
上記に基づいて、本発明者らは、以下の態様を完成させた。
【0008】
[1]樹脂部と、前記樹脂部に囲まれた発電素子と、蓄電モジュール内部から外部に向かって広がるテーパー部を備える電解液を注入するための電解液注入口と、を備える蓄電モジュール。
【0009】
[2]前記テーパー部が、前記発電素子の積層方法に広がるテーパーである、[1]に記載の蓄電モジュール。
【0010】
[3]前記発電素子の積層方法に垂直な方向から、前記テーパー部を側面から見たときに、前記テーパーと前記発電素子の積層方法に垂直な方向となす角度θが、以下の式(1)を満たす、[1]または[2]に記載の蓄電モジュール。
(【0011】以降は省略されています)

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