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公開番号
2025101584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218535
出願日
2023-12-25
発明の名称
床構造及び床構造構築方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
5/43 20060101AFI20250630BHJP(建築物)
要約
【課題】軽量化及びコンクリートの使用量を削減する床構造及び床構造構築方法を提供する。
【解決手段】床構造20は、コンクリート部40と、下面に木質板21とを備える。木質板21の上面には、コンクリートよりも軽い複数のボイド部材22が配置されている。更に、木質板21の上には、ボイド部材22のX方向の両側にリブ部41が形成され、ボイド部材22のX方向の間には、リブ部42が形成されている。更に、木質板21の上には、ボイド部材22のY方向の間にもリブ部が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造であって、
前記木質板の上面には、前記木質板を型枠として用いて前記コンクリート部のリブ部を間に形成するボイド部材を固定可能とするとともに、
前記木質板及び前記コンクリート部には、これらを一体化するビスが、離間した状態で複数、埋設され、
前記ボイド部材は、前記コンクリート部のコンクリートよりも比重が小さい材料で構成されていることを特徴とする床構造。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記木質板の上面には、前記ボイド部材が固定されているとともに、前記ボイド部材の間に前記リブ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の床構造。
【請求項3】
複数の前記ボイド部材は、離間した状態で、前記木質板の全面に設けられ、又は、前記木質板の一部のみに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の床構造。
【請求項4】
複数の前記ボイド部材は、2方向に離間して設けられていることを特徴とする請求項2又に3に記載の床構造。
【請求項5】
鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造を構築する床構造構築方法であって、
前記コンクリート部のコンクリートよりも比重が小さい材料で構成された複数のボイド部材を上面に固定した前記木質板を、前記コンクリート部と一体で形成される離間した1対のコンクリート梁を形成する梁型枠の上端面に渡るように配置し、
前記木質板の上に、前記コンクリート部に埋設する鉄筋を配置し、
その後、前記梁型枠及び前記木質板を型枠として用いてコンクリートを打設することにより、前記コンクリート部及び前記コンクリート梁を形成することを特徴とする床構造構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄筋コンクリートで構成され下面に木質板を配置した床構造及び床構造構築方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
天井を木質で構成することがある。この場合、天井を含む床構造全体を木質材で構成すると、必要な強度を得るためには、床構造を厚くする必要があり、重くなっていた。そこで、天井として見える床構造の下面を木質材で構成するとともに、床構造の上方を、構造体としての鉄筋コンクリートで構成する床構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の床構造は、RC(鉄筋コンクリート)スラブと、RCスラブの下面に沿って設けられるCLTパネルと、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-167555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この特許文献1に記載の技術においては、RCスラブの厚みが一定である。このため、木質材とRCスラブとで構成される床構造であっても、重くなっていた。また、軽量化と合せてCO2排出量削減のため、更なるコンクリートの使用量の削減が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する床構造は、鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造であって、前記木質板の上面には、前記木質板を型枠として用いて前記コンクリート部のリブ部を間に形成するボイド部材を固定可能とするとともに、前記木質板及び前記コンクリート部には、これらを一体化するビスが、離間した状態で複数、埋設され、前記ボイド部材は、前記コンクリート部のコンクリートよりも比重が小さい材料で構成されている。
【0006】
また、上記課題を解決する床構造構築方法は、鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造を構築する床構造構築方法であって、前記コンクリート部のコンクリートよりも比重が小さい材料で構成された複数のボイド部材を上面に固定した前記木質板を、前記コンクリート部と一体で形成される離間した1対のコンクリート梁を形成する梁型枠の上端部に渡るように配置し、前記木質板の上に、前記コンクリート部に埋設する鉄筋を配置し、その後、前記梁型枠及び前記木質板を型枠として用いてコンクリートを打設することにより、前記コンクリート部及び前記コンクリート梁を形成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、軽量化及びコンクリートの使用量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における床構造の構成を説明する説明図である。
図1における2-2線方向断面図である。
図2における3-3線方向断面図である。
実施形態における床構造構築方法の手順を説明する流れ図である。
実施形態の床構造構築方法において木質板の上にボイド部材及びビスを固定した状態を説明する斜視図である。
実施形態における木質板及び梁型枠を配置した後、鉄筋を配置した状態を説明する説明図である。
変更例における床構造の構成を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図6を用いて、床構造及び床構造構築方法を具体化した一実施形態を説明する。ここでは、社員寮の部屋の天井であって、その部屋の直上階の床を構成する床構造について説明する。部屋の天井は、木現しで構成されている。
【0010】
図1は、床構造20の断面図であり、図2は、図1における2-2線方向の断面図であり、図3は、図2における3-3線方向の断面図である。図2は、木質板21の上方のみを示しており、図2におけるドット部分は、後述するビス23及びリブ部鉄筋37が埋設されている領域である。
(【0011】以降は省略されています)
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