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公開番号
2025128958
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024026023
出願日
2024-02-22
発明の名称
水素製造計画装置および水素製造システム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類
G06Q
50/06 20240101AFI20250827BHJP(計算;計数)
要約
【課題】デマンドレスポンス時に環境負荷の高い水素を抑制する。
【解決手段】水素製造計画装置17は、生成時の環境負荷が相互に異なる複数種類の水素の製造を計画する。水素製造計画装置は、計画部173と、計画修正部174と、を備える。計画部は、複数種類の水素の製造計画を作成する。計画修正部は、デマンドレスポンス時における収益と環境負荷の高い水素を削減するコストを算出し、算出した収益およびコストに基づいて、製造計画を修正する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
生成時の環境負荷が相互に異なる複数種類の水素の製造を計画する水素製造計画装置であって、
前記複数種類の水素の製造計画を作成する計画部と、
デマンドレスポンス時における収益と前記複数種類の水素のうちの環境負荷の高い水素を削減するコストを算出し、算出した前記収益および前記コストに基づいて、前記製造計画を修正する計画修正部と、を備える水素製造計画装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記デマンドレスポンスの指令を含むデマンドレスポンス情報を取得する取得部を備え、
前記計画修正部は、前記指令が下げ指令の場合、前記収益および前記コストに基づいて、前記製造計画を修正する、
請求項1に記載の水素製造計画装置。
【請求項3】
前記デマンドレスポンスの指令を含むデマンドレスポンス情報を取得する取得部を備え、
前記計画修正部は、前記指令が上げ指令であり、且つ前記環境負荷の高い水素が基準値以上の場合、前記収益および前記コストに基づいて、前記製造計画を修正する、
請求項1に記載の水素製造計画装置。
【請求項4】
請求項1の水素製造計画装置と、前記複数種類の水素から発電する水素発電装置とを備える水素製造システムであって、
前記計画修正部は、前記水素発電装置の出力を変更して前記製造計画を修正する水素製造システム。
【請求項5】
前記計画修正部は、前記デマンドレスポンスが下げ指令の場合、前記製造計画を修正する、
請求項4に記載の水素製造システム。
【請求項6】
前記複数種類の水素を輸送する水素輸送装置を備え、
前記計画修正部は、前記水素輸送装置の輸送時刻を変更して前記製造計画を修正する、
請求項4に記載の水素製造システム。
【請求項7】
前記計画修正部は、再生可能エネルギ証明書を購入して前記製造計画を修正する、
請求項4に記載の水素製造システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素製造計画装置および水素製造システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
水素は、利用時にCO2を排出しないため、環境性が高い燃料として注目されている。水素を製造する方法は、様々な方法があり、例えば水を電気分解する方法がある。電気分解による水素製造装置は、水電解装置である。水電解装置から生成される水素は、入力となる電力の種類によって区分されることがある。
【0003】
再生可能エネルギ(再エネ)などは、CO2を排出しない。このため、環境負荷が低い電力から生成された水素は、グリーン水素と呼ばる。化石燃料などから発電された電力は、環境負荷が高い。このため、環境負荷が高い電力で生成された水素は、環境負荷が高い水素となり、グレー水素と呼ばれる。グリーン水素は、グレー水素よりも環境負荷が低いため、カーボンニュートラルを実現する事業者にとって環境価値が高い水素である。水素製造装置は、水素を製造するだけでなく、デマンドレスポンスによって系統へ調整力を提供することができる。
【0004】
特許文献1には、複数種類の水素のそれぞれの予測水素需要量に基づいて、生成の環境負荷が異なる複数種類の水素を水素発生装置により生成する稼働計画を生成する装置が記載されている。
【0005】
特許文献2には、対象期間中において電力事業者から受け取る予測デマンドレスポンスを、デマンドレスポンス予測モデルを用いて生成し、予測デマンドレスポンスに基づいて、稼働計画を生成する計画装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7221376号公報
特許第7219805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1は、グリーン水素またはグレー水素を計画するシステムであり、特許文献2は、水素製造装置でデマンドレスポンスに対応するシステムである。デマンドレスポンスを水電解装置などの水素製造装置で実施する場合、系統から電力を受け入れることがある。系統から受け入れた電力は、エネルギ由来証書などがない限り、化石燃料が含まれている可能性が高いため、グリーン水素ではなく、グレー水素となる。仮にグレー水素が水素貯蔵設備に溜まった場合、グリーン水素の製造量が制限されることがある。
【0008】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、デマンドレスポンス時に環境負荷の高い水素を抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を解決するために、本発明は、生成時の環境負荷が相互に異なる複数種類の水素の製造を計画する水素製造計画装置であって、前記複数種類の水素の製造計画を作成する計画部と、デマンドレスポンス時における収益および前記複数種類の水素のうちの環境負荷の高い水素の削減コストを算出し、算出した前記収益および前記削減コストに基づいて、前記製造計画を修正する計画修正部と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、デマンドレスポンス時に環境負荷の高い水素を抑制する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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