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公開番号2025101787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218796
出願日2023-12-26
発明の名称液体吐出装置、成形装置、制御方法、及び物品の製造方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B05C 11/10 20060101AFI20250701BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】
ノズルの吐出口内に詰まった異物を除去可能な液体吐出装置を提供する。
【解決手段】
液体吐出装置において、吐出液を収容する収容部と、前記吐出液を吐出するための複数のノズルを有する吐出部と、前記ノズルの内部の個別流路の前記吐出液を循環させるための循環部と、前記ノズルに備えられた圧電素子に対して異物引き込み波形を印加することにより前記ノズルの吐出口の内部に詰まった異物を引き込んで除去した後、前記循環部により前記ノズルの内部の前記個別流路の前記吐出液を循環して前記異物を前記個別流路から排出させる制御部と、を有する。
【選択図】 図4


特許請求の範囲【請求項1】
吐出液を収容する収容部と、
前記吐出液を吐出するための複数のノズルを有する吐出部と、
前記ノズルの内部の個別流路の前記吐出液を循環させるための循環部と、
前記ノズルに備えられた圧電素子に対して異物引き込み波形を印加することにより前記ノズルの吐出口の内部に詰まった異物を引き込んで除去した後、前記循環部により前記ノズルの内部の前記個別流路の前記吐出液を循環して前記異物を前記個別流路から排出させる制御部と、
を有することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記ノズルに異物が詰まったことを検出するノズル詰まり検知手段を設け、
前記制御部は、前記ノズル詰まり検知手段により異物が詰まったことが検知された前記ノズルに対して前記異物引き込み波形を印加することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記ノズル詰まり検知手段は、前記個別流路内の残振動を前記圧電素子の逆起電力により測定することで、前記ノズルに異物が詰まったことを検出することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記異物引き込み波形は、最大引き波形と前記最大引き波形の前の第1の押し波形を含み、前記第1の押し波形の電圧変化量は前記最大引き波形の電圧変化量以下であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記最大引き波形と前記第1の押し波形の間に第1の待ち波形を有し、前記個別流路の共振周期をTとするときに、前記第1の待ち波形の待ち時間が、T/6以上でT/3以下であることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記異物引き込み波形は、最大引き波形と前記最大引き波形の後の第2の押し波形を有し、前記最大引き波形の電圧変化量は前記第2の押し波形の電圧変化量より大きいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記最大引き波形と前記第2の押し波形の間に第2の待ち波形を有し、前記個別流路の共振周期をTとするときに、前記第2の待ち波形の待ち時間が、T/40以上でT/10以下であることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記ノズル内の前記異物を除去した後で、前記収容部の内部の泡を除去することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記収容部の内部の前記泡を前記吐出液に接する分離膜を介して除去することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記収容部は、前記収容部の内部の泡を除去するための泡抜きバルブを有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置、成形装置、制御方法、及び物品の製造方法等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出する液体吐出装置には、圧電素子を駆動して微細な吐出口から液体を吐出する。微細な吐出口は異物が詰まり吐出不良が発生することがある。
【0003】
特許文献1には、圧電素子を駆動させることにより液体をノズル口の外まで押し出して、ノズル口外側に付着した異物を除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-112851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし特許文献1のように、圧電素子を駆動させることにより液体をノズル口の外まで押し出して、ノズル口外側に付着した異物を除去する方法では、内部から吐出口にはまった異物を除去することは難しい。
【0006】
本発明は、ノズルの吐出口内に詰まった異物を除去可能な液体吐出装置を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1側面の液体吐出装置は、
吐出液を収容する収容部と、
前記吐出液を吐出するための複数のノズルを有する吐出部と、
前記ノズルの内部の個別流路の前記吐出液を循環させるための循環部と、
前記ノズルに備えられた圧電素子に対して異物引き込み波形を印加することにより前記ノズルの吐出口の内部に詰まった異物を引き込んで除去した後、前記循環部により前記ノズルの内部の前記個別流路の前記吐出液を循環して前記異物を前記個別流路から排出させる制御部と、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ノズルの吐出口内に詰まった異物を除去可能な液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態1に係る液体吐出装置の構成例を示す図である。
実施形態1に係るノズルの概略構成例を示す図である。
実施形態1に係る異常ノズル回復のための制御方法を示すフローチャートである。
(A)~(D)は、実施形態1に係る異常ノズル回復時の個別流路の様子を示す図である。
(A)、(B)は、実施形態1に係るノズルの圧電素子18に印加される異物引き込み波形の例を示す図である。
実施形態1に係る、収容部内の第1の泡除去方法の説明をするための図である。
実施形態2に係る、収容部内の第2の泡除去方法の説明をするための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、各図において、同一の部材または要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
(【0011】以降は省略されています)

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