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公開番号
2025099819
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216765
出願日
2023-12-22
発明の名称
保管ユニット、保管装置、細胞培養システム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250626BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】保管されたワークの信頼性を向上しつつ、ワークを容易且つ連続して取り出し可能な保管ユニット、保管装置、及び細胞培養システムを提供する。
【解決手段】細胞培養システムの保管装置は、投入部と、投入部から水平方向に離れるに従って下方に向かって傾斜する滑走面を有し、ワークを重力により滑走可能であるとともに、複数のワークを滑走方向に並べて保管可能な保管部と、ワークを停止させるストッパを滑走面よりも上方に有し、停止したワークを外部に取り出し可能な取出部と、滑走方向におけるストッパよりも投入部に近い位置に設けられるとともにストッパに突き当たったワークの上面に対向するように設けられ、ワークの滑走面から離間する方向への変位を規制する規制部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークが投入される投入部と、
前記投入部から水平方向に離れるに従って下方に向かって傾斜する滑走面を有し、前記投入部から投入された前記ワークを重力により斜め下方に滑走可能であるとともに、複数の前記ワークを滑走方向に並べて保管可能な保管部と、
滑走している前記ワークの前面に突き当たることで前記ワークを停止させるストッパを前記滑走面よりも上方に有し、前記ストッパに突き当たって停止した前記ワークを外部に取り出し可能な取出部と、
滑走方向における前記ストッパよりも前記投入部に近い位置に設けられるとともに前記ストッパに突き当たった前記ワークの上面に対向するように設けられ、前記ワークの前記滑走面から離間する方向への変位を規制する規制部と、
を備える保管ユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ワークは、ワーク本体と、ワーク本体を支持して前記滑走面を滑走可能なワークトレイと、を備え、
前記規制部は、前記ワークのうち前記ワークトレイの上面に対向するように設けられている
請求項1に記載の保管ユニット。
【請求項3】
請求項1に記載の保管ユニットを上下に複数段備え、
最上段に設けられた前記保管ユニットよりも下段の前記保管ユニットは、直ぐ上に配置された前記保管ユニットの下面に前記規制部が設けられている
保管装置。
【請求項4】
請求項1に記載の保管ユニットを上下に複数段備え、
最上段に設けられた前記保管ユニットよりも下段の前記保管ユニットの前記規制部は、直ぐ上に配置された前記保管ユニットの下面から突出する突出部を備える
保管装置。
【請求項5】
下段の前記保管ユニットの前記滑走面から、該滑走面の直ぐ上に配置された前記保管ユニットの下面との間の最短距離である天井高さをHaとし、前記ストッパに突き当たって停止した状態の前記ワークの最も前記投入部に近い側の高さをHbとし、前記ストッパの前記滑走面に対して垂直な方向の高さをhb、前記ストッパの上端と前記規制部に衝突する前記ワークの衝突位置との距離をL
AB
、前記ワークの滑走方向の長さをDとし、前記ストッパの上端を中心とした前記ワークの転倒許容角をαとし、前記ワークの転倒時の最大転倒角をβとすると、α及びβは、以下の(1)式を満たす
TIFF
2025099819000004.tif
19
170
請求項3に記載の保管装置。
【請求項6】
前記保管ユニットの前記滑走面の傾斜角度をθとし、前記ストッパに突き当たって停止した状態の前記ワークを水平にするためのストロークをZhとし、前記ストッパに突き当たって停止した状態の前記ワークの前記ストッパを乗り越えさせるためのストロークをZaとし、前記取出部から前記ワークを取り出す際に前記ワークを上方へ変位させるストロークをZとし、tanθ≦(hb/D)のときZ=Zh+Za、tanθ>(hb/D)のときZ=Zhとして、以下の(2)式を満たす
Ha≧Hb+(Z/cosθ)・・・(2)
請求項5に記載の保管装置。
【請求項7】
請求項3又は4に記載の保管装置を収容するストッカと、
前記ワークに分注操作を行う液操作エリアを有するクリーンベンチと、
前記ワークに収容された培養液内の細胞を増殖させる培養エリアを有するインキュベータと、
前記ストッカ内に設けられて、前記ワークを把持して前記保管ユニットの前記取出部から水平方向に前記ワークを取り出し可能な搬送装置と、
を備える細胞培養システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、保管ユニット、保管装置、細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、培養する細胞を一時的に保管する原料保管室を備え、この原料保管室から原料処理室を経た原料細胞を、搬送ロボットを用いて自動搬送する自動細胞培養施設が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4803196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のように自動的にワークを搬送する自動細胞培養システムでは、保管されているワークもロボットにより自動搬送することが要望されている。
しかし、上記自動細胞培養システムでは、保管されたワークを連続して取り出し可能にする必要がある。そのため、ワークを保管する装置の構造が複雑化したり、搬送ロボットによる取り出しの動作が複雑化したりしてしまう。
さらに、ワークの保管作業を行う際に、意図しないワークの転倒などにより破損が発生すると、破損したワークが自動搬送されてしまい細胞培養がなされない可能性があるという課題がある。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、保管されたワークの信頼性を向上しつつ、ワークを容易且つ連続して取り出し可能な保管ユニット、保管装置、及び細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る保管ユニットは、ワークが投入される投入部と、前記投入部から水平方向に離れるに従って下方に向かって傾斜する滑走面を有し、前記投入部から投入された前記ワークを重力により斜め下方に滑走可能であるとともに、複数の前記ワークを滑走方向に並べて保管可能な保管部と、滑走している前記ワークの前面に突き当たることで前記ワークを停止させるストッパを前記滑走面よりも上方に有し、前記ストッパに突き当たって停止した前記ワークを外部に取り出し可能な取出部と、滑走方向における前記ストッパよりも前記投入部に近い位置に設けられるとともに前記ストッパに突き当たった前記ワークの上面に対向するように設けられ、前記ワークの前記滑走面から離間する方向への変位を規制する規制部と、を備える。
【0007】
本開示の一態様に係る保管装置は、上記の保管ユニットを上下に複数段備え、最上段に設けられた前記保管ユニットよりも下段の前記保管ユニットは、直ぐ上に配置された前記保管ユニットの前記保管部の下面に前記規制部が設けられている。
【0008】
本開示の一態様に係る細胞培養システムは、上記保管装置を収容するストッカと、前記ワークに分注操作を行う液操作エリアを有するクリーンベンチと、前記ワークに収容された培養液内の細胞を増殖させる培養エリアを有するインキュベータと、前記ストッカ内に設けられて、前記ワークトレイを把持して前記保管ユニットの前記取出部から水平方向に前記ワークを取り出し可能な搬送装置と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の細胞培養システムの保管装置によれば、保管されたワークの信頼性を向上しつつ、ワークを容易且つ連続して取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態における細胞培養システムの概略構成を示す図である。
本開示の実施形態における保管装置の概略構成を示す側断面図である。
本開示の実施形態における保管装置を投入口側から見た正面図である。
本開示の実施形態における保管ユニットの取出部近傍の拡大図である。
本開示の実施形態における下段の保管ユニットの規制部の配置を説明する図である。
本開示の実施形態の第一変形例におけるワークの斜視図である。
本開示の実施形態の第二変形例における保管装置の概略構成を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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