TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025100343
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024181453
出願日
2024-10-17
発明の名称
保全作業支援システム、保全作業支援方法および非一時的コンピュータ可読媒体
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G05B
23/02 20060101AFI20250626BHJP(制御;調整)
要約
【課題】
非熟練のオペレータであっても、障害ツリーを使用して根本原因特定を容易にすることができる、保全作業支援システムが必要とされている。
【解決手段】
本明細書に記載するシステムおよび方法は、機械に対する保全作業を支援する保全作業支援システムを伴うことができ、障害情報、原因情報、原因発生をどのように特定するかに関する情報、および回復方法情報を、機械の障害ツリー情報として管理することと、機械のステータス情報を獲得することと、外部ステータス情報または内部ステータス情報のうち1つもしくは複数に関してステータス情報を処理することと、機械の処理された外部ステータス情報または内部ステータス情報から、機械の原因発生を特定する方法を決定することと、機械の原因発生を決定する方法を実行することと、機械の障害ツリー情報、獲得されたステータス情報、および機械に対する決定された原因発生を表示することと、を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機械に対する保全作業を支援する保全作業支援システムであって、
障害情報、原因情報、原因発生をどのように特定するかに関する情報、および回復方法情報を、前記機械の障害ツリー情報として管理するように構成された、メモリと、
前記機械のステータス情報を獲得するように構成された、インターフェースと、
外部ステータス情報または内部ステータス情報のうち1つもしくは複数に関して前記ステータス情報を処理し、
前記機械の処理された前記外部ステータス情報または前記内部ステータス情報から、前記機械の原因発生を特定する方法を決定し、
前記機械の前記原因発生を決定する前記方法を実行し、
前記機械の前記障害ツリー情報、獲得された前記ステータス情報、および前記機械に対する決定された前記原因発生を表示するように構成された、プロセッサと、
を備えることを特徴とする、保全作業支援システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の保全作業支援システムであって、
前記インターフェースに接続されたカメラをさらに備え、前記外部ステータス情報が、前記機械の前記カメラによってキャプチャされた前記機械の映像または画像を含み、前記機械の前記原因発生を特定する前記方法が前記外部ステータス情報に基づくことを特徴とする、保全作業支援システム。
【請求項3】
請求項1に記載の保全作業支援システムであって、
前記プロセッサが、前記原因発生をどのように特定するかに関する前記情報に基づいて、前記原因発生を特定する前記方法を決定するように構成され、前記原因発生をどのように特定するかに関する前記情報が、ステータス収集前に実施されるべき事前作業に関する情報、および前記事前作業の完了を決定するのに使用されるべき前記外部ステータス情報または前記内部ステータス情報を含むことを特徴とする、保全作業支援システム。
【請求項4】
請求項3に記載の保全作業支援システムであって、
前記プロセッサが、前記インターフェースを制御して、前記機械の前記ステータス情報を獲得して前記機械の前記原因発生を特定する前記方法を決定するように構成され、前記プロセッサが、前記機械の前記原因発生を決定する前記方法を実行し、前記方法の前記実行からの前記原因発生に基づいて前記事前作業の前記完了を決定することを特徴とする、保全作業支援システム。
【請求項5】
請求項3に記載の保全作業支援システムであって、
前記事前作業の前記完了を決定するのに使用される前記ステータス情報が、前記原因発生を特定する前記方法を決定するのに使用される前記ステータス情報と異なることを特徴とする、保全作業支援システム。
【請求項6】
機械に対する保全作業を支援する保全作業支援方法であって、
障害情報、原因情報、原因発生をどのように特定するかに関する情報、および回復方法情報を、前記機械の障害ツリー情報として管理することと、
前記機械のステータス情報を獲得することと、
外部ステータス情報または内部ステータス情報のうち1つもしくは複数に関して前記ステータス情報を処理することと、
前記機械の処理された前記外部ステータス情報または前記内部ステータス情報から、前記機械の原因発生を特定する方法を決定することと、
前記機械の前記原因発生を決定する前記方法を実行することと、
前記機械の前記障害ツリー情報、獲得された前記ステータス情報、および前記機械に対する決定された前記原因発生を表示することと
を含むことを特徴とする、保全作業支援方法。
【請求項7】
請求項6に記載の保全作業支援方法であって、
前記外部ステータス情報が、前記機械のカメラによってキャプチャされた映像または画像を含み、前記機械の前記原因発生を特定する前記方法が前記外部ステータス情報に基づくことを特徴とする、機保全作業支援方法。
【請求項8】
請求項6に記載の保全作業支援方法であって、
前記原因発生をどのように特定するかに関する前記情報に基づいて、前記原因発生を特定する前記方法を前記決定すること、前記原因発生をどのように特定するかに関する前記情報が、ステータス収集前に実施されるべき事前作業に関する情報、および前記事前作業の完了を決定するのに使用されるべき前記外部ステータス情報または前記内部ステータス情報を含むことを特徴とする、保全作業支援方法。
【請求項9】
請求項8に記載の保全作業支援方法であって、
前記機械の前記ステータス情報が、前記機械の前記原因発生を特定する前記方法を決定するのに利用され、前記機械の前記原因発生を決定する前記方法が、前記方法の前記実行からの前記原因発生に基づいて前記事前作業の前記完了を決定するように実行されることを特徴とする、保全作業支援方法。
【請求項10】
請求項8に記載の保全作業支援方法であって、
前記事前作業の前記完了を決定するのに使用される前記ステータス情報が、前記原因発生を特定する前記方法を決定するのに使用される前記ステータス情報と異なることを特徴とする、保全作業支援方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、工場システムを対象とし、より具体的には、工場システムの障害ツリー管理および保全管理に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
生産性を最大化するため、工場の生産ライン稼働時間を維持することが必須である。ライン稼働時間の損失の主要因は、何らかの異常状態による機械障害である。そのため、機械障害の根本原因解析に基づいた早期回復動作が必要とされる。この目的のため、障害ツリーを使用して障害ツリー解析が一般に実施される。障害ツリーは、障害イベントを示す最上位ノードと、根本原因現象を示す下位ノードと、現象の因果関係を示すその分岐とを含むツリー図である。障害ツリーは、障害ツリーに障害が説明されている場合に、根本原因を即時に決定できることにより、長引くダウンタイムが排除されるため、有効である。
【0003】
障害ツリーは、現象と原因との関係を説明することに焦点を当てている。したがって、障害ツリーに説明されている原因を調べることによって原因が発生しているか否かを確認する方法、および原因自体の決定は、オペレータに委ねられる。したがって、障害ツリーが存在する場合であっても、非熟練のオペレータが根本原因を特定するのには時間がかかりすぎるという問題が生じている。誤診、または相当な時間を費やした後でも根本原因を特定できないといった、他の問題も含んでいる。
【0004】
関連技術では、障害ツリーと同様の性能を有する診断ツリーを使用することによって、機器の不具合を解析することに関与する、保全作業を支援するシステムがあり得る。かかる関連技術のシステムでは、診断ツリーは、単に診断ツリーの各径路を探索するのに使用されるだけではなく、各ノードに記録された必要な準備作業時間および保全作業時間に関する情報を使用することにより、各径路をトレースする推定コスト、ならびに機器の不具合の解析を効率的に支援する過去の発生確率を使用して、探索経路を最適化するのにも使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-124990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非熟練のオペレータであっても、障害ツリーを使用して根本原因特定を容易にすることができる、保全作業支援システムが必要とされている。関連技術のシステムは、診断ツリーにおける予めインストールされた情報に基づいて経路最適化を実施することによって、効率的な保全作業をサポートすることができるが、前提条件として、作業者は、原因を特定し、原因の特定に関連する意思決定を行うのに必要な作業を実施できるレベルになければならない。したがって、非熟練の作業者は、最適な経路が提示されていてもそれを実行できないことがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に記載する例示的実現例では、機械の保全作業を支援する保全作業支援システムは、障害情報、原因情報、原因発生をどのように特定するかの情報、ならびに回復方法情報(例えば、機械の障害ツリー情報)およびステータス獲得を記録する、記録ユニットと、獲得した状態情報を処理する処理ユニットとを有する。表示ユニットを、障害ツリー情報、機械ステータス獲得方法情報、獲得ステータス情報、ステータスに基づいた原因発生情報、および回復方法情報を表示するために使用することができる。原因発生を特定する方法は、機械の外部ステータス情報または内部ステータス情報のどちらかによって原因を特定する方法を伴い、原因発生はかかる情報から判断される。
【0008】
かかる保全作業支援システムはまた、外部ステータス情報の1つとしてカメラによって獲得された映像または画像を使用することができ、それが外部ステータス情報として処理セクションに入力され、原因発生に対する判断結果は、処理ユニットの出力として得られる。
【0009】
かかる保全作業支援システムはまた、ステータス収集の前に実施されるべき事前作業の必要性および内容、ならびに事前作業の完了を判断するのに使用されるべき外部または内部ステータス情報を含む、原因発生をどのように特定するかの情報を使用することができる。
【0010】
かかる保全作業支援システムはまた、外部または内部ステータス情報によって原因発生を特定する、ステータス収集を開始することができ、これは事前作業完了を判断するのに使用される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社日立製作所
回転電機
2日前
株式会社日立製作所
めっき装置及びめっき形成方法
2日前
株式会社日立製作所
判定システム、判定装置、及び判定方法
2日前
株式会社日立製作所
情報処理装置
2日前
株式会社日立製作所
対極電極、対極電極の作製方法、めっき装置およびめっき方法
3日前
株式会社日立製作所
要件定義支援システム、要件定義支援方法、及び要件定義支援プログラム
9日前
株式会社日立製作所
設備組合せ型最適化装置、設備組合せ型最適化方法、および、設備組合せ型最適化プログラム
3日前
株式会社FUJI
工作機械
25日前
株式会社ダイヘン
移動体
1か月前
株式会社FUJI
加工機械ライン
1日前
ローム株式会社
半導体集積回路
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
25日前
三栄ハイテックス株式会社
基準電圧回路
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ペダル機構
1か月前
株式会社オプトン
制御プログラム生成装置
23日前
株式会社鷺宮製作所
制御装置
24日前
キヤノン電子株式会社
加工装置、及び、制御方法
10日前
三菱電機株式会社
自己位置推定装置
2か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
16日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
23日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
23日前
トヨタ自動車株式会社
移動体、及び制御方法
2か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1か月前
株式会社ダイヘン
負荷時タップ切換器
1か月前
株式会社戸張空調
アクセル・ブレーキ操作装置
1か月前
シンフォニアテクノロジー株式会社
異常検知装置
23日前
オムロン株式会社
安全装置
23日前
株式会社計数技研
移動体、及びプログラム
1か月前
WHILL株式会社
電動モビリティ
2か月前
三菱電機株式会社
電源回路
10日前
個人
ペダル装置、及びペダル装置を具備する自動車
5日前
株式会社ダイフク
飛行体制御システム
12日前
株式会社ダイヘン
搬送車
2か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社ダイヘン
移動体、及び誘導線検出装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る