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公開番号2025101127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217746
出願日2023-12-25
発明の名称電気光学装置および電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02F 1/1345 20060101AFI20250630BHJP(光学)
要約【課題】映像信号の遅延を低減可能な電気光学装置を提供する。
【解決手段】電気光学装置は、複数の映像信号線と、データ線駆動回路を横断する複数の引き込み映像信号線とを備える。引き込み映像信号線は、最も短い第1配線長を有する第1引き込み映像信号線と、最も長い第2配線長を有する第2引き込み映像信号線とを含む。映像信号線は、第1引き込み映像信号線と電気的に接続される第1映像信号線と、第2引き込み映像信号線と電気的に接続される第2映像信号線とを含む。第1接続点から第1映像信号線の一端までの長さは第3配線長である。第1接続点から第1映像信号線の他端までの長さは第4配線長である。第2接続点から第2映像信号線の一端までの長さは第5配線長である。第2接続点から第2映像信号線の他端までの長さは第6配線長である。第5配線長及び第6配線長のうち最も長い配線長は、第3配線長及び第4配線長のうち最も長い配線長より短い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に沿って延在する複数の走査線と、
前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数のデータ線と、
表示領域において、前記複数の走査線と前記複数のデータ線とが交差する各位置に対応して配置される画素と、
前記表示領域から前記第2方向の一端側に離れた位置に配置されるデータ線駆動回路と、
前記表示領域と前記データ線駆動回路との間に配置され、前記第1方向に沿って延在する複数の映像信号線と、
前記第2方向に沿って延在し、前記複数の映像信号線と1対1で電気的に接続される複数の引き込み映像信号線と、
を備え、
平面視において、前記複数の引き込み映像信号線は、前記データ線駆動回路を横断し、
前記複数の引き込み映像信号線は、最も短い第1配線長を有する第1引き込み映像信号線と、最も長い第2配線長を有する第2引き込み映像信号線と、を含み、
前記複数の映像信号線は、第1接続点において前記第1引き込み映像信号線と電気的に接続される第1映像信号線と、第2接続点において前記第2引き込み映像信号線と電気的に接続される第2映像信号線と、を含み、
前記第1接続点から前記第1映像信号線の一端までの長さは、第3配線長であり、
前記第1接続点から前記第1映像信号線の他端までの長さは、第4配線長であり、
前記第2接続点から前記第2映像信号線の一端までの長さは、第5配線長であり、
前記第2接続点から前記第2映像信号線の他端までの長さは、第6配線長であり、
前記第5配線長及び前記第6配線長のうち最も長い配線長は、前記第3配線長及び前記第4配線長のうち最も長い配線長より短い、
電気光学装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第1引き込み映像信号線は、第1拡幅部を有し、
前記第2引き込み映像信号線は、第2拡幅部を有し、
前記第1拡幅部の幅は、前記第2拡幅部の幅と同じであり、
前記第1拡幅部の長さは、前記第2拡幅部の長さより短い、
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項3】
前記第1引き込み映像信号線は、第1拡幅部を有し、
前記第2引き込み映像信号線は、第2拡幅部を有し、
前記第1拡幅部の長さは、前記第2拡幅部の長さと同じであり、
前記第1拡幅部の幅は、前記第2拡幅部の幅より小さい、
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項4】
平面視において、前記第1拡幅部及び前記第2拡幅部は、前記データ線駆動回路と重ならない位置に配置される、請求項2または3に記載の電気光学装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載の電気光学装置を備える電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気光学装置および電子機器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、液晶パネルの高速駆動化を実現する駆動方式の一つとして、相展開駆動方式が知られている。特許文献1には、相展開駆動方式で駆動される液晶パネルが開示されている。なお、相展開駆動方式は、ブロック順次駆動方式と呼ばれる場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-99492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された液晶パネルでは、素子基板上において、映像信号端子群から延びる映像信号線群が、データ線駆動回路を迂回するように配置される。このような配線レイアウトによれば、液晶パネル内における映像信号の伝播経路が長くなることに起因して、映像信号の遅延が発生する。映像信号の遅延は、液晶パネルの高速駆動化を妨げる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様の電気光学装置は、第1方向に沿って延在する複数の走査線と、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数のデータ線と、表示領域において、前記複数の走査線と前記複数のデータ線とが交差する各位置に対応して配置される画素と、前記表示領域から前記第2方向の一端側に離れた位置に配置されるデータ線駆動回路と、前記表示領域と前記データ線駆動回路との間に配置され、前記第1方向に沿って延在する複数の映像信号線と、前記第2方向に沿って延在し、前記複数の映像信号線と1対1で電気的に接続される複数の引き込み映像信号線と、を備え、平面視において、前記複数の引き込み映像信号線は、前記データ線駆動回路を横断し、前記複数の引き込み映像信号線は、最も短い第1配線長を有する第1引き込み映像信号線と、最も長い第2配線長を有する第2引き込み映像信号線と、を含み、前記複数の映像信号線は、第1接続点において前記第1引き込み映像信号線と電気的に接続される第1映像信号線と、第2接続点において前記第2引き込み映像信号線と電気的に接続される第2映像信号線と、を含み、前記第1接続点から前記第1映像信号線の一端までの長さは、第3配線長であり、前記第1接続点から前記第1映像信号線の他端までの長さは、第4配線長であり、前記第2接続点から前記第2映像信号線の一端までの長さは、第5配線長であり、前記第2接続点から前記第2映像信号線の他端までの長さは、第6配線長であり、前記第5配線長及び前記第6配線長のうち最も長い配線長は、前記第3配線長及び前記第4配線長のうち最も長い配線長より短い。
【0006】
本発明の一つの態様の電子機器は、上記態様の電気光学装置を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態における液晶パネルの概略的な構成を示す平面図である。
図1のH-H’線に沿った断面図である。
素子基板の回路構成を示す平面図である。
図3の一部を拡大した図である。
図4から、映像信号線A1及び引き込み映像信号線B1のペアと、映像信号線A12及び引き込み映像信号線B12のペアとを抜粋した図である。
引き込み映像信号線の配線パターンの第1例を示す図である。
引き込み映像信号線の配線パターンの第2例を示す図である。
引き込み映像信号線の配線パターンの第3例を示す図である。
引き込み映像信号線の配線パターンの第4例を示す図である。
比較例の配線レイアウトを示す平面図である。
本実施形態における映像信号の遅延時間と、比較例における映像信号の遅延時間とを模式的に示す図である。
プロジェクターの概略的な構成を示す説明図である。
液晶パネルの第1変形例を示す図である。
液晶パネルの第2変形例を示す図である。
液晶パネルの第3変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。ここで、以下の各図においては、部材、配線及び回路等を認識可能な程度の大きさにするため、これらの尺度を実際とは異ならせている場合がある。また、以下の各図において、必要に応じて、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各図において、軸に沿った各矢印が指す方向を+方向とし、+方向の反対方向を-方向とする。
【0009】
1.電気光学装置
まず、図1及び図2を参照しながら、本実施形態における液晶パネル10の概略的な構成について説明する。液晶パネル10は、電気光学装置の一例である。図1は、液晶パネル10の概略的な構成を示す平面図である。図2は、図1のH-H’線に沿った断面図である。なお、以下の説明おいて、「平面視」とは、+Z方向から液晶パネル10を見ることである。
【0010】
例えば、液晶パネル10は、画素PごとにTFT(Thin Film Transistor)等の画素スイッチング素子を備えるアクティブ駆動型の液晶パネルである。また、液晶パネル10は、相展開駆動方式で駆動される。このような液晶パネル10は、プロジェクター等の電子機器において、光変調装置として好適に用いることができるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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